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伊藤洋志さん『イドコロをつくる 乱世で正気を失わないための暮らし方』を読みました!まともに生きたい人のためのアイディア集

『イドコロをつくる』の表紙

伊藤洋志さんは「ナリワイ」というユニークな働き方をしている人。

大きな経済の流れとは別に、自分でできる小さな仕事を組み合わせて働く方法です。

 

これまで『ナリワイをつくる』『フルサトをつくる』を出版されてきました。

今回は「イドコロ」ということで、また新たな概念を提唱されています。

イドコロとは?

イドコロとは、思考が開放され、威圧的な圧力がなく、時には鼓舞されるような場だと。

近年、大流行したコミュニティの話かと思いきや、単に場所を楽しむこともさします。

 

だからひとり公園で気分良く読書することもイドコロのひとつに数えられる。

場所を起点とした「淀み」のようなもので、人が緩やかに流れ、コミュニケーションが生まれたり、生まれなかったりする場所。

 

そういった場所は経済からは取り残される。

経済的に見れば、非効率で意味をなさないことが多い場所。

  

…と、こう説明してもなんだか合点がいかないと思います。

もちろん本書ではさらに噛み砕いて説明してくれています。

 

まずイドコロをふたつに分けて、

  1. 家族、友人、仕事仲間を自然系イドコロ
  2. 強い趣味の集まり、公共空間の気に入った場所、日ごろ通える小さなお店、有志でつくるオープンな空間、文明から離れてひとりになれる場所を獲得系イドコロ

としています。

 

本書は自然系イドコロが機能不全を起こしがちな現代社会のあり方を反省しつつ、だからこそ意識して獲得系イドコロを得ようとを勧めています。

 

本書でも語られていることですが、人は常々にイドコロのようなものを求めてきました。

終身雇用の会社がイドコロだった時代もあるし、SNSが新しいイドコロだと期待されてた時期もありました。

 

しかしそれも今となっては淡い夢。

会社が人を一生涯囲い込むことは不可能となり、SNSは広告の圧力と上昇志向が集まることによって、かえって思考を凝り固まらせ、正気を失う場所になってしまった。

 

それ以外にも、次々に新しいキャッチフレーズやコンセプト、概念が生まれては消費され消えていく様をここ5年ぐらい見てきた気がします。

たぶん「イドコロ」ぐらいつかみ難い言葉のほうが、ゆっくりじっくり世の中に浸透していって、人々の栄養になるのだと思います。

わたしのイドコロ

本書に沿って考えると、わたしにっとてのイドコロは、 

  • 銭湯
  • 公園
  • バンド

でした(銭湯と公園は本書でも言及されています)

 

最近はコロナウィルスの影響もあり、どれもこれも行けてませんが。

 

ちなみに公園には、エアーソファーを持っていくと最高です!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sohhoshikawa/20180429/20180429193540.jpg

ポンプもいらずに膨らむませて、木陰において、寝そべればもう最高。

そうやって寝転がっていると時々、小さな子どもがやってきてボッフンボッフンとエアーソファーを押して遊んでいきます(笑)

 

まさにイドコロ的ではないでしょうか。

公園ピクニックは極めると深いですね。

関連記事:2倍楽しくなる!公園ピクニックのおすすめグッズ・持ち物を紹介

 

あと20代はずっとバンドをやってきて、今思うとかなりイドコロでした。

いちおうプロを目指してやってきたわけですが、だからといってメンバーは誰でも良いわけじゃないんですよね。

 

やっぱり人間的な付き合いの良さがベースにないとやる意味がなくなってきます。

あと最近は「朝のカフェチェーン」もイドコロだと思います。

 

わたしはフリーランスなので、よく朝からスタバに行きます。

スタバというと若い女性のイメージがありますが、朝イチのスタバはけっこう(自分含め)おっさんのたまり場(笑)

 

そして常連さんは店員さんと楽しそうに談笑する姿が見られます。

まぁ、ちょっとした助平心があるような気もしますが(笑)、人の寂しさが、コーヒーの香りに溶けていくような朗らかさもそこに感じます

 

『イドコロをつくる 乱世で正気を失わないための暮らし方』を読むと、このように自分の生活を省みるきっかけになると思います。

 

わたし自身、”正気を失う”現代の情報、広告、人間関係に対する違和感は年々高まっていました。

それに対抗する概念、また自分の生活をどのように変えていくべきか、日々、試行錯誤しています。

 

そんな中でこのイドコロという考え方は大きなヒントになりました。

ぜひ多くの人に読んでみてほしい一冊です。

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