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副業ブログには「はてなブログ」を強くおすすめしたい理由。明らかにWordPressで失敗している知人の話

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知人のブロガーがいます。

彼は趣味・副業としてブログを書いていて、このたび「はてなブログ」→「WordPress」へとブログを移転させたとのこと。

 

しかし、そのブログを見てみると…。

あー、これは大変だな…」と思うところがいくつかありました。

 

やっぱり副業でブログを書くなら「はてなブログ」の方が良いだろうなぁと思います。

失敗①:プラグインとテーマのバッティング

彼のブログを見てみると、「All in One SEO Pack」というプラグインを使っていました。

ですが彼が購入した有料テーマにそのプラグインは必要ないんです。

※プラグインとはWordPressの拡張機能のこと。さまざまな機能を付け足せます。

※テーマとはWordPressのデザインテンプレートであり、基本的な機能の枠組み。

 

「All in One SEO Pack」は記事にメタデータを記述したり、OGPの設定、サイトマップの送信などができるプラグイン。

しかし最近の有料テーマなら、ほとんどのテーマにこの機能はデフォルトでついているはずです。

 

またネガキャンするわけではないですが「All in One SEO Pack」は脆弱性がけっこう多いんですよね。

直近では2020年7月に脆弱性が報告されています。

関連サイト:All in One SEO PackにXSS脆弱性が発見、いますぐ更新を

 

ぜひプラグインを導入する時は

「プラグイン名 テーマ名」

「プラグイン名 脆弱性」

といったワードでググってみて、検討するのをおすすめします。 

失敗②:プラグインとWordPressのバッティング

さらに彼が導入していたのが「a3 Lazy load」 というプラグインです。

これは画像やYouTubeを「遅延読み込み」し、記事の表示速度を改善するプラグイン。

 

しかし今や「遅延読み込み」はWordPressにデフォルトで組み込まれている機能です。

関連サイト:WordPress 5.5がネイティブLazy-loadをサポート。画像にloading=”lazy”を自動追加し遅延読み込みさせる | 海外SEO情報ブログ

 

さらにYouTubeの遅延読み込みにも対応する見通し。

関連サイト:WordPress 5.7がiframeのネイティブLazy-loadingをサポート | 海外SEO情報ブログ

 

WordPressのネイティブLazyーloadingを機能させるには、widthとheight(画像の幅と高さ)を指定してあげるなど条件がありますが、ふつうに記事を書いていれば「a3 Lazy load」と機能がバッティングするはずです。

 

そもそも画像の読み込みを軽くするには、

  • 画像のリサイズ
  • 圧縮ツールで容量を圧縮する

といった画像それ自体の最適化の方が大切。

 

それらをすっ飛ばして、プラグインですべて解決しようとするのはあまり良いことには思えません。

このまま放置すると、はてなブログよりSEOに弱くなる?

彼は「マネタイズしたい」という目的があり「SEOに強い」という理由から、WordPressに移転しました。

しかしこのままの状態で放置すると、はてなブログよりSEOに弱くなる可能性があります。

 

必要のないプラグインをインストールしているということは、必要のないプログラムが走っているということ。

それはGoogleアルゴリズムの「スピードアップデート」「コアウェブバイタル」において、決してプラスには働かないでしょう。

 

おそらく「WordPress=SEOに強い」という単純な認識は間違いなのです。

SEOの専門家である辻正浩さんの意見が参考になります。

さて、まずは自分が専門のSEOについてです。

「SEOで最強のブログのシステムは何か?」という事がよく話題になります。

ブログ記事の検索エンジンからの評価のほとんどは記事の内容で決まります。しかし同じ記事でもどのシステムを使うかで検索エンジンからの評価が変わることは確かです。

では最強のブログシステムは何でしょうか?もちろんはてなブログ……ではありません。前のブログで使っていたWordPressでもありません。

SEOで最強のブログは「その人が書く内容や頻度、伝達手段・伝播力などに応じて変わるSEO要件を完璧に満たしたフルスクラッチのシステム」でしょう。引用:SEOに最適なブログとは?WordPressからはてなブログにした理由 - web > SEO

フルスクラッチとは要は自分でコードを書いて基盤を作ったブログシステム(CMS)のことですね。

 

WordPressはSEOにおいて必ずしも100点ではないのです。

これはイメージですが、WordPressはふつうに使えばSEO80点。

しかし上記のように取り組み方を間違えると、70点、60点とどんどん悪くなります。

外部からの攻撃やエラーがあれば、それは0点だと表現することもできるでしょう。

 

対して、はてなブログは70点。

むしろがんばっても80点にするのが関の山からもしれません。

しかし、70点下回ることはほとんどないでしょう。

 

そしてはてなブログはアクセス過多や外部からの攻撃に強いです。

っというか、その堅牢性を高めるメンテナンス作業をブロガー自身が行う必要がないのが大きなメリット

 

はてなブログは現状、企業向けに「はてなブログmedia」や「はてなブログbussines」といったサービスを提供しています。

そしてそれらの企業向けサービスとわたしたち個人ブロガーが使う「はてなブログ」も同じ基盤の上で運用されています。

 

よって、企業向けブログの堅牢性、機能アップロード、アクセス負荷対策などといった恩恵をわたしたち個人ブロガーも受けることできるのです。

株式会社はてなの執行役員である大西康裕さんのインタビューを読んでみて下さい。

大西 企業による利用か個人かを問わず、基本的なことだと考えています。サービスの安全性は、やはり小さな積み重ねでしか維持できないように思います。サーバーの基本的なセキュリティ設定、権限の取り扱い、属人性を廃して運用を自動化することでミスをなくす、といったことを徹底しています。

さらに言うと、個人ユーザーが開設したブログ、企業ユーザーがはてなブログMediaで運営しているオウンドメディア、今回新たに提供を開始したブログBusiness、全てが同一のシステムで運用されていることで、個別の設定漏れなどもなくサービス全体で一貫した安全性が保たれています。フロントエンドに何らかのセキュリティーソリューションを導入するときにも、一度に全てのブログに適用される利点があります。

── 一方で、あるブログにアクセスが集中するとほかのブログも影響を受けるといった問題はないでしょうか? 企業ブログはそれぞれ独自してホスティングした方が、安全性は保たれるように思いますが。

大西 アクセス過多が原因でまとめて一緒に落ちる可能性は否定できませんが、単独でホスティングする場合にはキャパシティプランニングが悩ましい問題です。通常のアクセスの2倍を想定していても3倍のアクセスには対応できませんし、落ちるときは落ちます。ブログ全体でホストしていると、あるブログのアクセスが急に3倍になったとしても、全体のキャパシティの中では誤差の範囲であったりします。

~中略~

── 個人ブログはひとつひとつ小さくても、トータルとしての規模が大きくなる。まさにロングテールということですね。それにしても開設数では桁違いに少ないながら、全体の1割のPVを生み出している企業ブログの発信力には驚きます。

大西 そうですね。ただ、このようにまとめてホストしていることで、たとえ大ヒットして瞬間的にアクセスが集中する企業ブログがあったとしても、全体のサービスレベルに影響することはまずありません。

関連記事:企業ブログのセキュリティ要求に対応!はてなブログの歴史と現在 - 週刊はてなブログ ※太字は筆者による

 

WordPressを使うには、「テーマ」「WordPress」「プラグイン」の兼ね合いを常に注視する必要があります。

それぞれが常にアップデートを繰り返しているので、知人のようなバッティングが起こったり、またSEO環境の変化により技術が古くなることがあります。

 

WordPressは「フリーソフトウェア」です。

フリーソフトウェアとは、基盤となるプログラムを一般公開することにより、誰でも自由に開発に参加できるプログラム(プロジェクト)のこと。

 

これによりプロでもアマチュアでも、また法人でも個人でもテーマやプラグインを開発し、世界中のユーザーに利用してもらうことができます。

WordPressはフリーソフトウェアの生態系があるからこそ、今日のウェブサイトにおいて4割に迫るほどシェアを獲得しました。

 

しかし、だからこそ、ややこしいのです。

それぞれを開発している主体は信頼できるのか?

今後のウェブ環境の変化におうじてアップデートしてくれるのか?

さまざまな角度で批評する必要があります。

プロがWordPressをおすすめし過ぎる問題

さてここで「副業ブログ」という視点を思い出して下さい。

 

副業でブログを書くということは、ブログに取り組む時間はかなり限られていますよね?

副業ブロガーにテーマやプラグイン、WordPressを批評してメンテナンスする時間はあるでしょうか?

 

もっと言うと、その批評眼を養うための勉強をする時間は?

たぶん「ない」と答える人が多いはず。

 

元来、ブログでマネタイズするのは長い期間がかかるものです。

目標金額によるでしょうが、場合によっては1年、2年とかかります。

そういった長期スパンで考えた時、メンテナンス作業の多いWordPressは果たして得策だと言えるでしょうか?

 

ブログと長く付き合う前提に立つならば、メンテナンスコストはどんどん膨大になっていきます。

例えばなにかのプラウグインに脆弱性が報告された時、その情報をキャッチして、すぐさまアップデート作業をできますか?

 

本業の始業時間に脆弱性が発覚して、夕方には乗っ取られた…なんてことになったら笑えませんよね。

もちろん、これは極端な例ですが、それに近いような「事件」がブロガー歴が長くなればなるほど、まず間違いなく起こります。

 

しかしなぜ、わたしの知人は時間のない副業ブロガーなのに、こんなことになっているのでしょう?

それはプロのブロガーやアフィリエイターのYouTubeを鵜吞みにしたからです。

 

ほとんどのプロはWordPressをおすすめしています。

しかしそれは彼らがWordPressに向き合う時間があるからなんですね。

だって専業ですから。

 

「All in One SEO Pack」も「a3 Lazy load」も、それなりに人気のなるアフィリエイターによる「おすすめプラグイン」という動画で紹介されていました。

YouTube動画はブログ(テキスト)と違って、内容のアップデートが容易ではありません。

ですから情報が古くなったまま放置されやすい。

 

さらにたちが悪いのが、プロたちはSNSのフォロワーも多いし、動画の再生回数もそれなりにあるので、それが唯一の正解に見えてしまうことです。

わたしは「WordPress否定論者」でも「はてなブログ原理主義」でもありませんが、副業でブログを書く場合、はてなブログという選択肢とそのメリットは明確に提示したいと思います。

 

そしてこれだけは間違いなく言えるのが、いちばん尊いのは記事そのものだと言うこと。

記事を入れるハコが重要なわけではありません。

 

人を楽しませる、役に立つ記事を書くことこそ、何より自分の資産になってくれます。

だからこれから副業でブログを始める初心者は、まず何より「記事に集中する」ほうが良いと思います。

よってその環境を作りやすい「はてなブログ」をわたしはより強くおすすめします。

 

そもそもはてなブログで始めて、WordPressに移行することは、(知人のように)可能です。

ですからWordPressを焦って使う必要はありません。

 

っというか、WordPressをおすすめする専業プロブロガーも、実は初心者だった副業ブロガー時代は、はてなブログだった人が多いと思いますよ(笑)

ためしに憧れのブロガーさんを調べてみて下さい。

 

多くのブロガーが少しずつリテラシーを蓄えながら、はてなブログ→WordPressという成長過程をたどっている。

その歴史を踏まえれば「初心者はまずはてなブログで!」と言えると思います。

 

まぁ、わたしは一周まわってまた、はてなブログに戻ってきましたけど(笑)

まだブログを開設してない人はぜひ、はてなブログでどうぞ。

 

 

逆にWordPressを試してみてくなった人は、エックスサーバー 10日間無料体験を利用してみてはどうでしょうか?

10日間でWordPress触ってみて「なんか楽しい」と思えたら、そのまま継続すればよいでしょう。

 

まだ迷っている人はこちらの記事もどうぞ。

もう少し客観的な視点から、はてなブログとWordPressを比較しています。

関連記事:はてなブログとWordPressを比較!ブロガー歴6年のわたしがメリット、デメリットを紹介

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