わたしはミニマリストの中で比べたら、そんなにミニマリストティックではないです。
でも人からは時々ミニマリストに見られたりします。
ミニマルを意識しながら暮らしていく中で感じたメリット、デメリットを書いてみます。
おおむねメリットが多いし、人にも勧められると思うんですけどね。
ミニマリストのメリット
まずは3つの観点からメリットをご紹介します!
ミニマリストなら共感してもらえるかも?
時間が生まれる
モノは時間を奪います。
「ひとつぐらいモノがあっても、そう違わないんじゃないか」と思いますが、冷静に考えてみるとこれがけっこう時間泥棒。
まずモノを買う前の「検討する時間」
続いて「買いに行く時間」
そして「使う時間」
さらに「手入れする時間」
最後に「捨てる時間」
「時間」を「手間」と言い変えて良いかもしれませんね。
ていねいに紐解いてみると、ひとつのモノに自分の人生の時間をかなり投資しているのがわかります。
ですから、ひとつモノを減らすことで、かなりの時間が生まれてくるのです。
「時間が生まれる」とすれば、モノと自分の関係性を見直すのは間違いなく価値がある行為だし「ミニマリスト」はその手掛かりとなる概念です。
「ついつい無駄遣いをしてしまう…」と言う人にこの考え方は使えます。
まず無駄遣いする時って「欲しい!」という(多くはその場限りの)衝動があります。
そして、その衝動を納得させるために、買わなかった場合の一方的なデメリットが頭の中で強調されるわけです。
「もう手に入れられないかも」「いつか使う」「自分へのご褒美」
衝動に身を任せる時、人はクリエイティブになりますね(笑)
しかしけっきょく買って後悔することもしばしば。
ですから「時間が生まれる」というメリットを武器にその衝動と戦います。
「ここで我慢できたら、モノに煩わされることがないんだ」
その考えで「もう手に入らないかも…etc」と対決。
少なくともその方が衝動買いを減らせる確率が上がるはずです。
お金が貯まりやすい
で、衝動買いが減ると結果的にお金がが貯まりますよね。
これが嬉しくない人はいないのではないでしょうか。
よく「節約するには固定費の見直しから」なんて言いますが、それで言うとミニマリストは強い。
「モノが少ない=部屋が小さくてイイ」なので、ミニマリストなら家賃の安い部屋に引っ越すことが可能に。
わたしも実際にそのように行動して、そのインパクトの大きさはものすごいと実感しました。(一時期は家賃3,5000円のアパートに住んでました)
金銭的メリットはもちろん、結果的に「家賃ために働く」という感覚が軽減されて、すごくストレスが減る気がします。
当たり前すぎますが、お金が貯まることのメリットはめちゃくちゃ大きいですよね。
貯金額が増えれば、その分安心感が増えるでしょう。(ある程度までは)
病気やケガで仕事を辞めなければ行けなくなった、家族のために急な出費が必要に。
そんなことは人生で普通に起こりますし、「起こり得る」という考えは人を不安にさせます。
でも貯金が増えれば、それなりに不安を軽減できます。
ただここで重要なのが「いったいいくら貯金すれば、安心なのか?」ということ。
個人的にはひとり暮らしなら400万円くらい。
数人の家族でも1,000万円以上はいらない。
と、考えています。
400万円あれば大学に入って勉強できますよね。
例えば仕事を失ったとしても、ジョブチェンジのための投資はじゅうぶんできる金額だと言えます。
また1,000万円の根拠は「銀行が破綻したときに保護される金額」に基づいています。
銀行がつぶれたとき、1,000万円以上は保護されないんですよね。
ですから1,000万円預金があるなら、あとは低リスクのインデックス投資に回しても、そうリスクは違わないんじゃないか?と考えます。
少しでも増えた方がお得ですし。(まぁ、みずほ銀行に1,000万円、FUJに1,000万円とかわければいいんでしょうが)
冷静に考えば、ほとんどトラブルも数百万あればなんとかなることがほとんど。
逆に1,000万円でどうにもならないことは、どうやっても無理(笑)
わたしはそう考えています。
例えば「現時点で子どもは健康だけど、いつか病気になってアメリカで手術するかもしれない。だから1億円貯めよう!」みたいな行動は非現実的ですよね。
1億円貯めているうちに、子どもの塾代が払えなくなるし、生活がひもじくなります。
貯まったころはきっと老人でしょうし(笑)
実はお金に関していちばん尊いのは、ミニマリストを経て、無駄遣いしなくなったあなたの生活なんですよね。
ミニマリストのメリットは「お金を貯められる」ことよりも「お金を使わない」ことだと強調したほうが正確かもしれません。
ミニマリストは「お金を貯めよう!」と思っているわけではなく、結果的に「貯まっちゃう」んですよね。
そう考えれば、もしあなたが貯金を頑張っているのなら、「節約」というキーワードで情報収集するより「ミニマリスト」の方が参考になるかも知れません。
生活は収入と支出の両面から見ることが大切で、少ない支出のほうがほとんどの人にとって健全ななず。
ですから、ミニマリストであれば生活が破綻する可能性は小さくなります。
それは将来にわたって大きな安心感をもたらすでしょう。
「生きていく自信」と言い変えても良いかもしれません。
逆に言えば、いくら収入が増えたとしてもマキシマムな消費行動をとっていれば、いつまでたっても安心できない。
月収100万円を稼げる人になったとしても、家賃80万円のタワマンに住めば、生活が破綻するリスクは一般庶民のそれよりかえって高いようにも思いませんか。
まぁ、めちゃくちゃ稼いでいる社長さんはかえってミニマリストだったりしますけど(笑)
防災になる
例えば家に本棚があったとして、その本棚が倒れないように固定するのがふつうの防災。
お察しのとおり、ミニマリストは本棚がない(笑)
だからそもそも本棚が倒れてくるリスクがないんですね。
これは最強の防災では。
災害大国、日本。
地震による大きな家具の転倒がケガや逃げ遅れの原因になることは、もはやわたしたちの常識です。
そう思えば防災はミニマリストの大きなメリットであるといって差し支えないでしょう。
ミニマリストのデメリット
続いてデメリットを紹介します!
なんだか人間関係にまつわるものが多いですね。
理解されずに寂しい
まずコレですよ(笑)
ダウンタウンの松本人志さんが、
筋トレをしていると、よく「なにを目指してるんですか?」と言われるのが腹立つ
と言っていましたが、まさにそれ。
別に楽しくてやってるんですけどね…(笑)
それに先ほど羅列した通り、実利としてのメリットもたくさんあります。
ミニマリストと一口にいても、その程度はさまざまなです。
しかしメディアでよく話題になるのは本当にモノが少ない人なので、偏見が生まれちゃうんですよね。
自分から発信しといてなんですが、あんまりイジるのはやめて欲しい(笑)
急な来客に対応できない
イス、テーブル、食器、布団…ミニマリストは自分の分しか用意しないことが多いので、急な来客に上手くおもてなしできないことも。
事前に連絡しておけば、たいがいなんとかなるんですけど、本当に急なときは困りますよね。
これはやはり「程度問題」で、ホームパーティーが重要な人はそれなりにモノを準備しておく必要があります。
別に「ホームパーティ好き」だからミニマリストになれないわけではありません。
ただ「ひとりが好き」な人の方が、よりミニマリストを実行しやすいのは確かだと思います。
コロナウィルスの影響で、不特定多数の人が多く集まる飲食店を避けている人も多いのではないでしょうか。
自宅で感染対策しながら、ごく親しい人に会う選択に切り替える人も増えていると思います。
こうゆう時、あまりに「ミニマリスト原理主義」だとデメリットが大きくなっちゃうので、そこは柔軟にいきたいですね。
ミニマリストは便利なキーワード。ぜひ試してみて欲しい
そんなわけで、わたしが思うミニマリストのメリット、デメリットを紹介しました!
わたしは「ミニマリスト」ほど使えるものはないな、と思います。
ミニマリストは仕事、家庭、生活、人間関係…すべてに影響を及ぼします。
ですからミニマリストについて学ぶと、得られるモノが多いんです。
人間ですから「煩さ」とか「不安」とか、ネガティブな感情に苛まれることもあります。
そんな時、「ミニマリスト」を頼りに生活の再構築を試みると、たいがい上手くいく気がするんです。
あとは詐欺的な情報が少ないのも良いですね。
なんせお金を使わない方向性なので、詐欺師も詐欺で使いにくいのでしょう(笑)
(「投資」とか「節約」には詐欺師も潜んでいる気がします)
そんなわけで、ぜひミニマリスト関するブログや本を参照してみて下さいね。