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ブロガーにおすすめの本6選。マネタイズから戦略論、デザインも

ブロガー歴も6年を超えてきたので、ブログに関する本はさんざん読んできました。

タイトルに「ブログ」と入っている本はもちろん、ウェブメディア論やウェブデザイン指南本、SEOやライティングに関する本まで、おそらく30冊ぐらいは読んでいると思います。

 

この記事では、わたしのその経験の中から「これは!」という本を選びました。

数ある中から「ブロガーにおすすめの本」を厳選。

 

一皮むけたいブロガーさんはぜひ、読んでみて下さい。

①ブロガーの戦略思考がわかる『「自分メディア」はこう作る! (文春文庫)』

「自分メディアはこうつくる!」の表紙

10年以上のブロガー歴をもち、今なお人気ブロガーとして君臨している「ちきりん」さん。

ちきりんさんのブログ運営は(一周まわって)非常にユニークで一種独特のもにになっています。

 

この本には「アフィリエイト」とか「アドセンス」などといった言葉はほとんど登場せず、ウェブ広告によるマネタイズ論は一切語られていません。

さらに多くのブロガーにとって当たり前になっているSEO対策やウェブデザインの話などもないんです。

 

では、なにが役立つのかと言うと、まさにちきりんさんが「自分の頭で考えた過程」が晒されていること。

ちきりんさんは、あくまで「日記」として自分が考えたことをシェアしたいという意思・目的がありました。(本書では語られていませんが、読書しか学びがなかった子どもの頃の自分のような子どもたちに、読み応えのある文章を届けたい想いがあるそう)

 

ですから、

  • ネットスラングを使わず、平易な文章で書く
  • アクセス稼ぎのために安易な誹謗中傷をしない
  • コラムを書いたブログ(ちきりんの日記)、モノを売り込むブログ(ちきりんセレクト)を分ける

などの「マイルール」が生まれたそうです。

 

届けたい読者と書きたいことがあり、そのためにブログを最適化する。

実のところ、ブログ運営にとってそれが一番大事だと思います。

 

わたしも6年以上ブログ運営を続けていますが、息の長い老舗ブログは「お金儲け」や「承認欲求」とはまた別に、強い「目的意識」があると感じています。

逆説的に「目的意識」がブログで稼ぎ続けるために必要とも言えますね。

 

ちきりんさんの場合は、その目的と戦略が時代とピタッと重なったことで人気ブロガーとしてブレイクしました。

なので、この本には現在では通用しないことも書いてあります。

 

と同時に、応用の効く「思考の痕」が垣間見れるので、長くブログを運営していきたいのなら非常に有意義な内容です。

ひとつの方法論でつっきるのも成功の秘訣ですが、早い段階でブログの多様性を知っておくのもまた有意義だと思うんですよね。

 

それこそ色んな情報があるなかで「自分の頭で考える」ことが重要です。

その意味では、思考のトレーニングだと思って読むのも良いかもしれません。

②ブログについてのエッセイ『ブログを10年続けて、ぼくが考えたこと』

「ブログを10年続けて、ぼくが考えたこと」の表紙

こちらは2015年に個人ブロガーの倉下忠憲さんがKindle個人出版(KDP)で出された本です。

ですからKindleのみで読むことができます。

 

2015年時点で10年のブログ歴をもち、ブログの世界を長く眺めてきた人の率直な意見はすごく貴重です。

ブログでマネタイズすることが簡単な環境になり「プロブロガー」も生まれ、昨今では珍しくない存在になってきました。

 

しかしブログを商売にするなら、否応なくそのブログは市場に寄り添ったモノになります。

それはそれでもちろん否定しないのですが、個人が市場から離れた場所で書く「情報」や「想い」は、やっぱり価値があります。

今となっては忘れがちなその個人ブログの価値やおもしろさを改めて伝えてくれるのがこの本です。

そしてそれこそがブログの醍醐味であり、多くの人がブログにハマる理由になると思います。

 

わたしもブログ歴が長くなり「ブログで稼ぎたい」と相談されることが多くなりました。

しかしほとんどの人が挫折します。

それはお金だけを目的として、個人ブログの醍醐味やおもしろさを知らないまま終わってしまうからだと感じています。

逆に根本的なブログのおもしろさを知ってしまった人は、あれよあれよと稼ぎ始めちゃったりして。

 

その意味では、この本に書かれていることはブログで稼ぎたい人もいちどは触れておきたい価値観だと思います。

③表現する楽しさを思い出そう『野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアをつくる』

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ZINE(ジン)とは個人が発行する雑誌のようなもの。

主にデジタルメディアではなく、紙媒体を利用したものを指します。

 

もはやブログではないですね(笑)

ですが、わたしはこの本を読んで「そこはかとないブログ魂」を感じました。

ブログの楽しさとZINEの楽しさは、すごく共通点が多い気がします。

 

そしてZINEには余計なマネタイズ論や発信術みたいなものが存在しないゆえに、その純粋性はブログより高い。

より個人が自由に自分をぶつけた作品(コンテンツ)が多いのではないでしょうか。

 

でも、それこそブロガーが忘れてはいけない部分です。

この本に書かれているような気持で、自分もブログに向き合うことができたら、どんなにブログライフをエンジョイできるでしょう。

 

繰り返しですが、ブログマネタイズはぜんぜん否定しません。

ですが、ブログの本当のおもしろさは個人メディアであることにあります。

それをぜひ知って欲しい。

 

忘れ去られそうな個人ブログの楽しさを、レガシーなZINEという媒体を訪ねることで、再確認する。

個人的にはとてもやる気を貰える一冊です。

関連記事:発信より表現からはじめたい。『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』書評

 

④カスタマイズで損しないために『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』

『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』の表紙

ブログを運営しているとつまづくのが、そのデザイン。

「文章を書くのが好きでブログをはじめたけれど、プログラミングとかウェブデザインはさっぱり」というブロガーは多いでしょう。

 

もちろん、今はワードプレスには便利でかっこいい有料テーマがそろっていますし、はてなブログをはじめ、様々なブログサービスではプログラミングを知らなくても、それなりに自由にデザインをカスタマイズすることができます。

 

でも、それらの非プログラマーむけカスタマイズを施しても、きっと微妙なところで満足でいない部分があるのではないでしょうか。

そんなとき、素人なりにCSSを知っておけば、サクッとカスタマイズして自分だけのオリジナルブログを作ることができます。

 

わたしが頼りにしているのは、この『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』です。

ウェブサイトの骨組みであるHTMLと、デザインを指定するCSSを初心者向けに解説してくれています。

 

わたしは、まずこの本を読んでその仕組みを勉強しました。

Chromeブラウザには、自分のブログ上で右クリック→「検証」すると、その部分のCSSを表示してくれる機能があります。

CSSが読めるようになると、それを元にカスタマイズすることができますよ。

 

ちなみにブロガーが自分のブログデザインをカスタマイズするくらいだったら、CSSを全部覚えたり、完全に書けるようになる必要はありません。

最低限読めて、知らない要素はGoogle検索すればわかることが多いからです。

だからHTMLとCSSの仕組みだけでも覚えておく、とグッとブログカスタマイズが楽になります。

 

自分でやったら簡単なのに、知識がないばっかりに外注に出して、不当な料金を支払うハメになった…なんて経験をした人も多いかもしれません。

HTMLとCSSは基礎中の基礎ゆえに廃れにくい知識です。

これからブロガーを長く続けていきたいのなら、知っておいて損はないと思います。

⑤SEO、サイト構造、ユーザビリティ…ワンランク上のウェブサイトを目指すなら「Google Adseonceマネタイズの教科書」

「Googleアドセンスマネタイズの教科書」の表紙

ブログとサイトの違いって何かご存知でしょうか?

ブログは更新を前提としたウェブメディアだとすれば、サイトはある特定の領域の情報をまとめた完結型のウェブメディアです。

 

ブログがエッセイや日記だとすれば、サイトはムック本や説明書、あるいはゲームの攻略本を作る感覚に似ています。

ブロガーもこのサイトという概念を知っておいては損はありません。

 

またブログをレベルアップさせたい時、「SEO」とか「サイト構造」「ユーザービリティ」を考える必要性が出てきます。

とても難しい部分ですが、素人でもそれらの部分を向上させる知恵がこの本にはつまっています。

 

ですから、内容は中級者向けになっています。

ブログ運営の壁にぶち当たっている時に読むのがおすすめです。

⑥ユーザー投稿サイトの歴史が網羅されている『ソーシャルメディア四半世紀』

「ソーシャルメディア四半世紀」の表紙

ユーザーが自由にコンテンツを投稿できる、いわゆる「UGCサイト」の歴史をまとめた本です。

日本のUGCがメインになっており、古くはネット以前のロッキンオンまで振り返り、クックパッドや価格ドットコムなども登場。

最終的には今日のSNSまで。

関係者の貴重なインタビューを交えて考察されています。

 

ブログサービスだとアメブロやはてなブログ(はてなダイヤリー、はてなブックマーク)も登場しますね。

多くのブロガーは、そういったUGCサービスを利用してコンテンツを発表しています。

ですから、その歴史を学び、さらに未来の行く末を考えることは有意義だと思うんですね。

 

またある程度ブログで成功した人は、さらに大きなウェブサービスの分野も興味が出てくると思います。

この本はある意味、ウェブサービスのカタログといってもよく、閉鎖したサービスも紹介されているのが貴重です。

閉鎖したサービスと今日まで続くサービスとの違いを自分なりに考察するなど、これから起業家も目指す人にもおすすめかもしれません。

ブログの設定やマネタイズに関することは、むしろネットで調べるのが便利

ここまで読んで下さって「ブログの教科書!」みたいなブログそのものを直接のテーマにした本が少ないことに疑問を感じた人も多いかもしれません。

そういったブログ指南書は数多く出版されています。

 

ですが、今回この記事を書くにあたって、わたしが所有しているものを何冊か読み返してみると、やっぱり内容が古くなっている。

中古ドメインを購入すると良いとか、とにかく記事数を増やすのが大事といったノウハウは、昨今はそれほど有効性が高くありません。

 

書籍ですから、時代に合わせて中身を改変するわけにもいかない。

でもブログサービスの規約やシステム、ASPの状況は日々刻々と変化しています。

ですから、特に「ブログの作り方」といった情報はネットで検索する方が間違いない最新情報に出会えます。

 

また昨今のブログ業界は、サービスを提供する側の公式情報が充実しています。

レンタルサーバーやブログサービスが公式メディアをつくり、ブログの立ち上げ方やマネタイズ手法などを紹介しています。

ヘタに書籍で古い情報を得るよりも、それらを頼った方が良いでしょう。

 

例えばASPもしもアフィリエイトでは、人気ブロガーのサンツォさんとマクリンさんのノウハウが無料で掲載されています。

マネタイズやSEOについて知りたい人は、まずこちらを読むのがおすすめです。 

無料会員登録すれば、誰でも読めますよ。 

 

どうせASPには登録するので、この機会に読んでみて下さい。 

 

そんなわけで、この記事では細かいテクニックのブログ本よりも、ブログ戦略、ブログ哲学、デザイン、歴史といった大きな視点が得られる本を紹介してみました。

本当にブログが好きな人なら、どれも楽しめる本だと思うので、ぜひ読んでみて下さい。

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