いちおう「プロブロガー」生活も5年目に突入したわたしです。
定期的に「ブログで稼ぎたいんですけど…」という相談を受けます。
が、一通りのアドバイスをしたあとでも、やっぱり稼げる人と稼げない人に分かれるんですよね。
この記事では稼げない人がなぜ稼げないのか?
その理由をご紹介します。
書いていない
頭でっかちのパターン!
戦略、戦略、戦略…そんなことばっかり調べて、いっこうに執筆作業にうつらない人。
当たり前なんですけど、市場に自分の作品を問わなければ価値を得ることはできません。
そんなもん、「売れねぇ、売れねぇ」と嘆きながら、配信もオーディションも受けないバンドマンみたいなもんですよ(この例え伝わる?!)
売れる、売れないの前にまず「売ってない」だもん。
これは更新量の話ではありません。
よく「毎日更新しろ!」とか「いや、毎日は意味ない!」とか論争がありますけど、「更新」それ自体にはそんなに意味はありません。
それよりも、まいにち「執筆」するのが大事かなと思います。
1万字の記事を月に2本更新するのも、1,000字の記事をまいにち更新するのも別にどっちでも良い。
ただ「書くこと」をやめてしまってはいけないと思います。
短い記事を後からまとめて長い記事するのは、比較的に容易です。
後からいくらでも編集できるのがブログの強みでもあります。
その意味では、初心者の人は毎日更新したほうが実りが多いでしょう。
読んでいない
読むのも好きな人が飛躍していっているパターンが多い。
優れたミュージシャンを想像してみると、彼らは別に手先が器用だから、音楽的に優れているわけではないんですね。(まぁ、それもあるけれど)
なによりも耳が良い。
だから自分の音楽を客観的に批評できる。
優れた料理人も、やはり手先が器用なだけではない。
彼らは舌が良い。
ブロガーも同じでしょう。
良い文章(ブログ)を定期的に摂取することでブログのコツがわかってきます。
今回は稼げるか否かという話なので、できれば「稼げているブログ」を読むのが良いでしょうね。
ですが、さいきんは「稼げているおもしろいブログ」はめっきり少なくなりました…。
いや、もちろんたくさんあるんでしょうけど、色んな意味で有名なブログは少なくなりましたね。
それはブログの世界がちょっと上品になったわけで、良いことでもあります。
わたしのおすすめブログを紹介しているので、良かったらここからお気に入りのブログを見つけてみてください。
関連記事:おもしろい個人ブログ19選。個人ならではの専門性、または日常の生活日記
ここまでの「書いていない」と「読んでいない」をまとめると、要は「みようみまねで書いてみよう!」ということです。
ブログ執筆はいかにも文系の作業なので、座学的に取り組んでしまいがち。
けれど文章というのは見て・真似て、というのが上手になるコツなんですよね。
その意味では、座学よりもスポーツに近い。
学校で言えば授業よりも部活に近いです。
千本ノックじゃあないですが、頭で考えるだけじゃなく、とにかく体を動かしてみる。
ブログは特に執筆にお金がかかりませんしね。
そしてインターネットとは、直に市場(お客さん)にアクセスできるのが最大の特徴と言っても過言ではありません。
この状況を加味した時、みようみまねで書いて、とにかく作品を発表→市場からフィードバックを得る、といったルーティーンの強度と頻度をあげていったほうが、ヘタに戦略を練るよりも良かったりします。
経験上、どんな「効率」より、ほとんどの場合「継続」が勝ちます。
ただ、闇雲に書いても、それはたしかに成果には繋がっていかないんですね。
「暖簾に腕押し」を回避するために必要なのが、以下に続く話になります。
見ていない
これはふたつの意味で。
稼げない人は見ていないのは「ユーザー」と「アクセス解析」です。
SEOからアクセスを増やしたいなら、検索ユーザーを見ることが大切。
見ると言っても、実際に検索する人は目の前にはいません。
だからまずは想像してみることです。
検索はすべからく人の悩み。
じぶんがこれまで得てきた「体験」や「知識」で、これから続く人たちの助けになれないか?
そう考えます。
そう考えた時、おぼろげながら検索ユーザーの顔が浮かんでくるはずです。
さらにもうひとつ想像力以外に武器になるのがアクセス解析ですね。
記事を更新しつづけると、恒常的にアクセスのある記事がひとつやふたつは出てきます。
それこそがブロガーの宝物であり、どんな教材よりも学びがあると、わたしは思っています。
その記事はだれかの役に立つから、アクセスがあるに違いありません。
それは同時に過去の自分の(ブロガーとしての)ちいさな成功体験です。
だったらその成功を、自分で自分をパクっていこう。
関連する記事は書けけないか?その記事に広告は差し込めないか?
その成功を足がかりに、さらに積み重ねてく。
よくレッドオーシャンだとかブルーオーシャンなんて話を聞きます。
「半ば偶然にも市場に評価されたコンテンツ」はあなたのブルーオーシャンである可能性が極めて高いんですね。
だからぜひアクセス解析は定期的にチェックすべきです。
ユーザーを想像して記事を書く→アクセス解析チェックする→ヒット記事があれば、それを読んでいるユーザーをさらに想像する→新しい記事を書く、広告を入れる→アクセス解析する…
その繰り返しで、少しづつ収益は上がってきます。
っというわけで、「ブログで稼げない理由」は、
- 書いていない
- 読んでいない
- 見ていない
の3つでした。
なんとも抽象的ですね(笑)
しかし実は稼げてない人の最大の特徴は「考えていない」なんです。
最初に頭でっかちの人のパターンを紹介しましたが、あまりにもピンポイントな情報ばかり収集して、パニックになる人も多いんですね。
けっきょく、いろんな情報を自分なりに解釈して、知識とし、実践するのは、その過程で「考えること」は必要不可欠。
そう思った時、実は抽象的な言い方のほうが、かえってその人の身になるような気がします。
抽象的だと、考えざるを得ないので。
以上、参考になったらうれしいです!