「すごい焙煎師がいるんだよ」
馴染みの喫茶店でそんなウワサを耳にしました。
その焙煎師がいるのは、沖縄は宜野湾市。
「YAMADA COFFEE」のその人です。
沖縄のコーヒー好きは今すぐYAMADA COFFEEへGO!
YAMADA COFFEEで店主を務める山田さんは東京の世田谷・狛江のコーヒー屋「堀口珈琲」で修業した人です。
堀口珈琲は日本におけるスペシャルティコーヒーの先駆け的存在で、10年以上前から高品質なコーヒー豆を日本に広めてきました。
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堀口門下生は日本各地に広まり、全国のお客さんに美味しい珈琲を提供し続けています。
山田さんもまさにその一人というわけですね。
なので、沖縄に行く予定があったぼくは思わずYAMADA COFFEEに足を運んだのでした。
言わずもがな、本格的なコーヒーが飲めます
店内には8席ほどカフェスペースがあり、山田さんが焙煎したコーヒーをいただくことができます。
ブレンドが5種類もあるのが特徴ですね。
近年、本格的なコーヒー屋というとシングルオリジンで飲ませるのが主流となっています。
また浅煎りが珍重されるムーブメントの中でYAMADA COFFEEでは深入りもちゃんと扱っています。
シングル+浅煎りといった近年のサードウェーブムーブメントに対して、YAMADA COFFEEではブレンド+豆の特徴によって煎りわける、というスタイル。
何かプライドやポリシーを感じますね。
このスタイルは本家、堀口珈琲でも同じです。
もちろんYAMADA COFFEEでもシングルオリジンを頂くことができます!
季節のおすすめを教えてくれるので、ぜひ山田さんに聞いてブレンドと飲み比べて見て下さい。
そして、ぼくが今回飲んだのは"あえて"浅煎りの「LIVELY」というブレンド。
実は浅煎りがもっとも焙煎の腕が問われるそうです。
生焼けになって美味しくなくなるリスクがあるので、浅煎りながらもちゃんと豆の内部まで熱が通った状態を作り出せるか?
焙煎師の腕の見せ所というわけです。
で、飲んでみた結果は…。
んんッ!?ウマい!!!
スッキリ(スカッと、と言ってもイイ)味わいに、華やいだ香り。
そして浅煎りにありがちなあの嫌な酸味がありません。
昔ながらの苦いコーヒーに飲みなれた人は、最近の酸味のきいたコーヒーが苦手な人が多いと言います。
実際、「コレすっぱいだけじゃね…?」というコーヒーを出しているところもあるのが正直なところだと思います。
ですが、YAMADA COFFEEさんのLIVERYなら苦いのが好きな人でも一度試す価値はありそうです。
特にジメジメした沖縄の風土にはピッタリ合うような気がしました。
「本格的なコーヒー」というと、ブラックしか飲んじゃダメ!みたいな風に思う方もいるかもしれませんが、YAMADA COFFEEに限って言うとそんな偏屈な考えはありません。
カフェスペースでは色んなアレンジドリンクを飲むことができます。
こちらは定番のカフェオレ。
そしてコーヒーゼリー!
コーヒーゼリーはガッツリ苦いです!
こちらはカフェ・リモーネというコーヒーのレモネード割りのようなもの。
なかなか変化球っぽいですが、ビックリするぐらい美味しいです。
コーヒー+レモン+炭酸って一見して美味しくなさそうですが、そこにしっかり入った甘みがすべてを上手に繋げてくれています。
炎天下の沖縄、YAMADA COFFEEに逃げ込んでゴクゴク飲みたい。
スウィーツも種類は少ないながらも充実しています。
パイナップルサンデー(期間限定)はインスタ映えもしそうw
で、このチーズケーキですよ!
チーズケーキって色んなタイプがありますが、こちらはミルキーな甘さと香りが楽しめる逸品。
個人的に一番好きなタイプのチーズケーキでした。
ドリンクの種類を問わず、ぜひ食べてほしいです。
YAMADA COFFEEへのアクセス
YAMADA COFFEEは宜野湾中心部からほど近いあたりにあります。
車文化の沖縄ですからアクセスに苦労はしないですよね。
沖縄県宜野湾市宜野湾3-17-3(Google MAP)
TEL 098-896-1908
OPEN 10:00~19:00
定休日:月曜日
ただ駐車場は最大で3台程度だと思うのでそこだけ注意して下さい。
色んな種類のコーヒー豆を常時取り扱っており、何と言っても素晴らしい焙煎師がいますから、沖縄のコーヒー好きの聖地になりそうな予感。
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