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暮らしとミニマリズム「シンプルログ ドット ミー」

『フランス人は10着しか服を持たない』書評。憧れを育てる良書

 

 

フランス人は10着しか服を持たないの表紙

今さらですがコレ、すごく良い本ですね(笑)

 

2014年に発刊されて以来、未だに本屋さんでは目立つところに並べられています。

 

わたしはずっとタイトルだけ見て、「着回し」を勉強するファッションコーディネイトの本だと勘違いしてました(笑)

 

原題は「Lessons from MADAME CHIC」で、直訳すると「マダムシックのレッスン」。

 

パリに留学経験がある著者が、ホームステイ先のマダムから学んだことが綴られています。

 

つまりファッションに限定した話ではなく、生活全般の話なんですね。

 

読んでみるとミニマリズム、ミニマリストに通づる部分も多々あり、とてもおもしろかったです。

 

素直にやる気をもらえる、良書だと思います!

シックとは?

本書でキーワードになってくるのが「シック」という言葉。

 

ホームステイ先のマダムを「マダム・シック」と仮称し、そのシックな暮らしを紹介しています。

 

シックを辞書で引いてみると、

〈フランス語〉〔服装・家具・場所などが〕しゃれた、おしゃれな、あか抜けした、粋な、シックな、上品な

とあります。

 

なんにせよ、オシャレで上質。

 

ポジティブな意味で使われる言葉ですね。

 

本書はこのシックの概念を念頭において読むと、理解が深まると思います。

筆者と読者が同じ目線

この本は、著者のジェニファー・L・スコットさん自身のシックな暮らしを紹介しているわけではありません。

 

シックな暮らしを実践しているのは、あくまでパリに住む「マダム・シック」。

 

それを第三者の目線で、憧れをもって紹介するのが本書です。

 

だからある意味で、著者と読者は同じ目線を共有しています。

 

例えば石田ゆり子さんのインスタをみて「あんなの憧れるよねー」と友人と話しているような(笑)

 

これが著者自身のシックな暮らしを披露する内容だったら、なんとなく自慢されているような、鼻持ちならない気分になったでしょう。

 

でもジェニファー・L・スコットさんは、マダムの教えを実践しつつも、わたしたちと同じようにズボラだったり、怠惰だったりします。

 

そのわずかな共感が、気分良くページをめくらせてくれる。

 

学生の頃「生徒指導室」に足を踏み入れるのは、誰しもストレスでしたよね(笑)

 

「今からあなたを説教します」と言われて、気分が良い人なんていないはず。

 

いくらその暮らしぶりが素敵でも、上から目線で教えられたら、やっぱり反発したくなります。

 

でもこの本は、マダム・シックの暮らしを著者といっしょに覗き見して「わ!あんなのいいよね、いいよねー!」と盛り上がる感じ。

 

だから読んでいると、憧れの気持ちがムクムクと素直に育っていく感じがします。

 

とてもポジティブな気持ちがもらえるので、ヒットするのもわかる気がしました。

ブロガーが書いた本

ところでジェニファー・L・スコットさんは、もともとブロガーのよう。

 

ジェニファーさんのブログ:The Daily Connoisseur

 

ブロガーが書いた本は短文でサクサク読めるので、個人的には好きですね。

 

あまり読書に馴染みがない人でも、読みやすいと思います。

 

『フランス人は10着した服を持たない』以降も『2』『ファイナルレッスン』『コミック版』とシリーズは続きました。

 

わたしも続けて読んでみようと思います!

フランス人は10着しか服を持たない

 

 関連記事:おすすめ「暮らし」の本まとめ。エッセイから小説、マンガまで

 

 

今日のあとがき

1月18日

最終的にインターネットが楽しいのは「じぶんでつくれる」からだよね。現状が嫌になったら、またつくるところからはじめれば良いだけなんだよな。

  

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