あの掃除の手間を取らせ、不快感の強い「コンロの隙間」を塞ぎました!
かんたんなDIYですけど、安全性を考えながら紆余曲折を経て写真のようになりました。
この記事ではその事の顛末をお届けします。
まずはワンバイフォー材で土台をつくる
材料はホームセンターでふつうに売っている木材「ワンバイフォー」がメイン。
コンロの幅に合わせてホームセンターでカットしてもらいます。
素材はなんとなくアカシアにしました。
これを木材用ボンドで接着。
ボンドだけでも別に強度的には十分に思えました。
でも、「どうせならすこしモノを乗せたいな…」と後から欲が出て、けっきょく内側からL字金具でビス止めています(笑)
そしてちょうど余っていたベニヤ板で壁の部分をつくりました。
これもボンドで貼る。
この時点で隙間にセットしてみます。
殺風景ですね(笑)
もうちょっと見た目をカッコよくしたいです。
色を塗ってみる
いつも使っているワトコオイル(ダークウォルナット)で色を塗ってみました。
ぐっとカッコいい色合いになりました。
ただ、まだこの時点では上部に隙間が空いています。
板をのせてさらに隙間を埋める
さらにサイズぴったりの板を購入してきて、色を塗って隙間を埋めてみます。
壁が湾曲しているので、かんぺきにピタッとは塞げませんでした。
しょうがない…。
でもとりあえずこれで完成だ!
っと思ったのですが…。
耐火性、耐熱性が心配になる
木材に引火性のあるワトコオイルまで塗ってしまって「これ、耐火性は大丈夫かな?」と後から心配になってきました…。
実は「コンロの隙間DIY」で検索すると、このように木材のままで済ませている人もけっこういるんですね。
実際にコンロに火をつけた状態で木材に触れてみても、そこまで熱くなっているような感じはありませんでした。
でもきっと専門知識がある人は推奨しないでしょう。
また、心配な気持ちのまま使うのはストレスでした。
っということで、燃えにくくする加工を考え始めます。
この時点で4つほど選択肢がありました。
- 木材とコンロの間に100円ショップで売っているアルミのカバーを挟む
- タイル張りをする
- なにか石の素材を挟む
- 耐熱アルミテープを貼る
100均のカバーを使うなら、最初からこんなDIYしないほうが良いですよね(笑)
タイル張りは見た目はいちばん良さそうだけど、コストと手間がかかります。
また手軽な「タイルシート」は耐熱性が不十分そうでした。
石の材は意外とちょうど良いのが売っているようです。
耐火性も期待できると思います。
かるかるブリック
見た目もかっこよくなりそうですが、ぴったりサイズに合わせる加工に難があると思われました。(いちどに買う量も多いし)
で、けっきょく採用したのは手軽な耐熱アルミテープです。
Amazonで売っているコレを買いました。
2件ほどホームセンターをまわりアルミテープを物色しましたが、けっきょく「コンロのまわりに」と銘打っているのは、この商品ぐらいでした。
アルミテープの耐火性はだいたい120℃、300℃、1000℃のランクがあるようです。
魚焼きグリルを使ったとき、庫内の温度は最大400℃ぐらいになるそうなので(あくまで庫内です)、120℃ではちょっと物足りなさそう。
また今回はそんなに分量もいりません。
っということで、
- 耐熱温度330℃
- 価格 946円(Amazon、当時)
- 分量 50mm×3M
のこのテープがちょうどよかった。
スリオンテック 耐熱アルミテープ
惜しむらくは色が黒だともっとカッコよかくて良かったかな。
この耐熱テープをコンロと接する面に貼っていきました。
ちなみにこの商品はガムテープと違って剥離紙がついているので、作業しやすかったです。
板にあてがって折り目をつけた後で、剥離紙を剥がして貼り付けられる。
無駄なくサイズぴったりに貼りやすいです。
で、これでやっと完成!
思ったよりも見た目も悪くならなかった。
アルミテープはもっと安っぽくなるかなぁと思ったんですけど、まわりがステンレスの銀色だから馴染みますね(笑)
上部にのせている板はとりあえず固定しないでのせたままで使おうと思います。
あんがいその方が掃除しやすいかなと思ったのと、設置するときに隙間に手を入れてホースの位置を調整する必要があったので。
っというわけで、コンロの隙間をDIYした話でした。
そもそもDIYせざるを得なかったのは、ガスのコルクがコンロより上に出っ張っているからでした。
だから既製品が使えない。
ほんとうは山崎実業で売っているような商品を使うのが、安全性を考えると良いと思います。
山崎実業 コンロ奥隙間ラック
この手のDIYは情報がたくさん出回っていますが、多くが木材です。
が、自分で作ってみて安全面を考えると、声を大にしてススメられるものではないのかな?と思いました。
コンロの隙間を埋めたい人は、まずは既製品を検討すると良いでしょう。
わたしのようにサイズが合わない場合は、やはり耐火テープやタイル張りなど耐火性を向上させる加工を施すのを推奨します。
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