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マイケル・キダ著『Do It Yourself 自分の人生のつくりかた』書評。つくる力を高めたい

 

 

マイケル・キダ Do It Yourselfの表紙

いつだったか、なんとなく「沸騰ワード10」を見てたら、取り上げられていたのがマイケル・キダさんでした。

 

ニューヨーク出身の彼は役者でもあり、モデルでもあり、タレントでもあり、農家でもあります。

 

「コンフィデンスマンJP」にも出演しており、ご存知の方も多いかもしれません。

 

そんなマイケル・キダさんは、あるきっかけで神奈川県葉山に移住。

 

自給自足に近い暮らしをしています。

 

葉山は前に行ったことがあったし、こういったオルタナティブな暮らしをしている人には基本的に興味があるので、ずっと覚えていたんですね。

 

そんな折、本屋さんでたまたまこの本を見つけました。

人生を家づくりに例える

副題に「自分の人生のつくりかた」とあるように、この本ではマイケル・キダさんの人生観が語られています。

 

ユニークなのはその人生を家づくりに例えているところ。

 

例えば「壁」は「健康」。

すべての良い家に、異物の侵入を許さぬ強固な壁が必要なように、人には強い身体が必要だ。家づくりにおける「壁」は、人生においての身体。もしも壁のひびに気づいたら、しっくいで埋めて、ペンキを塗りなおすべきだ。

本というのは、抽象的で想像しにくい「人生」という概念を、文章でもって2次元に表現する試みですよね。

 

この本はさらに「家」を用いることで、2次元をとおりこして立体的に想像させることに成功しています。

 

中でも、おそらくいちばん大切になるのは「柱」で表現されている「時間の使い方」の部分。

 

曰く、人生には

  1. Feel(感じる)
  2. Play(遊ぶ)
  3. Work(働く)
  4. Think(考える)

の4つの柱があると。

 

人それぞれ、この4つの中で太く、強い柱は違うでしょう。

 

しかし2本3本では家が成り立たないように、やっぱり4本ないとダメ。

 

わたしたちはなにか困難にぶち当たった時、どれかひとつの柱でもって解決を試みようとしがちではないでしょうか。

 

フッと力を抜いて、4本の柱をバランス良く点検する目線は、人生を健康的に過ごすうえですごく重要だと思いました。

不安を打ち消し、人生を切り開く「創る力」

わたしはBlankey Jet Cityというバンド(2000年解散)が好きなんです。

 

そのバンドのドラマー中村達也さんが、あるインタビューでの「音楽がなくなったらどうしますか?」という質問の答えがコレ。

「う〜ん、つくる」

たんにファンだ、ということもあるんですけど、なにかすごくガツン!ときて、ずっと胸に引っかかっていたんですね。

 

ふつう、この質問だったら「死んじゃう」とか「他の仕事する」とか言いそうなもんじゃないですか?

 

でも、わたしはこの達也さんの答えを聞いて「そうだよな…なければつくればいい話だよな」と素朴に思いました。

 

この質問の「音楽」の部分をいろんな言葉に変えても「つくる」という答えを持つことがだいじだと思います。

 

例えば「仕事」がなくてもつくればいいし、「家」がなくてもDIYすればいいし、「恋人」がいなくてもまた出逢えばいい…。

 

何を言いたいかというと、マイケル・キダさんはまさにその「つくる」ことを実践されている人だと言うこと。

 

情報と人間関係が過多の現代、わたしたちは未来を過度に恐れているように見えます。

 

わたし自身もそうです。

 

でもなにを失っても、またつくればいいんですよね。

 

なにより人類には、そもそも創る力が備わっているからこそ、今この瞬間の豊かさがある。

 

そしてまた創る行為そのものが、過去や未来を消し去って「今ここ」に集中するための方法だったりします。

 

わたしは「創る力がだいじなんだ」という想いはもっていたにせよ、その志はか弱いものでした。

 

しかしそれを実践されているマイケル・キダさんの姿をみて、なんだかたとても励まされた気がします。

脳科学の実践者でもある

ここ最近、脳科学に関する本がマイブームでして、いろいろ読んでいました。

 

関連記事:アンデシュ・ハンセン『ストレス脳』書評。不安とストレスについてわかりやすく語る

 

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関連記事:オリバー・バークマン著『限りある時間の使い方』書評。諦めることの大切さを学ぶ

 

マイケル・キダさんも、この分野に少なからず影響を受けているのではないでしょうか?

 

この本『Do It Yourself』にも、非常に似通った内容が多かったです。

 

しかし彼は現実に実践されているので、グッと説得力があり、また読者もその知識への理解が深まる気がします。

 

さいきん脳科学の本を読んだ方、また逆に『Do It Yourself』を読み終わり、次の本を探している方はぜひ合わせて読んでみて下さい。

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方

 

 

今日のあとがき

10月4日

川っぺりムコリッタ、なんとなく調布の映画館で観てきました。調布には『NANA』に登場する「ジャクソンホール」のモデルになったお店があるらしい。NANAは連載当時の主人公の年齢がちょうどじぶんと重なっていたので思い出深い作品です。ナナたちが上京するときに、ちょうどじぶんも上京していたという。こんど行ってみよう!

  

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