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シン・ウルトラマンを観た感想(ネタバレ含む)

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シン・ウルトラマンの映画チケット

話題の『シン・ウルトラマン』を映画館で観てきました!

 

いやぁ、おもしろかったですね。

 

なんだか久々におもしろい映画をみたという感じです。

批評を見ないで観に行くのがおすすめ(笑)

こんな感想ブログを書いていてなんですが、これから観に行く人はむしろ「批評・感想」の類を見ないで、映画館に足を運ぶのをおすすめします。

 

わたしは観終わってから、ネット上にある批評を読んでみましたが、ほんと観る前に読まなくてよかった(笑)

 

シン・ウルトラマンだって、もちろん賛否両論あります。

その「否」の部分を先に読んでしまうと、間違いなく興が削がれたでしょうね。

 

おそらくその「否」の部分を発見・批評することにエネルギーを注いでしまうはずです。

 

「これはたしかに良くないな」「え?ぜんぜんアリじゃん」

 

どちらにせよ、第三者であるどこぞの知らない批評家の目線で映画を見ることに終止してしまい、じぶんの感想が持てなくなってしまう。

 

それではもったいないので、ぜひまっさらな状態で見てほしいですね。

 

それでは以下からネタバレを含みますので、まだ観ていない方はご注意ください。

 

どちらかというと、もうすでに観た人と感動を共有したい記事です(笑)

 

いろんな作品の架け橋になる映画

わたしは原作ウルトラマンはほとんど観ていません

でも、それでも十二分に楽しめました。

 

オタク、マニアの多いウルトラマンですから、シン・ウルトラマンも観る前に前提知識が必要かと思えてしまいます。

 

けれど、そんなのぜんぜんなくてもOK。

 

まずシンプルに「スピード感と緊張感のある、カッコいい映像」がこの映画の中にはあるので、それだけでも観る価値があり、”見れる”ものだと思いますし、実際に見れちゃいました。

 

例えばシン・ゴジラと比べると、シン・ウルトラマンのほうがだんぜんアクションシーン(戦い)が多いです。

 

派手で、ちょっとコミカルな動きもある。

だから「前提知識」など通り越して、その映像だけで楽しめます。

 

また翻って考えてみても、ウルトラマンとは当時の子どもたちがまず第一に熱狂した作品であって、そもそも「前提知識」なんてモノは求められることはないはず。

 

だから多くの人に気楽に見れる作品になっています。

 

そのベースがあった上で、いろいろと語る部分が多い作品でもあります。

 

いっしょに見た友人は、ウルトラマンのアクションやかいじゅうのデザインに「エヴァンゲリヲンっぽさ」を見いだしていました(笑)

 

たしかに、エヴァを連想する感じもある。

 

そして同じく庵野さんと樋口さんで作られた「シン・ゴジラ」とつながるシーン(配役)もある。

 

もちろん、原作ウルトラマンのオマージュもふんだんにある。

 

シン・ウルトラマンから派生して、さまざまな作品に興味が飛び火する作品だったような気がします。

 

監督の樋口さんもインタビューで、

初代版と現代人の“断絶”を解消することが自分の役割

と語っていますね。

 

もはやわたしはウルトラマンだけでなく、庵野さんの過去作品との架け橋にもなっていると感じました。

 

ベースにある「スピード感と緊張感のある、カッコいい映像」が作品のクオリティをしっかり担保。

 

さらにトークエイブルなディテールがふんだんにある。

 

ほんとうに充実した作品だと思います。

 

 

現実世界の海の向こうを想う

シン・ウルトラマンを見て、現実世界の海の向こうで起きている戦争のことを思い起こしました。

 

シン・ウルトラマンでは、外星人(異星人)が何人(人?)か出てきます。

 

彼らは人類が軍事転用できる種族だと知ると、人類を奪い合おうとします。

 

けっきょく、どんなに科学技術あって、どんなに超常的な生命体でも、武力があれば争いが起きてしまう様が、そこに描かれています。

 

みんな、人類に対して理不尽すぎる(笑)

しかし戦争だとか争いというのは、本質的に理不尽なものです。

 

わたしたちは海の向こうの「戦争」を語る時、身近なものを例に出して語りますよね。

 

例えば「殴らたら痛いでしょ?」という基本的な倫理から、戦争を批判することを試みます。

 

それとはまったく逆に、身近なものではなく、遠い世界、いや「遠い」というより空想の世界に住人であるウルトラマンなど外星人を用いて、行いの愚かさを描く。

 

ふつう、空想の世界は現実とは遠ざかり、そのふたつをリンクさせるのは困難を極めます。

 

しかしシン・ウルトラマンはキャラクターや設定のリアリティがあるがゆえに、わたしに空想と現実をリンクさせることに成功しました。

 

そう思った時、わたしは「エンターテイメントってやっぱり良いな」と素朴に感じたのでした。

 

エンタメとはしばしば無意味なものとして軽視されがちです。

 

けれど、つくり手がリアリティをもってつくり、受け手が想像力を持って受け取る時、エンタメも現実に近づくのだと思います。

 

作品を通して、「わたしたちの現実世界」を想像できるシン・ウルトラマンは、やっぱり良い作品ではないでしょうか。

 

シン・仮面ライダーも楽しみ

「シン」シリーズの3つ目は仮面ライダーだそうです。

 

庵野さんから「巨大」とか「地球外生命体」を除いたら、どうなるんでしょうね?

 

コミュニケーションがとれないゴジラから、おしゃべりできる外星人に変わっただけでも、描けることがずいぶんと変わっています。

 

ほぼほぼ人間である仮面ライダーが題材となると、もっと個人の内面的な部分が浮き上がってくるかもしれませんね。

 

なんにせよ、楽しみです!

 

 

 

 

今日のあとがき

3月9日

楽しさの次元がひとつ上がった気がする。よしよし。

  

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