「親に迷惑をかけたくない!」
そんなまじめな子を見るたびに切なくなります。
いや~、もっと迷惑かけて良いんですよ。
今回はわたしの体験から、
「親に迷惑をかけてよい理由」
をお届けしたいと思います。
実はわたしは無職だった時期があり、しっかりと親に迷惑をかけました(笑)
それでも自分を責めたりしてません!(した方がよい? )
親に迷惑をかけたくない子どもの心理
まず、そもそも「親に迷惑をかけたくない」その本音はなんでしょう?
実はあなたもこんなこと考えていませんか?
- 人に頼る=人に迷惑をかける=恥ずかしいこと
- 甘える=弱い自分=出してはいけないこと
そしてそれが親相手になると
- 親に心配をかける=親不孝=だめな自分
これって親を心配しているようで、
「親を大事にできない、弱い自分を認めたくない」
そんな心理が隠れていますよね?
「人に迷惑をかける弱い自分なんて、だれも受け入れてくれない!」
「甘えて拒絶されると、自分の存在まで否定されたようで怖い!」
いつも不安を抱えていませんか?
大丈夫、大丈夫。
そんなこと、ぜ~んぜんないんです!
その理由を3つに分けてご説明します。
①頼られるのは嬉しいから
人に頼ること=人に迷惑をかける、では全然ないのです。
例えばみなさんが人に頼ろうとする時、にいい加減な人に頼るでしょうか?
たぶん自分が一番信頼している人に頼るはずですよね。
逆の立場で考えて、大切にしている人が自分を信頼して頼ってくれたらどうでしょう?
想像してみると、とても嬉しいですよね。
人と関わり合うことを必要以上にネガティブにとらえなくてよいんです。
②迷惑かけるならまず親にすべきだから
中学、高校の時だったかな?
親父に言われたこの言葉がわたしたち親子の信頼の1つです。
タバコかお酒の話をしていた時だったと思います。(そういうのやらない子どもだったんですけど)
その時、親父がいった言葉。
「タバコを吸いたくなったら、お酒を飲みたくなったら俺の目の前でやれ。それなら責任とれるから。」
これを聞いてわたしは妙に納得したわけです。
なるほど、たしかに隠れて悪いことするよりはよっぽどマシだなと。
親は少なくとも自分に対して責任をもってくれるんだなと感じました。
それって信頼ですよね。
まぁ、30歳過ぎた現在でもタバコもお酒もやらないわけですが(笑)
「世間に迷惑をかける前に、親に迷惑をかけろ。」
たしかにこの言葉は一定レベルで筋がとおっていて、親は子に対して責任を持たなければいけません。
そしてその責任は他人に譲渡することはできないのです。
親に迷惑をかけてしまう自分なら、そのことを悔やむ前に、受け入れた上で努力を始めたら良い。
悔やんで、悔やんで、ただそのままで2、3年経過してしまったら…。
それこそ迷惑じゃないですか?
「父ちゃん、母ちゃんゴメン!2年以内に結果出すから今は面倒見てくれ!」
その方がよっぽどスッキリするし、毎日が充実するのではないでしょうか?
③自立とは、依存先を増やすことだから
小児科医の熊谷晋一朗さん曰く、
自立とは、依存先を増やすこと
だそうです、
なるほど、これは言い当て妙。
たしかに自立している大人とは、会社の世話になり、パートナーに支えられ、地域に支えられ、時に親からも支えられていますよね。
あなたは「親に迷惑をかけなこと」を変に大ごとだと捉えていないでしょうか?
自立とは少しづつ少しづつ、色んな世界で生きていけるように自分を広げていくことです。
だから親が支えてくれるその優しさをスッパリ切らなくても良いんです。
優しさも受けながら、一つ一つ依存先を増やしてみましょう。
自立はできる、今すぐだって
もちろん「ずっと甘え続けろ」と言っているわけではありません(笑)
精神的な信頼や愛情はずーっと持っていて良い。
ただ金銭的にはいずれ自立しないといけないでしょう。
とは言え、金銭的自立って実はそんなむずかしいことでもない。
自立した今、そう思います。
なにより自立とは自由、とっても楽しいです!
自立に必要なこと、頼れるサービスを別の記事にまとめました。
合わせて参考にしてみてください。
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