わたしは、
- 都内で5回の引っ越し経験
- 家賃34,000円に住んだ経験
- 30代 男性
- フリーランス
- ひとり暮らし
です。
これまで良い物件ややさしい大家さんに恵まれたり、逆に人を喰ったような嫌な不動産屋にあたったりといろいろありました(笑)
フリーランスなので、けっこう物件選びには苦労してきた。
そのぶん役立つ知識もたまったので、この記事ではわたしの経験から
格安でも住みやすいアパートの探し方
をご紹介します!
まずは格安物件のメリット、デメリットからご紹介。
格安物件のメリット
とにかく家賃が安い
とにもかくにも家賃が安い。
これが最大のメリットなわけですが、家賃が安いことでもたらされる具体的な恩恵をみなさんご存知でしょうか。
これはぼくのケースなんですけど、ぼくは格安物件に引っ越すことでフリーターを卒業できました。
元々フリーターをやりながら音楽をやるバンドマンだったのですが、ホラ、アルバイトって意外と忙しいじゃないですか(笑)
バイト⇔バイトでバンドができないという本末転倒な状況。
これは上京してきた若者が陥りやすい貧困スパイラルだと思います。
ところが格安物件に引っ越すと、今までの家賃の差額分、バイトを減らすことができるわけです。
例えば、今6万円のアパートに住んでいたとして、4万円のアパートに引っ越したとします。
その差額2万円。
時給1000円の仕事に換算すると、約2.5日分の労働を節約できるということになります。
引っ越すだけで、毎月の休みが2日も増えるわけです。
「たった2日!?」と思うことなかれ。
リアルに想像してみて下さい。
1日休みが増えるだけで、「5連勤⇒2休」が「2連勤⇒1休⇒2連勤⇒2休」になるわけです。
これは週末が2回くるようなもの。
そこから生まれる時間的、体力的余裕は計り知れません。
結局、ぼくはバンドマンとして大成することはできませんでしたが、「格安物件に引っ越し⇒バイトを午前中のみ⇒午後から執筆」という生活スタイルを経て、今では文筆業として独立できました。
なにか夢をもっている人には格安物件は強くおすすめしたいです。
もちろん、夢追い人だけでなく、普通のサラリーマンでも「差額分」を貯蓄や投資に回すことで、お金の不安がとても少なくなるはずです。
無駄遣いが減る
格安物件と言うと、一般的に狭い物件が多いです。
狭さはデメリットとして語られがちですが、実はすごくメリットがあると思います。
部屋が狭いと無駄遣いが減るんです。
だってモノを買っても置くところがないんだもん(笑)
あなたの家にも「使わないモノ置き場」がありませんか?
仮に6畳ワンルーム6万円の家に住んでいるとしましょう。
そこに1畳分の「使わないモノ置き場」がある。
ってことはですよ!?
毎月1万円払って、使わないモノのためにスペースを確保してあげてるってことじゃないですか。
なんか急にもったいなくなってきませんか?w
これも仮にですが、使わないものを全部処分して5畳ワンルーム5万円の家に引っ越したら、そこから毎月1万円あまっちゃうわけですよ。
逆に狭い部屋に決めちゃうことで、半強制的に無駄遣いを減らせるというわけです。
もっと言うと、狭い部屋は光熱費も安くなります。
六畳一間は空調の効率も良いし、照明も最低限ですから。
さらにさらに掃除がラクというメリットもありますね。
掃除する面積がそもそも少ないです。
無駄に広い部屋に住むと、空間とエネルギーの無駄=時間とお金の無駄なんですよね。
格安物件はそもそも家賃が安いということと、狭い部屋の隠れメリットによって、収入と支出のバランスを健全化するテコになります。
強制力があって、無意識にお金が貯まるスパイラルに入れるのが最大のメリットですね。
「お金が貯まらない!」と嘆いている人は早く引っ越そうw
とは言え、実はぼくもそんなに狭い部屋に住んでいるわけではないんすよ。
古い物件でも「和室リノベタイプ」だと1人暮らしには十二分に広いです。
- 1Kなので2口コンロが置けて自炊がはかどる
- 六畳だが押し入れと床の間があるので実質八畳
- 後から風呂を付け足したので風呂トイレ別
広いですよね(笑)
なので「狭いメリットって…ストイックすぎる…」とひいている方も大丈夫。
十分、普通に暮らせます。
まぁ、東京だと「家は帰って寝るだけ」という人もたくさんいますよね。
そんな人にとっては家賃は安いだけ、部屋は狭いだけ良いはずですよ。
格安物件のデメリット
壁が薄い
聞こえますね。
隣の部屋の水道が流れる音(笑)
とにかく築30年以上の和風物件は壁が薄いです。
以前は赤ちゃんが隣にいたのでかなり泣き声が聞こえてましたねw(そのおかげで、お隣さんと仲良しになりましたが)
あとは若い人だと「友達みんなでたこパ」とかキッツイと思います。
高い確率で近所迷惑でしょう。
普通に暮らすうえでの生活音は意外と気になりません。
今住んでいる住人のマナーが良いだけかもしれませんがw
駅から遠い
前に住んでいたアパート(家賃34,000円)は最寄り駅から徒歩20分とかなり遠かったです。
ぼくは自転車圏内でのバイトと、家での執筆だったのでまったく問題なかったのですが、電車通勤する人にとっては致命的なデメリットでしょう。
メリットとして「時間とお金に余裕ができる」という話をしましたが、毎日の通勤時間が長くなると、それを吹き飛ばすほどのデメリットになると思います。
駅から徒歩20分ということは往復40分。
週5日通勤すると、3時間20分もタイムロスです!
雨の日、雪の日は大変だし、スマホで時間もつぶせません。(歩きスマホNO!)
駅まで自転車ならどうだ!?と思うのですが、月極駐車場のコストや駐輪場が意外と駅から遠かったりして何かとメンドクサイことも多いと思います。
そんなわけで格安物件をお探しの方も、電車通勤の方は注意して物件を選んだ方が良いです。
「運動のため」とか「音楽・ラジオが好きだから」とか特別な理由がない限り、極力駅近を選んだ方が良いでしょう。
ただその次に住んだアパート(家賃36,000円)は駅から徒歩5分でした。
根気強く探せば、駅近+格安の物件はあると思います。
セキュリティが心配
ウチのベランダは隣の部屋と物理的な仕切りがなく、その気になれば隣の敷地に侵入できます。(1階です)
なのでプライバシーとかセキュリティには一抹の不安がありますね。
特に女性の方はそれだけでも住むのをためらうでしょう。
セキュリティ問題に対応するには、やはり2階住むのが定番の対策です。(2階はベランダが仕切られていることがほとんど)
あとはベランダに死角がない物件を選ぶのも良いです。
空き巣の気持ちになって、どんな部屋なら狙いやすいかを考えてみましょう。
今の家はベランダの前がひらけた畑で見晴らしがよく、わたし自身も家にいる時間が長いし、外出も不規則なので空き巣は狙いにくいと思っています。
前の家はベランダの外が中学校だったので防犯最強でした!(学校のセコムを突破しないとウチに侵入できない)
大家さんとの距離が近い
令和の今でも、なんと家賃が手渡しというアパートがありました。
振り込みに変えてもらいましたが、大家さんの住まいがアパートの隣と言うこともあり、時々顔を合わせますね。
格安物件は建物も古ければ、その慣習も昔懐かしく古い。
これをデメリットと捉える人は今は多いでしょう。
っというか慣れてないでしょうからね。
わたし自身は大家さんとは非常にうまくやらせてもらっています。
この前も実家から送られてきたラ・フランスをおすそ分けしました(笑)
逆に言うと、ベストセラーになったカラテカ矢部太郎さんの「大家さんと僕」のような心温まる交流もあるかもしれません。
これは社会の大原則だと思うのですが、「1人を守りたければお金が必要で、お金がないなら人が必要」です。
もしあなたが今お金に困っているなら、人とのつながりを大事にすべきです。
大家さんが自らアパートの掃除や補修の手配をやってくれるからこそ、そのアパートの家賃は安いんですね。
古い格安物件に住むなら、住人や大家さんと共同体であると認識してマナーを守るのが大切ですね。
取り壊しの可能性がある
前に住んでいた駅から遠いアパートは大変気に入っていたのですが、強制退去になってしまいました。
そう、取り壊しによって!
築50年の木造アパートは耐用年数の限界を迎えていることも少なくありません。
もっとも引っ越しにかかるモロモロの費用は当時の大家さん持ちだったわけですが、まぁダルいですよね。
若い人ならそう何年も住まないでしょうが、「終の棲家」的に考えている方はちょっと注意が必要かなと思います。
家賃が安いけど、住みやすいアパートの探し方(見分け方)
【エリア】東京郊外がおすすめ
まず東京で格安物件を見つけるなら、やはり「郊外」のエリアになります。
物件検索サイトでは「東京都下」と表記されるエリアです。
郊外の中でも、比較的都心に近い町は
- 狛江
- 調布
- 町田
- 立川
- 国分寺
- 清瀬
といったあたりでしょうか。
都心にも格安物件はあるのですが、まぁなかなか住みづらいですね…。
風呂なしだったり、あまりにも狭すぎたり。
極端なミニマリストの方ならともかく、普通に生活するにはなかなかおすすめできません。
23区を出ると、普通に暮らせる格安物件が出てきます。
実際にわたしが住んでいる物件は、
- 1K(二口コンロ)
- 風呂・トイレ別(風呂はシャワールーム)
- フローリング
というごく普通に生活できる物件です。(前のアパートもほぼ同じスペックでした)
逆に八王子よりもっと下って田舎にいけば、そりゃあもっと安い物件はあるのですが、今度は東京の恩恵が受けられません。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは「都心で給料の高い仕事をしつつ、家賃を抑えたい」という希望があると思います。
そうなると、先ほどご紹介したエリアが通勤の許容範囲になってきます。
また田舎になると、そもそも一人暮らしのアパートがない場合があります。
よってリアルに生活のことを考えると、格安物件は「都心から電車で30分程度の街」がベストです。
【部屋探し】繁忙期を避けられればお得
不動産業界の繁忙期である12月〜3月を避けて引っ越しできれば、やっぱりお得ですよね。
繁忙期に売れ残ってしまった物件は、夏になると少し家賃を下げて募集する傾向があります。
また引越し業者もつかまりやすく、繁忙期よりも料金が安くなります。
さらに不動産屋さんも時間に余裕があるせいか、ていねいに接客してくれます。
もし可能なら、夏場の引っ越しを検討してみてはどうでしょうか。
いちど夏場に引っ越すと、更新時期が夏になるので、お得な引っ越しルーティーンにハマれます。
【不動産屋選び】できれば地域密着型がおすすめ
おそらく引っ越しを考えた時にまずはじめるのが、SUUMOやHOME'Sなど大手物件サイトで物件を検索することですよね。
それ自体はOK。
ただ、そこから不動産屋さんに問い合わせる時、サイトの案内に沿ったままその不動産屋さんに問い合わせる必要は別にありません。
実は大手物件サイトに乗っている物件なら、ほとんどの不動産屋さんで仲介できます。
それにネットで探してイッパツで好みの物件が決まることなんてほぼない。
だいたいは不動産屋さんにおすすめされた物件も合わせて、いくつか内見して吟味していくはずです。
良心的な不動産屋さんに当たるかどうかは極めて大事な要素なんですね。
では、どんな不動産屋さんがおすすめかというと、個人的には「地域密着型」のところです。
その理由は、
- 煩わしいネット回線や引越し業者の斡旋、宣伝がない
- 契約手続きがシンプルで明瞭
- 大家さんとのつながりが密
- 大手物件サイトにのっていない物件ももっている
といった傾向があるので。
特に重要だと思うのが「大家さんとのつながり」です。
後述しますが、けっきょくは人と人との関係性が「住みやすさ」を決めます。
また地域密着型の不動産屋さんは広く流通していない独自の物件をもっていて、それがけっこう格安な傾向があります。
特にひとり暮らしで格安物件を探している人は訪ねる価値があると思いますよ。
あと契約もシンプルだと思います。
以前に契約した物件はわりと大きな不動産屋さんに仲介してもらって、メインの契約書以外に「わたしはうるさくしません。近隣に迷惑をかけません」みたいな誓約書など数枚にサインさせられました(笑)
まぁ、別にいいんですけど、気分は良くないですよね。
フリーランスであるわたしを「保証会社なし」で入居させてくれたのも、地域密着型の不動産屋さんだけでした。(保証人はもちろん必要)
そんな不動産屋さんの探し方ですが、これは愚直に検索するか足で探すかのどちらかです。
ホームページに「この地域で50年」とか書いてあるのが、わたしが言う「地域密着型」の可能性が高い。
えてして店舗の外観があんまりキレイじゃないですが、人は見た目じゃない!(笑)
勇気を持って入店して下さい。
まとめると、
- SUUMOやHOME'Sでいくつか物件を絞り込む
- 地域密着型の不動産屋さんを探し、相談に行く
- ネットで見つけた物件も内見できないか聞いてみる
- おすすめしてもらった物件も検討する
そんな感じで部屋探しをスタートするのがおすすめです。
【部屋選び】部屋に自分を合わせない、自分に部屋を合わせる
さていちばん楽しい「部屋選び」ですが、こればっかりは正解がありません。
ただわたしが重要だと思うのが、部屋に自分を合わせるのではなく、自分に部屋を合わせること。
例えば、
- テレワークだから駅から遠くていい
- 風呂はスポーツジムで入るから、ユニットバスでいい
- そもそも部屋にいることが少ないから、日当たりが悪くていい
など、「別にいらないな」という要素をしっかり考えておくことです。
そりゃあ、駅近のほうがいいし、風呂トイレ別がいいし、日当たりは良いほうがいいです。
選べる余裕があったら、選んだ良いでしょう。
でも、何かをしっかり諦めることで、家賃が下がる恩恵を受けられます。
家賃ほど家計に、いや人生に影響を及ぼすものはありません。
1万円家賃が下がれば、年間12万円お得になるんです。
それだけのお金があれば、行きたかった旅行も、やってみたかったスポーツも、将来のための勉強も、かなりの割合で挑戦できるはず。
部屋探しをしていると、ついつい自分の身の丈を超えた「理想の暮らし」を想像してしまいがち。
でもあまりにも妄想が膨らんで、それに自分を合わせてしまうと、最悪、家賃を払うために残業したり、アルバイトするはめになるかも。
家賃のために人生の時間を削るなんて、愚の骨頂です。
ぜひいちど自分の身の丈を考えてみて、それに合わせた部屋を探してみて下さい。
【内見】物件のチェックポイント
続いて、意中の物件に内見となったら、わたしは特に以下の点をチェックしています。
ゴミ捨て場
ゴミ捨て場の使い方で、住人と大家さんがその物件をどのくらい愛しているかがわかるのではないでしょしょうか。
例えば安い第三のビールの缶が大量に捨ててあったら、わたしは「むむっ?」となる。
マイナス1ポイントです。
大酒飲み=マナーがないやつ、と思っているわけではなく、いちどにたくさん缶ビールが捨ててあると「けっこうな頻度でパーティーする人がいるかな?」と思うからです。
あとはゴミ捨て場と同じく、その他の共有部もチェック。
玄関前に非常識なくらいビニール傘や靴を置いていないか?
ちょっとサボテンを置くくらいだったらセーフなんですけどね(笑)
上下左右の部屋の窓を見る
ゴミ屋敷でないか、チェックです!
単純に怖いから(笑)
わたしは在宅ワークなので、特に気になる点です。
近隣の環境
個人的に保育園や小学校が近いとプラス1ポイントです。
ふつうは子どもがたくさんいるとウルサイのでは?と思われますが、そういった地域では「地域の見回り隊」みたいな人がよく見回りしています。
だから治安という意味で安心感が高い。
他にも老人ホームがあったりだとか、牧歌的な雰囲気のあるエリアが住みやすいと感じます。
スーパー、コンビニ、飲食店などは遠くてもあんまり気にならない派。
今はネットスーパーもすごく便利です。
逆に近すぎると、虫が多かったりするんで(笑)
【契約前】不動産屋さんにこれを聞いてみよう
いよいよ物件と契約!…の前に不動産屋さんに質問してみて下さい。
退去時に揉めないためにも知っておきたい部分ですよ。
特約に「退去時のクリーニング代を支払う」とある?
契約書には「特約」といって、その物件独自の契約内容が書かれた項目があります。
できれば、契約書を受け取る前に先手を取って
「この物件、どんな特約がありますか?」
と聞いているのをおすすめします。
特にチェックしておきたいのが「退去時のクリーニング代」です。
退去時のクリーニング代は借り主が負担すること
といった特約がある物件が実に多い。
これは法律的には意見が分かれるところみたいで、本来はこれから住む人のメリットになることは、退去者が支払う義務はないとされているようです。
クリーニング代は次の入居者が支払うべきことであると。
しかし今のところ、退去時に(退去者が)クリーニング代を支払うのが通例となっています。
この通例を悪用して、法外なクリーニング代を請求するのがトラブルの元になっています。
ですから、特約でクリーニング代を支払うのはしょうがないにしても、そのクリーニング代がだいたいいくらになるのか?をしっかり聞いておくと良いです。
特約に金額の明記がないと、あとから法外な料金を請求されても「いや、特約ですけど?」と言われちゃう。
しかし「退去時にクリーニング代として20,000円を支払うこと」と書いてあれば、それを根拠にわたしたちも「20,000円だけ支払います」と言えます。
なので、
- 契約前に先に特約の内容を確認してもらう
- 特約に「借り主が退去時にクリーニング代を支払う」とあれば、その金額を確認してもらう
- 金額が明確なら、その金額を特約に明記してもらうよう交渉する
といったことおすすめします。
ちなみに「そもそもクリーニング代は退去者が支払わなくてもいいだろうがぁ!」と交渉するのは、あんまりおすすめしません。
やっぱりお金の交渉事って消耗しますからね(苦笑)
お互いのトラブル防止のために、決まった金額を支払うことをあらかじめ決めておくだけで、今ところは良いのかなと思います。
業界の慣習が変わってくれるのがいちばん良いんですけどねぇ。
火災保険の切り替えは可能?
火災保険は任意のものに加入することが決まっているように見えますが、自分で好きな保険に加入することが可能です。
しかしこれはあくまで建前上で、大家さんが指定する火災保険以外はダメな場合も多い。
でも、聞いてみましょう。。
大切なのは、この質問をしたときに不動産屋さんが誠実に対応してくれるかどうかです。
「あームリですね(笑)」と二つ返事で一笑されるようなら、わたしならその人を信用しません。
きっと退去時も揉めるでしょう。(これは偏見です)
「大家さんに確認してみますね!」とポーズでも良いので、こちらのために動いてくれればありがたい。
ちなみにひとり暮らしのだったら多くの場合で、切り替えられるなら、切り替えたほうがお得です。
そんなにたくさん家財道具をもっていないひとり暮らしにとって、よくある火災保険の保証はオーバースペックであることが多いみたい。
その意味でも、ぜひ質問してみて下さい。
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大家さんはどんな人?
けっきょく、優良物件というのは大家さんのその物件に対する愛で決まるな、と思うんですね。
物件を大事にしていたら、ゴミ捨て場もキレイにしたいし、隣人トラブルも解決したいし、住人に長く住んでほしいでしょうから。
だから大家さんのことを少しでも聞いてみるのをおすすめします。
個人的にこれまで良い物件だった大家さんは「地主」さんでした。
察するに、地主さんは物件をいっぱいもっていて、お金にも困っていないからガメつくないんです(笑)
逆に小金持ちの投資物件と思しき物件はめんどくさかった。(ごめんなさい偏見です)
大家さんが物件の遠くに住んでいるので、不動産屋さんや管理会社にまかせっきり。
人を使うことは、お金を使うことですから、けっきょくその負担はわたしたち入居者にかかってきます。
そして投資だから、利益を目的としている。
入居者の顔を想像せず、書類で上がってくる数字だけみていれば、そりゃあ、あらゆる手段でもって利益をあげようとするでしょう。
不動産とは、商品であると同時に、わたしたち入居者の基本的人権でもあるはずです。
住所がなければアルバイトすらできないのですから。
ふつう、スーパーやコンビ二で商品を買うなら、メーカーの情報は開示されていますよね?
会社の住所、工場の場所、栄養成分まで、調べれば必要な情報を知ることができます。
わたしたちはいろんなメーカーの中から、情報を吟味して、選ぶ権利を当たり前に持っているんですね。
ところが物件の場合、メーカーにあたる大家さんの情報にアクセスすることはなかなか難しいです。
大家さんの人柄や誠実さから、物件を選ぶ。
そのようなアパート探しはほとんど不可能になっています。
逆にわたしたち入居者の個人情報は、収入から家族構成まで「すべて」といっていいほどつつぬけです。
買う立場であるわたしたち入居者が、一方的に選ばられる立場になっている。
もちろん大家さんにも選ぶ権利はありますが、これは個人的にはアンフェアな状況だと思います。
今のところ、頼みの綱は不動産屋さんだけです。
だからわたしは大家さんについて聞くことにしています。
物件とは「水」といっしょ。
命を守るインフラです。
水でも利益を目的としたミネラルウォーターメーカーと、インフラとしての意識をもった水道局のふたつがあります。
水道は「止まるのが一番遅い」と言われますよね。
ガスや電気は料金を支払えないとすぐ止まりますが、水道は少し待ってくれる。
なぜなら、水がないと人は死んでしまうからです。
その「少し待つ」という態度が、水道局がインフラである証左だと思うんですね。
同じように物件の世界でも、アパートをミネラルウォーター的な商品として売っている人と、水道局のようにインフラの気構えで売っている人がいます。
言わずもがな、わたしならインフラだと自意識をもった人たちと関わりたい。
事実としてインフラだからです。
この記事では、そういった誠実な人たちと付き合うためのヒントになることを書きました。
もちろん、ただの経験談なので「こうすれば完璧!」ではなかったと思いますし、一概にはとても言えないことです。
それでも参考になったら嬉しいです。
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