2020年8月に刊行された本ですが、2022年の今になって人気が高まっているようです!
いろんな本屋さんに平積みされていました。
わたしはもっぱら考えすぎるタイプ(笑)
ちょうど「考えすぎで失敗したなぁ」と思うできごとがあったので、買って読んでみました!
たぶんテレビ番組「ホンマでっかTV」とか好きな人は好きな本じゃないかなぁ。
明日、人に言いたくなる
本書は45の短いコラムから構成されていて、「考えすぎても、意味がない」というひとつのメッセージを補強しています。
例えば、
- 不安やネガティブな感情は、考え事をするほど強くなる
- 情報が多いほど、時間をかけるほど、人は合理的に判断できなくなる
- 忘れっぽい人、ものごとをざっくり記憶する人のほうが思考力が高い
などなど。
一遍が5ページほどなので、すごく読みやすい。
読みにくい数字やデータは端折って、結果だけぽんぽん教えてくれるので、ほんとにテレビを見ているかのようですね。
そしてどれもこれも、ドヤ顔で友達に言いたくなる内容ばかりです(笑)
知識をつけるには考えたほうがいい
しかし、そのまま話すだけではちょっと浅知恵っぽくて高感度が下がるかもしれません(笑)
本書では「考えないこと」がおすすめされているわけですけど、知識や知恵を身につけるためには、本に書いてある内容をじぶんで揉んで、濾して、作り上げていく必要がある。
つまり、考える必要があるでしょう。
おすすめは続けて同じジャンルの本を読むことです。
今、売れている本だと『スマホ脳』や『ストレス脳』がおすすめ。(たぶん、いっしょに平積みされてる)
関連記事:アンデシュ・ハンセン『ストレス脳』書評。不安とストレスについてわかりやすく語る
癒やし効果
ただ知識をつけるうんぬんとか意識高い話じゃなく、シンプルに読むことで心が軽くなる本でもあったと思います。
現代人って基本的に考えすぎていると思うんですね。
とにかく情報が多いので、ある意味では強制的に「考えさせられている」状態です。
それってなかなか自覚できないし、自覚できないから知らずしらず疲れてしまう。
その慢性的な疲労状態を「考えすぎ」というキーワードで表現することでわたしたちに教えてくれているのが本書かもしれません。
だから「なんとなく疲れる…」「さいきん頭がいっぱい…」なんて感覚がある人は、本書をもって、スマホから離れて、読書するのも良さそう。
そして書いてある内容をひとつぐらい実践してみる。
実際、わたしはそれでずいぶんと助けられた気がします。
過去を礼賛することや、未来に不安を抱くことも、まぁ、あんまり意味がない。
それをかんたんな言葉で教えてくれた本でした。
この本はたぶん「ビジネス本」のカテゴリーにあると思います。
ビジネス本って「経済的成功」を達成するための本ですよね?
もちろん、本書もそのように読むことは可能ですが、もうちょっと普遍的な「人間の本」として読むことも可能かと思います。
幅広いテーマと読みやすさが両立しているので、多くの人におすすめです!
もっと読む、強くなる
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