本屋にいくと平積みされていることが多くて、前から気になっていたこのマンガ。
ふと見たらけっこうAmazonポイントが貯まっていたのでまとめ買いしました!
で、読んでみたらとってもおもしろかったです。
その名のとおり登山に関する内容なのですが、わたしは登山とかぜんぜんしません。
でも誰でも楽しめるマンガだと思います!
単独登山女子=おひとりさまの趣味を満喫するマンガ
ただストイックに登山するわけではなく「食欲」と銘打ってあるとおり、山で食べるご飯を紹介するのが魅力のひとつになっています。
主人公、日々野鮎美はひとりで山を登り、ひとりでメシをかっくらうことを信条としています。
テイストは孤独のグルメに似ていて、孤独のグルメファンならおおむね『山と食欲と私』も好きになっちゃうでしょう。(わたしがそうなので)
鮎美は「単独登山女子」を自称。
山ガールになってかわいい「映えファッション」をSNSでシェアするわけでもなく、誰かと「コミュニティ」を作る目的で登山をしているわけでもない。
ただ淡々と自分の楽しみとして山に登り続けています。
その姿勢がなんとも好感が持てます。
途中、なんどかSNS目的で登山やキャンプをするキャラクターが登場するのですが、それがちょっと滑稽に描かれていて、個人的に痛快ですね(笑)
また鮎美の登山レベルが上級者じゃないのも良いなぁと思います。
きっと登山なんてマニアックな話をしようとすればいくらでもできると思うんですよ。
マニアックな方が登山好きには喜ばれるでしょう。
でも、このマンガは主人公が中級者なので、登山未経験者でも興味を持って読めるし、何より初心者|上級者という壁をつくる考え方自体がナンセンスだと思わせてくれます。
だって、比較したり共感したり、他人の関わり合いを前提としない「単独登山女子」なんですから。
自分の楽しみのため登っているし、それで良いんだと思います。
最近は知識と経験をひけらかすことを「マウンティング」なんて言いますが、その言い方はのマウント(山)に失礼だな。
山はもっと懐が深い!(笑)
※注 マウンティングの語源は「山」のマウントではなく「またがる」のマウントです
27歳の鮎美は平日は会社員として働いています。
とうぜん下界(日常生活)では自分とは違う考えを持った人たちもいますよね。
そこでやっぱり悩んだり、ストレスを抱えたりします。
そんな時、鮎美はちょっと鬱々とした気持ちを抱えながらも山に登り、気分をスッキリさせます。
そして鮎美は決して誰かをマウンティングすることなく、山の気分転換パワーを借りながら、人との違いやストレスを受け流していくのです。
白黒ハッキリさせない。
勝手に勝負ごとにして、勝った負けたと騒がない。
なんだかとっても大人の態度に思えるんですね。
だから読んでいて気分がいい。
押しつけがましくない。
とっても好感がもてる作品だと思います。
山に登ってみたくなる
とにもかくにも巻を読み進めていくたびにフツフツと山に登ってみたい気持ちが沸いてきます。
山に登るという大カロリー消費をすれば、こんな糖質いっぱいのご飯を食べても良いんですもんねぇ(笑)
ゴクリ…
『山と食欲と私』を読んでみると、登山って計画がすごく楽しそう。
経験、体力、装備、そして山の難易度やコースを総合的に見ながら登山計画を立てていく。
計画と言うかそれは作戦に思えて、なんだかRPGゲームような楽しさが見て取れました。
そうゆうところにハマるのかもなぁ…。
登山をする人はもちろん、しない人も休日に読んでみると良いストレス解消になるおすすめ作品です。
またAmazonユーザーの方は、
- Prime Reading(Amazonプライム)で1巻まで
- Kindle Unlimitedで5巻まで
読めます。
どちらも無料体験があるので、ぜひ利用してみて下さい。
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見開きで山の景観がドーン!と絵が描かれているコマが気持ちいので紙の本で買うのも良さそうです。
お好みに合わせてどうぞ!
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