家庭用コーヒーグラインダーとして最高峰のひとつ「フジローヤル みるっこ R-220」を使っています!
なかなか高額商品なので、購入を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、わたしが所持しているもうひとつのグラインダー「ナイスカットG」と比較しながら「みるっこ」をレビューします!
購入の参考になったらうれしいです。
みるっこの基本スペック・特徴
- ホッパー容量:200 g
- 電源:単相 100 V
- 定格電力:130 W
- カラー:赤・黒・黄
みるっこは家庭で使えるコーヒーグラインダーとしては、ハイスペックな商品です。
それどころか小さめの喫茶店などプロの現場でもふつうに使われます。
「コーヒーフェス」なんかがあると、ほんとうにたくさん見かけますよね。
いちどに挽ける量はたっぷり200g。
あまり家庭でそんなに挽きませんが(笑)
カラーは基本3種類で、たまにコーヒーショップとコラボした限定カラーも登場したりします。
みるっことカリタナイスカットGとの比較
わたしが所持している「ナイスカットG」と比較しながら、詳しく使った感想・レビューをご紹介します!
ただ実のところ、「みるっこ」と「ナスカットG」を比べるのはフェアではありません。
ナイスカットGはみるっこに比べると価格が安く、カリタ製品だと「ナイスカット NEXT G」が「みるっこ」のクラスに相当します。
価格 | |
みるっこ←所有 | 52,800円〜 |
ナイスカット NEXT G | 53,800円〜 |
ナイスカットG←所有 | 41,800円〜 |
※価格は執筆当時
なので、みるっこと比べるとナイスカットGのほうがどうしても見劣りするんですね。
そこをふまえた上で、両者の比較を参考にしていただければと思います。
サイズ・ルックスのちがい
ふたつのサイズは公式情報によると以下の通り。
みるっこ | ナイスカットG | |
高さ | 36.2cm | 33.7cm |
幅 | 13cm | 12cm |
奥行き | 24cm | 21.8cm |
重量 | 4.6kg | 2.3kg |
ナイスカットGが一回り小さい感じですね。
重量も半分ほど軽いです。
角度を変えて見比べてもその違いは一目瞭然。
大きさもそうですが、重さもポイントでしょうか。
例えば「キッチンが狭いので、ふだんはしまっておいて休日に使うときだけ出す」なんてライフスタイルが想定されるなら「ナイスカットG」が良さそう。
みるっこは2倍重いので、じっさいに持ってみても、頻繁に動かすのはおっくうだと感じます。
あとはルックス。
これは好みですが、わたしは「ナイスカットG」が好きですね。
やっぱりレトロでいかにもコーヒー屋さんって感じがイイ…。
音の大きさ
家庭で使う上では、いちばんと言って良いくらい重要なポイントではないでしょうか。
両者の豆を粉砕している時の音量は、ぜんぜん違います。
騒音計アプリで計測してみました!
最高値もナイスカットGが10近く大きく、また平均的にも大きな音を出していることがわかります。
体感でもナイスカットGのほうが圧倒的に音が大きいです。
壁の薄い木造アパートなんかに住んでいたら、隣にすこしは漏れそうなくらい大きな音。
また後述する「挽くスピード」が、これまただいぶみるっこの方が短いので、ナイスカットGのほうがより”大きな音”が”長く”続くんですね。
近所迷惑になるのが怖いなら、みるっこのほうが安心感があると思います。
例えばひとり暮らしの場合、コンパクトさと軽さを考えるとナイスカットGですが、得てしてワンルームや1Kですよね。
そうすると、みるっこのほうが何かと安心でおすすめな気がします。
静電気
静電気の発生は日々の作業に関わります。
これは意外とみるっこのほうが静電気が発生しやすい。
ナイスカットGのほうが、静電気で粉の飛散が少ないです。
みるっこはモーターが強力な分、電気がでやすいのかな?
ネットで調べてみると、みるっこの静電気を軽減するためにアース線をとりつけてみたり、放電シールを張ってみたりと、みなさんいろいろ工夫されているのがわかります。
ただけっきょくは掃除しやすいように、みるっこの周辺にちゃんとスペースをとってあげるのが大事かなと。
軽く水拭きするだけでも、けっこう静電気は除去されますし、ここは克服できるデメリットだと思います。
挽くスピード
体感的には5倍以上、みるっこのほうが早いと感じます!
30g入れたとして、ナイスカットGは最後の欠片が出まで約30秒。
ナイスカットGは3秒〜6秒ぐらいだと思います。
ちょっとわかりにくいですが、同じ分量をいれたところ↓
同じタイミングでスイッチオン!↓
みるっこのほうがものすごい勢いで吸い込まれていますよね?
公式YouTubeでも、その粉砕スピードを紹介してくれています。
30g↓
200g!↓
このスピードの違いは、さっきの音量の問題とも関係してきます。
ほんとうにまいにち家でコーヒーを飲むなら、早いに越したことはないですね。
メッシュ(粒ぞろい)の精度
コーヒー粉の粒ぞろいの違いは…これはなかなか判断がつきにくい。
均一に挽けることは味に大きな影響を及ぼしますが、どちらも及第点ではないかと思います。
写真にとってみましたが、どちらも均一性に問題があるようには見えません。(そもそも粉の大きさが違うのでわかりにくいのですが)
飲み比べてみても、わたしの舌ではなかなか違いがわかりませんでした(笑)
ふだんから微粉をとりのぞくカップを使っているので、尚更わかりにくいのかもしれません。
ただ、みるっこの方がメッシュ調整の段階が多く、より細かい挽き具合にすることが可能です。
なので、エスプレッソ(マキネッタ)を淹れたい人はみるっこのほうが合っているかなと思います。
ちなみにハンドミル(ハリオ セラミックミル)で挽いた粉がこちら↓
やはり大きい粒、小さい粒、微粉と、多少の乱れがあるのがわかると思います。
なかなか同じ力加減でハンドルを回すのは難しいですからね。
少なくともリーズナブルなハンドミルより、どちらをとってもメッシュの精度があがって、味も向上します。
みるっこメインで使ってます
ナイスカットGとの違いを評価しながらみるっこをレビューしました!
両方を所有しているわたしですが、現在はほぼみるっこをメインで使うようになりましたね。
やっぱりまいにちハンドドリップしていると、とにかくそのスピードが効いてくる。
あとは木造アパートに住んでいるので、朝7時ぐらいに使うのはやっぱりみるっこのほうが音がちいさくて安心なんです。
欲を言えばナイスカットGのルックスで、みるっこの利便性があればなぁ(笑)
使わないのも可哀想なので、ナイスカットGは友人に譲ることになりました。
限定カラーの緑、好きだったなー。
ナイスカットGのレビュー・感想はこちらにも詳しく書いています。
関連記事:【評判口コミ】カリタのナイスカットGを買いました!粒ぞろいは?騒音は?
どちらもロングセラー商品で、メーカーのサポートもとても充実しているので、長く使うことができる逸品です。
末永くみるっことのコーヒーライフを楽しみたいと思います!