フリーランスになって丸5年が経過しています。
わたしはおそらくめちゃくちゃ怠惰な方で、ぜんぜん仕事しません。
それでもなんとか食べて行けています。
フリーランスって「自由でいいですね」とか「早起きしなくて良いですね」とかよく言われますけど、実は働きすぎの人のほうが多いんです。
報酬を頂いたり、経費を使ったりとお金の出入りがリアルなので、どうしても焦ってしまうんですよね。
でも逆に「目先の金」にとらわれて仕事していると「ジリ貧」じゃないですけど、先細りしていくパターンもある。
そこでこの記事では、わたしなりにダラダラ働いて、そこそこ食べていくコツを紹介します!
あんがい意識高いフリーランサーにも役立つのでは。
①ストック収入をつくる
不動産とか金融投資の話じゃないですよ。
クリエイター業としてストック収入です。
この場合のストック収入とは、
- クライアントがいない
- それなりに安定した定期収入
のこと。
ストック収入の逆はフロー収入で、これは一回こっきり、通常のクライアントワークのことです。
フローよりストックの割合を増やしていくと、働きすぎを軽減できる。
例えばライターとか文筆業の場合、自分のブログを書いてそこから収益を発生させることがストック収入と言えるでしょう。
フォトグラファーだったら、ストックフォトというサービスがあります。
ストックフォトに自分が撮影した写真を登録すると、その写真がダウンロードされるごとに収入が発生。
イラストレーターの場合でも似たようなサービスがありますね。
上手くいくといちばんリターンが大きいのはやはり自分でウェブサイト(ウェブサービス)をつくることでしょうか。
イラストレーターなら、自分のイラストをフリー素材としてウェブサイトで配信するなどです。
有名な「いらすとやさん」が、少し前に毎日更新を停止したことで話題になりましたよね。
その時に知ってビックリしたんですが、アレ、おひとりで運営されていたんですね!
ということはフリーランスのストック収入の典型的な例だと思います。
あそこまで規模が多くなると、もう「食うには困らない」レベルでしょう。
勝手な予想ですが、もし「いらすとやさん」を売却(サイトM&A)したら、2億ぐらいいくんじゃないかなぁ…。(ホントに勝手な予想です)
他社に干渉されない「自分の作品」をつくるのは、そんな夢も描ける働き方。
ちょっと「いらすとやさん」の例は夢が大きすぎですが(笑)
なんせクライアントがいないので、自分が満足するところまで軌道に乗ったらあとは定期的なメンテナンスや新作品の投稿で収入が維持しやすくなります。
月1万円が安定してくると、ちょっと贅沢できてうれしくなります。
月3万円になると、ひとつ仕事を断れるようになりますね。
月10万円になると、かなり無敵感ありますよ(笑)
まずはやっぱりブログから「自分の場所づくり」を始めてみるのが、いちばんとっつきやすいと思います。
ブログサービスを使って始めても、自前のウェブサイトやその他の場所に引っ越すことが比較的かんたんなので。
関連記事:WEBライターもいちどは自分でブログを作ることをおすすめする3つの理由
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②ヒット作をつくる
「それができたら苦労しない」と言われそうですが、そこまで超大ヒットでなくても良いんですよ。
わたしの場合、1記事で10万PVまでいった記事があり、そこからグッと楽になりました。
要は「名刺代わり」になる作品ですね。
「あ〜、あれ作ったあの人か」というものがひとつでもあれば、グッと知名度も上がりますし、仕事も取りやすくなります。(単価も上げやすい)
じゃあ、どうやったらヒット作が作れるのか?というと、これは「労力がハンパじゃないもの」がひとつヒントになると思います。
特にネットの世界では「そこまでやるか!?」という手間のかかったものがヒットしやすい。
ひとつひとつはシンプルでも良いんです。
例えば「本を読む」とか、「歌の練習をやる」とか…。
でも、それが「読書家人生10年、3,000冊読んだ中から珠玉の10冊を紹介する」とか「歌の練習を5年間、毎日続けてきた気づいた絶対に上手くなるコツ」みたいな感じだったら、グッとヒットしそう見えませんか?
特にSNSを主戦場とする場合、毎日コツコツ投稿するより、とりあえずバズっちゃったほうが仕事に効いていくると思います。(なぜならSNSはそもそもコンテンツがフローなので)
で、バズった後にサッと立ち去ってその実績をもとに他で仕事をとってくるのがストレスなくて良い(笑)
日々の仕事をこなしながら、ヒット作用のモノづくりを虎視眈々と続けておくのも、戦略のひとつです。
③生活レベルを下げる
まず多く人にとってできるのがコレだと思います。
家賃を1万円下げれば、1万円分の仕事をしなくて良い。
1万円稼ぐのにどのぐらいの時間がかるでしょうか?
人によって様々でしょうが、その浮いた時間をストック収入やヒット作の制作時間に切り替えていきます。
実際のところ、家賃を少し下げたところで生活レベルはそんなに下がりません。
いきなりめちゃくちゃ暮らしにくくなる、なんてことはほとんどないと思います。
わたしは独立当初、家賃34,000円のアパートに住んでいまいた!(東京です)
キレイじゃなかったですけど、風呂・トイレ別でふつうに住めたし、なんなら今までもいちばん良い暮らしをできていたような気もする。
そんな神物件に出会えれば、フリーランサーの大きな支えになるでしょう。
今はリモートワークもすすみ、わざわざ家賃の高い場所に住むメリットは少なくなっています。
クリエイティブ系のフリーランスなんて特にそうですよね。
多少、引っ越し代金がかかっても、家賃の差額であんがいすぐ取り戻せるし、なにより嫌な仕事を断って時間が作れる効果は大きい。
特にひとり暮らしなら、家賃を下げることはぜひ検討すべきですね。
④スキルアップする
スキルが上がれば単価が上がり、仕事を選べるようになり、働きすぎを是正できる。
ただスキルを上げるのが先か、仕事を選ぶのが先か、これはニワトリと卵みたいな話です。
スキルを上げるにはお金と時間の投資が必要で、そのためには仕事をしなければいけない。
そこを打開するコロンブスの卵は、やっぱり「家賃を下げる」こと。
けっきょく、それがいちばん誰にとっても再現性があると思います。
【まとめ】時間をつくり、クラアントワーク以外に使う
- ストック収入をつくる
- ヒット作をつくる
- 生活レベルを下げる
- スキルアップ
の中で、まずはやっぱり「生活レベルを下げる」からはじめるのが吉。
家賃を下げ、その分の仕事を減らし、できた時間を「ストック収入」「ヒット作」「スキルアップ」に割り振っていきます。
どこにどう使うかは性格によりそうですね。
わたしはもっぱらストック収入派。
人にいろいろ言われたくないので(笑)
ためしに物件を眺めてみてください。
例えばDOOR賃貸というサイトは、家賃の上限を3万円から設定でき、格安賃貸を探すのに役立ちます。(引っ越し祝い金ももらえます)
実際見てみると、ぜんぜん住めそうですよね
関連記事:【東京】家賃が安い賃貸アパートの探し方。格安物件のメリット、デメリットも紹介