「やる気が出ない!」
わかります!
特に上司も同僚もいないフリーランスになると、他人からモチベーションをもらうことができません。
じぶん自身でどうにかやる気を引っ張り出さないといけない。
それでいて仕事の結果は100%自己責任だし、まいにちしっかりやる気を出すことはフリーランスにとっていちばん大事かもしれません。
わたしはフリーランスを7年ほど続けてきて、少しづつやる気を出す方法を発見してきました。
結果、今のわたしは365日、ほぼ休まず仕事を続けています。(その代わり1日の労働時間は抑えめ)
この記事がハツラツと仕事できる毎日の参考になったらうれしいです。
フリーランスにが仕事でやる気がでない時の対処法① すぐやれる環境をつくっておく
20代の頃、音楽をやっていてドラムを叩いていました。
ドラム練習のためにやっていたのが、ドラムスティックと練習パッドをいつでもテーブルに置いておくこと。
こうすることで、まず練習スタートのハードルを下げます。
エアコンは起動時にいちばん電気を使うそう。
稼働時はそれほど電力消費していないから、4時間以上使うならつけっぱなしにしたほうが良いそうです。
人間もそれと同じで「ヨイショ!」と腰を上げる瞬間が、いちばんめんどくさいですよね。
でも、やり始めたらあとは慣性の法則のように勢いでやれてしまう。
ですから、とにかくはじめやすい環境を整えて置くのが大切です。
現在のわたしは文筆を生業にしています。
最近、ノートPCをChromebookに買い替えて、この大切さをひしひしと感じています。
Chromebookってめちゃくちゃ起動が早い。
3秒で画面が立ち上がって、10秒足らずで執筆をはじめられます。
結果的に以前よりずっと前向きに取り組めるようになりました。
関連記事:日本HP Chromebook 14a を買いましたレビュー。ブロガー、ライターに最適なおすすめノートPCかもしれません
例えばダイエットしているなら、常に運動できるスポーティな服を着ておくとか。
自炊がめんどうなら、調理器具の配置を見直してみるとか。
いちばん大変な「スタート」の阻害要因を探して、取り除いてあげると効果大です。
フリーランスにが仕事でやる気がでない時の対処法② 邪魔されない環境をつくっておく
「明日から運動しよう!」と決めて、いざその時が来て外にランニングに出ようとしたら雨…。
これはすごく萎えます。
雨はもちろん、猛暑でもキツいし、寒波ならなおキツい。
これじゃ、5月しかランニングできない(笑)
だから邪魔されない環境を整えます。
例えばランニングなら、スポーツジムに入会する。
スポーツジムならいつも安定した気温と湿度の中で運動できるし、水分補給もかんたんだし、終わった後にシャワーやサウナもあったりするし万全です。
音楽をやっていたときは、わざわざ楽器演奏ができる音楽室がある公共施設の近くに引っ越したりしていました。
今も執筆のためにわざわざカフェに行ったりすることがあります。
「スタート時のハードルを下げる」話といっしょですが、毎日淡々と続けられる環境づくりができていれば、続けやすい。
フリーランスにが仕事でやる気がでない時の対処法③ スマホの電源を切る
そしてなにより、この現代社会で邪魔になるのは「スマホ」ではないでしょうか
「やるべきこと」「やりたいこと」をそっちのけでYouTube見てて後悔した…なんてことは誰しもあるでしょう。
スマホは時間泥棒チャンピオン。
ありとあらゆる方法でわたしたちを釘付けにしようと頑張っています。
もちろん、便利な部分もたくさんあります。
アプリがあることで運動やダイエットを続けられたり、ランニングしながら音楽を聞けたり。
でもニュースや連絡が飛び込んでくるアイテムでもあるので、やっぱり「やる気がない」と悩んでいる人には、ちょっとスマホと距離をおいてみるのをおすすめします。
じぶんと関係ないSNSの投稿やネットニュースを見ると精神エネルギーが消耗する。
おそらくその精神エネルギーはやる気の源泉になっていると思います。
またネットニュースを見ると、そのニュースに対して何もできないじぶんにむなしさを感じて、無力感が生まれるそう。
無力感なんて、やる気の真逆。
スマホを制限することは、思ったよりも大切なことだと思います。
対策としてひとつは、それ専用のガジェット、アイテムを導入すること。
例えば読書ならKindleや紙の本。
ランニングやワークアウトにアプリや音楽が必要なら、スマートウォッチが良いでしょう。
わたしも執筆用のパソコンにはエンタメ系アプリはほぼ入っていません。
古いスマホを買って「それ専用」にするのも良いかもしれませんね。
わたしは以前はタブレットとスマホをふたつ持って、
- タブレット→ニュースチェック、SNS
- スマホ→地図アプリ、LINE
と使い分けていました。
関連記事:デジタル断捨離のためにわたしが"あえて"タブレットを買った理由。そしてその効果
今はさっき紹介したChromebookでチェックすべきニュースを見ているので、ベットに寝転がってダラダラ…ということがなくなって良い感じです。
SNSはほぼ辞めました。
とにもかくにも、わたしたち現代人はデジタルと上手に折り合いをつけていかなければいけません。
きっとわたしたちの世代にとっては生涯に渡って続いていく問題なので、早めに学んでおくと良いと思います。
フリーランスにが仕事でやる気がでない時の対処法④ 小さな目標を立てる
「ダイエットには20分以上のランニングが効果的」という話を聞いたことがあります。
ところが運動不足の人にとって20分のランニングってなかなか大変。
現実的には、
毎日20分走れる人は、毎日10分走れる人。
毎日10分走れる人は、毎日5分走れる人。
ですからゼロからのスタートだったら、まずは毎日5分走れる基礎力をつける必要があります。
しかしこういった現実ではなく理想を重視しすぎた結果、
「20分できないから意味ない」
となって、継続をやめてしまう。
効率を重視しすぎた結果に陥りやすい罠です。
「最適解」とか「正論」は、しばしば現実と乖離しています。
だから自分の現実に合わせて目標を調整しましょう。
かの有名なイチローさんの名言で
効率的なことをするには、まず非効率なことをしないといけない
というのがあります。
効率的=20分のランニングをするには、非効率=5分のランニングを続ける段階が絶対に必要です。
それでも理想や正論を重視してしまう人は、心のどこかで人と比べることが当たり前になっていないでしょうか。
大事なのは理想(他人)と現実の差ではなく、それをしなかったであろう自分との差。
たくさんの「理想」が世の中にはあるので、それに合わせて行動してもまわりに振り回されて大変です。
だからまずは小さな努力を重ねた自分と、何もやらなかった自分の差に着目して、自分を褒めてあげましょう。
そうやって小さな目標を立てて、ひとつずつクリアしていけば、いつかきっと理想に追いつきます。
イチローさんも、自分の出した結果に対してしっかり満足するそうです。
これって意外ですよね。
イチローさんって、なにかいつも渇望している修行僧のようなイメージがあります。
でも全くの逆で
「満足するから、またやろうとやる気をもらえる」
と考えるそう。
それでいうと、やっぱり小さな目標と小さな満足を積み重ねていったほうが、それがご褒美となってすぐに行動に移せる人に変わっていけるのだと思います。
フリーランスにが仕事でやる気がでない時の対処法⑤ やる気はやってから出てくる
「やり始めたら意外とすぐ終わった」なんて経験だれしもあると思います。
夏休みの宿題とか、その典型ではないでしょうか。
これは科学的に実証されているそうですが、実際のところやる気は始める前にはなくて、やり始めるとどんどん出てくるそう。
つまり行動できない理由をやる気(気持ち)に求めてもダメだと言うことです。
「やる気でてこーい」とベットでゴロゴロしていても、やらない限りは一生でてきません。
だから環境に対して行動できない要因を探していったほうが良い。
これまで書いてきたのは、ほとんど環境についてでした。
【結論】「やる気」に頼ってはダメ
わたしたちは学校や会社に、毎日やる気満々で行っていたでしょうか。
いや毎日かと言われたら、そんなこと絶対にないですよね。
でもなんだかんだで通い続けられる人が多いと思います。
それは社会全体がそういう環境になっているから。
やる気がなくても、ある程度こなせる環境を学校なり会社なりが作ってくれているからです。
これは「やりたい、やりたくない」とうい気持ちに関わらず「できる」環境にしておくことがいかに大事かを物語っています。
わたしは完全自由なフリーランスになりましたが、なんだかスタバに出社する感じになってます(笑)
自由だと堕落するほうが多くて、じぶんで環境や規律を整えてあげないとダメなんですね。
その時ヒントになるのが、皮肉なもんでこれまで経験した学校や会社の経験です。
っというわけで「やる気がない!」と悩んでいる人は、やる気に着目するのをやめて、ぜひ環境に着目してください。