2017年の1月1日にフリーランスになって、今年で7年目になりました。
はじめた当初はもちろん「長く続けよう」と思ってはじめたわけですけど、振り返るとまぁまぁの期間になったので、このへんでフリーランス生活を振り返ってみたいと思います。
わたしが思う「フリーランスが生き残るコツ」を書いてみます。
ひとりの強者より、100人の弱者を倒す
もうちょっと上品な言い方なかったのか!
と、思いますけど、わかりやすさ重視であえて(笑)
実は強い人と一生懸命戦って勝っても、意外とそんなに旨味がなかったりするんですよね。
それよりも大事なのは、ダラダラと仕事しているサボりがちな人たちを一網打尽にすること。(言い方よ)
あくまでイメージですけど、例えば「飲食店をやろう」という時、都会の一等地で戦おうとせず、ちょっと廃れた郊外に出店してみる。
「廃れた郊外」でお店を出している人たちは高齢だったり、昔の賑わいが忘れられなかったりで、モチベーションが低い。
そこで、空気を読まずに都会でも通用するぐらいのクオリティで店をやるわけです。
すると、その場所では圧倒的に勝つことができ、その後数年にわたって安定して経営が続けられます。
そりゃあ、都会でナンバーワンをとればすごいですよ。
でも都会の市場を席巻しているのは、得てしてフリーランス(個人)よりも強い企業(法人)なんですね。
だから勝つことは不可能ではないかもしれませんが、おそらくすごい消耗戦になる。
なので、まず勝てそうなことで勝負します。
コツは「弱い一人に勝つ」ことじゃなく「弱い100人を一網打尽にする」ことです(言い方よ)
もしそこに「弱い一人」しかいないなら、そもそもそこには市場がないことを意味します。
なので勝っても意味がない。
ここは「ブルーオーシャン戦略」の誤解されがちなところだと思います。
ブルーすぎて餌がないっていう(笑)
「それなりに市場はあるけど、みんなサボっている」
それがちょうどよいブルーオーシャンだと思われます。
特にフリーランスの場合、インターネットやスマホを舞台に商売を営むことが多いでしょう。
いろんな市場に自由にアクセスできるのが、インターネットの良いところ。
逆にいうと市場の見極めがすごく大事です。
なんだか性格の悪い言い方になってしまいましたけど(笑)、このイメージは持っておいたほうが良いと思います。
正しい生活習慣をもつ
お金を稼ぐには、正しくお金を使うしかありません。
そして正しくお金を使うには、良い生活習慣を持てるかどうかにかかっています。
具体的にはタバコ、酒、ギャンブルをやめること。
それら3つはわたしだけでなく、フリーランス仲間の90%に共通しています。
少なくとも、3つすべてをやる人はいません。
けっきょく、他人がタバコ、酒、ギャンブルに使っている時間で仕事する。
タバコ、酒、ギャンブルに使っているお金で自己投資する。
それがフリーランスとしての自分を強くします。
これらは一時の癒やしになることは否定しません。
しかし同時に依存性があることも強く認識しておくべきです。
物理的に距離をとるように心がけ、必要十分な量だけを摂取できれば理想的。
が、たいてい「ほどよく」なんて上手くいかないので、かんぜんに断ち切ったほうがラクだということも付け加えておきます。
あと生活習慣のため「やめること」につけくわえたいのは、スマホでしょう。
とりわけSNSとソーシャルゲームです。
「SNSってフリーランスの必需品でしょう?」と思ったかもしれません。
しかしSNSの「見る側」に立った時、SNSは無限のワイドショー製造機と化している事実に直面します。
有名人、業界人、知人、友人問わず、誰かしらのスキャンダルと噂話にあふれるタイムライン。
それがいかにも「重要なニュース」のような顔をしているからタチが悪い。
コンビニで写真週刊誌を何時間も立ち読みする人はいないでしょう?
ところがSNSとなると、週刊誌と同じスキャンダルを何時間もソファに寝転びなから読んでしまう。
これは人生の損失以外の、なにものでもありません。
ソーシャルゲームも同様。
ソーシャルゲームの多くは属人性(テクニック)を必要としないので、eスポーツなどにも繋がりにくい。
SNSとソーシャルゲームは、ある意味でタバコや酒、ギャンブルよりもむずかしい存在です。
なぜならスマホは常に手元にあり、連絡手段でもあるので。
非常に管理がむずかしいスマホは、より注意深くその利用頻度を見守る必要があります。
スマホはライフハック(生活習慣)をつくるための有用なツールに思われていますよね。
しかしその実、スマホはハックするのがむずかしく、気づいたらハックされてしまう方が多い。
相手はわたしたちのビッグデータをもつ巨大IT企業なのですから、最終的には絶対に勝てません。
スマホを上手に使おうと細かなテクニックをやりくりしても、スマホを手にしている限り、最終的には使いすぎの状態になってしまうということです。
「ミイラ取りがミイラ」「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」…昔の人はよく言ったものですね。
っというわけで、タバコ、酒、ギャンブル、SNS、ソーシャルゲームはしっかりと断ち切っておくのが大事です。
SNSなんかはどうしても仕事として使わないといけないことがあるでしょう。
それでもなお、依存性があることをしって使うべきです。
またじぶん自身もヘルシーな投稿を心がけるのは、大事なことだと思います。
読書をする
で、その依存性のあるものたちを断ち切ってなにをすべきなのか?
まずひとつおすすめなのがやっぱり読書です。
長いフリーランス生活で「フリーランスに挑戦したけど挫折した人」も多く見てきました。
その人たちに共通するのが自学できないこと。
最近は動画が充実しているにせよ、自学の本丸はいつだって読書です。
動画は時間が拘束されるので、ある程度の量を勉強しようとすると効率が悪くなります。
やはり活字を読んで、そこから学ぶ姿勢がなければフリーランスはむずかしいのではないでしょうか。
わたしのおすすめはスマホを家において、ファミレスやカフェで読書をしてみること。
すると1日の中でしっかりスマホを断ち切る時間ができ、かつスマホに邪魔されず集中して読書をすることができ、一石二鳥です。
運動をする
これは歳を重ねるごとに実感します(笑)
人間ってやっぱり体力!
人の基本的な構造や機能は約1万年前から変わっていないそう。
1万年前はもちろん、こんなに長く座ってデスクワークなんかしてません。
人間は歩いて、走って、それで健康なんですね。
だから現代のフリーランスは、基本的に体調が悪いと思ってよいのではないでしょうか。
つまり運動はわたしたちの必須科目。
特に長くフリーランスを続けていこうと思ったら、欠かせないと思います。
それでなくても健康診断なんかも任意のフリーランスです。
健康には得に気をつけたいもの。
おすすめはやっぱり思い切ってジムに通っちゃうことでしょうか。
わたしも通い始めて間もないんですけど、環境さえあれば人ってやるもんだなと実感します。
なんならジムの会費ために、すこし安い賃貸に引っ越しても良いくらい(笑)
ジムにお風呂もついてますし、タオル使い放題のプランとかあるし、かえって効率の良いフリーランス生活ができるような気もします。
ちょっと話がそれましたが「ファミレス読書」や「ジム」など、それ専用の環境を作ってあげることは良い生活習慣を大きく後押ししてくれるので、ぜひ検討すべきだと思います。
わたしはティップネスに通っています。
月々10,000円弱と決して安くないですが、一念発起してよかった。
ティップネスは大型店に加え、駅前ジム(24h)タイプのFASTGYM24もあります。
ライフスタイルに合った方を選んでみてください。
関連記事:【評判口コミ】ティップネスに20ヶ月通った感想。メリット・デメリットを本音レビュー
他人をあてにしない
インターネット最大の功績は、万人が市場にアクセスできるようになったこと。
例えば芸能人やミュージシャンになろうと思った時、昔ならまず芸能事務所という狭き門を通らなければ、お客(市場)にアクセスすることすらできませんでした。
そしてその門にはある一定の基準が設けられており、必ずしも多様性があるものではなかった。
文字通り門前払いされた素晴らしい才能もたくさんあったはずです。
ところが今なら、まず作品をインターネットに発表することができ、いきなり人に見てもらえます。
市場の正直な評価を、直接受け取ることができるんです。
フリーランスはそのことを忘れてはいけないでしょう。
もちろん、他人とコラボするのは大事。
むしろ大きな金額を稼ごうと思ったら、人と関わっていくのが必然です。
しかし一方で、他人をあてにせず、どんどんとじぶんを市場に問うていくのも、令和のフリーランスの醍醐味ではないでしょうか?
少なくとも、他人についてグチる暇などないはずです。
グチっている間にも、ライバルたちはどんどんインターネットに作品を出しています。
だったらじぶんも、まずはやってみる。
それでダメでも、また挑戦したら良いんです。
だって別に会社に所属しているわけでもない、たったひとりのフリーランスなんですから。
迷惑なのはじぶんだけ。
なら挑戦しないだけ損ではないでしょうか?
わたしはそう思って、あまりあとさき考えず作品をネットに出すようにしています(笑)
壁ぶつかったり、不安になったときこそ、それは手を動かすことでしか解決されない。
YouTubeでも、ブログでも、noteでも良いですから、フリーランスはじぶんが自由に発信できるホームをひとつ持っておくのをおすすめします。
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