この笹竹(ささだけ)という山菜はご存知でしょうか?
東京でも、ちょっと小洒落たスーパーだど春になると「姫竹」とか「ネマガリダケ」という名前で売られていたりします。
ブランドがつくものは「月山筍 」なんて呼ばれたりも。
わたしは山形県の片田舎の出身なのですが、ウチではほんとうによく食べていました。
呼び名も笹竹なんて呼ばず、ずっと「タケノコ、タケノコ」と言っていたので、むしろタケノコはふつうのヤツじゃなくて、こっちが本家だと思っていたくらい(笑)
少し前に実家から届いたので、今日はレシピをご紹介します。
ウチで定番の炒め煮です。
笹竹の炒め煮の材料
2〜3人前
- 笹竹 約300g
- 糸こんにゃく 200g
- 豚肉 200g
- 酒
- 白だし
- 醤油
まぁ、分量はだいたいです(笑)
そんなに凝った料理じゃないので、味をみながら決めていきます。
「白だし」としていますが、顆粒だしでも自分でとった一番だしでも、和風だしならなんでもOK。
なんなら麺つゆとかすき焼きのタレでも美味しいと思います。
豚肉は脂身が多いほうが美味しいので、豚バラか細切れでも油が多そうなのを選んでくださいね。
笹竹炒め煮の作り方
必要なら最初に糸こんにゃくをアク抜きして、少しカットしておきます。
次にフライパンに調味料をてきとうに(笑)入れて、豚肉を炒め煮にしていきましょう。
火が通ったら、いったんボールかバットに豚肉をよけておきます。
フライパンに残ったタレにアクが出ていたら、少し取り除く。
で、豚肉の旨味がでたそのタレに糸こんにゃくと笹竹を投入。
ここで、少し長く煮込みます。
10分ぐらい煮込むと、少しづつ笹竹が柔らかくなってきて美味しくなります。
糸こんにゃくから水分が出るので、味見しながら調味料を足してください。
味がしみてきたと思ったら、火を止めて豚肉を戻しましょう。
火を止めたまま15分ぐらい置いておくと、さらに染みて良い感じです。
食べる直前に軽く加熱するとグッド。
で、完成です!
笹竹はたぶん、めちゃくちゃ食物繊維たっぷりなので、けっこうヘルシーだと思います。
ごはんのおかずにもピッタリですよ。
笹竹はモノをよっては太くて固い場合があります。
特に根元の部分。
その場合は、繊維を切るように斜め薄切りすると良いです。
っというわけで、なかなかふつうは食べないと思いますが、笹竹料理のレシピをご紹介しました(笑)
笹竹はあらゆる山菜の中でも、アクが少なめで香りがよく、また食べごたえがあるので、山菜大好き山形県民もイチオシです。
機会があったら、ぜひ食べてみてください!
その他、竹の子ごはん、味噌汁、天ぷらのレシピや、下処理の方法などは鮭川村のサイトにまとまっていました。