過去に浸らず
今に溺れず
未来に夢みず
明日を生きる
これはわたしが考えた名言なんですけど、いかがでしょうか?(笑)
自分が生きてきた日々=過去を慈しむのは時に大切です。
でも「あの頃は良かった」と嘆き、今日の日に絶望するなんて、なんだか残念ですよね。
でもだからといって、未来に過剰な夢を抱けば、それは悪い大人たちに足元をすくわれる。
そして未来とは誰にとっても平等に短くなっていくもの。
夢見る未来がない、ということに少しずつなっていくわけです。
じゃあ「今」にフォーカスするのが良いでしょうか。
近ごろきくマインドフルネスなども、やっぱり今に集中するメソッドだと思います。
でも、それはそれで罠があると思うんですね。
「今を生きる」とは「今が良ければそれでいーじゃん」に飲み込まれがち。
ただただ無節操に、「今」を消費する方向へと引っ張られる時があります。
例えば二日酔いとか、ギャンブルとか(笑)
では、どうすればいいんでしょう?
わたしは「明日を生きる」という心構えが大事なのかなと思っています。
明日とは近い未来。
どうなるかわからない遠い未来より、把握しやすい未来です。
明日よりよく生きるために、今日できることをやる。
そういった意識で仕事や食、生活や人間関係を生きると、うまくいく気がします。
明日、楽しく生きるために、仕事を持ち越さない。
明日、元気に生きるために、今日は食べすぎない、飲みすぎない。
明日、仲良く生きるために、今日謝っておく。
そうやって積みかせていった毎日は、振り返ったときにより良い人生になっている気がします。
変えられない「過去」。
不確実な「未来」。
それらにとらわれないこと。
だからといって、人生の前後関係をすべて捨て去って「今」に逃げ込んだりもしない。
だから「明日」を目指して生きていく。
人には希望が必要です。
でも過剰な希望は過ちを招くでしょう。
「明日」という手のひらに届く希望を目指して生きていくことが、じぶんの身の丈にあった幸せを作ってくれる気がします。