今年、わたしが読んでおもしろかった本をランキングでご紹介します!
ホリデーシーズンは各オンラインストアでセールがありますが、本のまとめ買いキャンペーンなんかも多いです。
また年末年始休みで、読む時間も確保しやすい。
気になる本があったら、ぜひ読んでみて下さい。
こうして見ると、やっぱり「ミニマリズム」に関する本が多かったですね。
ではまず、いきなり第1位から!
第1位 『Do It Yourself 自分の人生のつくりかた』
葉山に在住で役者や農家、文筆業など多岐にわたる活動をするマイケル・キダさんの本。
人生を「家づくり」に例えながら語っていく内容です。
その内容自体、めちゃくちゃ斬新!というわけではありません。
しかし「家づくり」で例えるというそのアプローチが素晴らしい。
そのアイディア、そして想定や編集も含めて、とっても読みやすい本に仕上がっているので、多くの人におすすめしやすいです。
「よりよい人生を生きよう」というテーマの本って、必ず前段で「トラウマ」とか「呪い」を語りますよね?
この本にもそういった部分はあるんです。
でも、あまり暗すぎない。
逆に多くのビジネス本のように「成功しようぜ!」という上昇志向100%でもない。
過去に感傷しすぎず、未来に夢を見すぎず…。
なんだかちょうど良い塩梅で、わたしには合っていました。
その意味でも、多く人が手に取りやすい1冊ではないでしょうか?
関連記事:マイケル・キダ著『Do It Yourself 自分の人生のつくりかた』書評。つくる力を高めたい
第2位 『壊れた世界でグッドライフを探して』
これは逆に多く人にすすめるタイプの本じゃない(笑)
でもとても胸に迫るモノがあります。
消費文化、大衆、文明から離れて、地球と人間にやさしく生きようとする人たちを取材したドキュメントになっています。
現実はかんたんじゃなく、失敗や挫折、衝突を繰り返しながら、それでもやさしくあろうとする姿。
口だけで幸せや不幸を語るのではなく、実践の中に身を投じる。
それは誠実さであり、信頼できるものだと思いました。
この本に登場する人たちが抱える矛盾は、例えばSDGsやエシカルを志向すると少なからずぶつかる問題だと思います。
そう考えると、実は多くの人にとって読む価値がある本なのかもしれません。
関連記事:『壊れた世界でグッドライフを探して』を読みました!おすすめしないけど、大好きな本です
第3位 『簡素な生き方』
まさに名著といった感じの本で、名言、至言がいっぱいありました。
これは現代のミニマリストたちにぜひ読んでほしいです。
生活をミニマムするのはわたしも大賛成なんですけど、それはなんのためか?
本書では、それは「善」のためであると言います。
ミニマリストが善に貢献することであって欲しいなぁと思うんですね。
スタイルとしてミニマリストを消費するのではなく、ミニマリストなら心の真ん中に置いておきたい本です。
第4位 『運動脳』
実生活にもっとも影響の合った本はコレ。
日本でもベストセラーになった『スマホ脳』の著者アンデシュ・ハンセンさんが運動と脳の関係について語った内容です。
メッセージはシンプルで「とにかく運動は脳に良いよ!」ということだけ(笑)
今年の春からスポーツジムに通いだしたわたしには、おあつらえ向きでした。
この本に背中を押され今は週3でジムに行くのを習慣化できています。
思うに、現代人はみんな心の隅で「運動しないとなぁ」と思っているのでは(笑)
そんなあなたの背中をググッと押すのが本書ですね!
関連記事:アンデシュ・ハンセン『運動脳』書評。運動なくして、健康なし
第5位 『本当に心地よい部屋』
人気ミニマリストブロガー筆子さんの本です。
言語化しにくい「心地よい部屋」を明確に定義。
そしてそこに向かっていくメソッドをわかりやく作っています。
暮らしや生活にまつわることって、なかなか言葉にして解説するのがむずかしいです。
しかし筆子さんはそれを理論化、体系化することに成功しています。
ミニマリストは好きだけど、いまいち実行できていない人に読んでみて欲しい1冊です。
関連記事:ミニマリスト筆子さん『本当に心地いい部屋』書評。部屋づくりの教科書!