ニート大好き!
って言うとおかしいかも知れませんが、わたしは好きなんですよねぇ。
思えば大学時代。
3年も後期になるとほとんど講義もなくなるじゃないですか?
友達と朝までゲーム。
公園でサッカー。
子どもみたいですがw、あのどこまでも広がる自由な生活が嫌いなんて人は正直あんまりいないんじゃないでしょうか?
ニート漫画を読んでいると、あの青春の日々が思い起こされるようで楽しんですよ。
結果、わたしは自由を求めてフリーランスになってしまいました。
「ええい!今日は仕事やめじゃ~!」と突発的な気分で一時的にでもニート生活を楽しめるからですw
この記事では、そんなわたしから「おすすめのニート漫画」をご紹介します!
ヒマ人ニートのバイブルです!
- おすすめニート漫画①:理想のニート生活を描いた『働かないふたり』
- おすすめニート漫画②:生きづらさてんこ盛り『凪のお暇』
- おすすめニート漫画③:誰にでも起こり得るニート生活『34歳無職さん』
- おすすめニート漫画④:ネットばかりしている引きこもりに読んで欲しい『ヘナヘナ快進撃』
- おすすめニート漫画⑤:ナンセンスギャグ「まめきちまめこニートの日常」
- おすすめニート漫画⑥:安い飯を心から楽しむ「ニートめし!」
- おすすめニート漫画⑦:夢追い人の意外な感動作『俺はまだ本気を出していないだけ』
- おすすめニート漫画⑧:遅れてきた青春『THE3名様』
- ニートが書いた書籍もおすすめ
みんながみんなニートになれるわけじゃない(そりゃそうだ)
でもだったら、せめて楽しい職場で働きたいですよね?
ニートになりたくなるほど今の職場が合わなかったら、転職を検討すべき。
とは言えいきなり転職なんて現実味がない。
まず一歩を踏み出してみたい人はミイダス を使ってみてください。
ミイダスは転職後の推定年収であなたの可能性を教えてくれます。(無料)
おすすめニート漫画①:理想のニート生活を描いた『働かないふたり』
兄の守と妹の春子は高校を卒業しても働かない兄弟。
守はニートでありながらも、元々秀才で友達も多い通称「エニート(エリートなニート)」
春子は対人恐怖症で人見知りというキャラ。
そんな2人のニート生活を描いた『働かない2人』ですが、これがまぁ最高なんですよね!
実家暮らしの守と春子。
のんびりマイペースな父は2人にやさしく、一緒に遊んだりもします。
母親も「働け!」と厳しい態度をとりながらも、なんだかんだやさしく見守っています。
普通、ニートと言うと「家族とこじれるのが当たり前」みたいなイメージがあるじゃないですか?
ところがどっこい、働かない2人ではそんなシリアスなシーンはまっっったく出てきません。
基本的に2人でゲームしたり、遊んだりしている日常がたんたんと描かれているだけ。
そして2人は孤独とも無縁です。
週末になると遊びに来る守の友達「丸山くん」、お隣さんの「倉木さん」を中心に色んな友達が遊びます。
- 守と丸山くんと同級生「遠藤くん」
- 春子の友達で長身でケンカが強い「ユキちゃん」
- 同じく春子の友達でひそかに丸山くんに思いを寄せるイケメン「友春くん」
- 父の部下で実は守と近い関係にあった読書家の「外山さん」
性別、年齢、仕事、所属関係なく色んな人が集まってくるですね。
これはきっとニートの懐の深さでしょう(笑)
孤独で引きこもり…。
そんなイメージとはかけ離れて、みんなでワイワイ公園でご飯食べたり、山に秘密基地作りに行ったり、ぶっとおしで何本も映画みたり(笑)
そこに描かれているのはまさに「永遠に続く夏休み」
ぼくが個人的に好きなエピソードは年末のカウントダウンのネタですね。
もう三週目ぐらい読んでるんですが、いまだに笑っちゃんだよなぁwww
あとはネタの3割ぐらいが下ネタですね(笑)
守はずっとオナラしてますし、ウンコのオンパレード(?)です。
こんな感じで下らないネタばかりかと思いきや、14巻になると急激に良い話がいっぱい出てきます。
孤独な独居老人や、育児疲れの主婦との出会い。
何でもない日常の素晴らしさをしみじみ感じたり…。
ギャグだらけから一変、「何でもないよぉなことがぁ幸せだったお思うぅ♪」と思わず歌いたくなるような素朴なエピソード満載でちょっと感動しちゃいましたね。
『働かない2人』の世界はマンガならでは。
現実はニートにもっと厳しいと思います。
描かれているのは理想のニート生活です。
ですが、2人のお金をかけない遊び方や誰にでも寛容でいる態度は、間違いなく楽しい日々を作ってくれる力になるであろうとぼくは思います。
お金を持ってなくても、気の置けない友達とやさしい心があれば楽しく、そして幸せに生きていける。
大袈裟ですが、『働かない2人』を読むとぼくはそんな気持ちになってホッとするんですよね。
正直、この1年で読んだマンガで一番おもしろかったです!(笑えるという意味で)
おすすめニート漫画②:生きづらさてんこ盛り『凪のお暇』
2019年に話題にドラマ化されて呼んだ作品。
原作の漫画版はドラマよりももう少しドロドロしていますね。
主人公はもとより、登場人物みなそれぞれの「生きづらさ」や「トラウマ」を抱えています。
毒親に育てられて、その呪いがまだ消えない主人公の凪。
仮面夫婦ならぬ仮面家族の家庭で育ち、マウンティングでしか自分を肯定できない元カレのシンジ。
感情がなく、人を本当の意味で好きになれないゴン。
etc、etc、etc…。
読んでいると、きっと誰かしらに共感する部分があるハズ。
そんな凪がお暇(ニート生活)をとって、断捨離をし、立川のボロアパートに引っ越しすところから物語は始まります。
少しづつ自分を見つめなおしていく姿は希望を貰えますね。
2023年現在で続巻中です。
おすすめニート漫画③:誰にでも起こり得るニート生活『34歳無職さん』
あなたは今"普通"に働いている人ですか?
もしかしてニートや無職なんて「ありえね~」と思ってる?
あるいは夢を追いかけたり、自分探しをしたり無職を何か「特別なこと」「他人ごと」だと思っていないでしょうか。
ところが『34歳無職さん』の主人公はあなたと同じく"普通"に生きてきた人でした。
マジメに勉強して それなりな大学出て ちゃんと就職して
結婚して子ども産んで 今こんなだもんね
考えてみれば、無職になるのなんて簡単です。
単に仕事をやめれば良いんですから。
だから無職って誰にとっても非現実的なことじゃない。
「人生100年時代」と言われる長い人生、無職になる時期がいつ誰に来てもおかしくないんです。
では、そんな"普通"の無職にもしなったら、どんな生活が待っているのでしょうか?
それを描いているのが『34歳無職さん』です。
その作風もあいまって、主人公の無職生活はごくごく平たんに穏やかに描かれています。
親や友達にテキトーに心配されたり、自分で決めたとはいえ少し不安になったり。
ちょっと太ったり(笑)
多少のうれしさを感じるとしたら、みんなが働いている時にゆっくり寝れることぐらいでしょうか。
自分探しの旅に世界を一周するとか、運命の人に出会うとか、べつだん劇的なことは何もおこりません。
無職の悲しみ、辛さ、また嬉しさも楽しさも、とてもシンプルな絵と表現で描かれています。
それはとてもリアリティのある生活に思えました。
ぼくも無職みたいなフリーランスやってますからわかるんですが、無職なんて「そんなもん」なんです。
例えば「こうすべき!」「これはダメ!」といったメッセージ性は『34歳無職さん』から感じることはできません。
だからこそ、このマンガを読んだ時、「ヤバッ、無職生活つまんな過ぎ」と思うか「あぁ…ゆっくりしてていいなぁ」と思うかどうかで、あなたの無職適性がわかりますね。
答えを読者に委ねる、そんなマンガだと思います。
ある意味でとても個性的なマンガなので賛否両論あります。
ハマる人はとってもハマってしまうマンガだと思いますよ。
おすすめニート漫画④:ネットばかりしている引きこもりに読んで欲しい『ヘナヘナ快進撃』
『34歳無職さん』が"リアル" だとすると『ヘナヘナ快進撃』はまさに"ドラマチック"!
作家の瀬海歩さんの自伝的マンガで、その半生が描かれています。
これがもう、読んでてツラい!!!
全24話、1巻完結の漫画ですが15話ぐらいまで絶望の日々が続きます…。
うつ病、緑内障、統合失調症、精神病院、母との死別、妹とのすれちがい。
もう神様に「勘弁してやって!!!」とお願いしたくなりました。
しかし瀬海さんは絶望を抜け出し、希望の道を歩んでいくこととなります。
最終的には自分の才能を生かした仕事で成功をおさめることになるんですね。
社会インフラをちゃんと使うことや、メンターとの出会いなど成功への要因はいくつもあります。
中でも瀬海さんを救ったのはインターネット(ってかAmazon)でした。
「インスタ映え」が流行語になり、インターネットはすっかり社会に浸透して誰にとっても身近なものになりました。
他方では瀬海さんのように心や体に傷を負った人のよりどころでもありますよね。
ツイッターや2chを見るとツラい想いをしてきた人がたくさんいることに気づきます。
つまり"かつての瀬海歩"は決して少なくない人数がこの世界に存在しているわけです。
『ヘナヘナ快進撃』を読むと、彼らを救うのもまたインターネットなのだと思います。
「引きこもりでネットしかやってない…」そんな風に絶望している人も、今目の前にあるネットこそ実は希望なんだと気づける作品です。
おすすめニート漫画⑤:ナンセンスギャグ「まめきちまめこニートの日常」
ニートでマンガ家(?)のまめきちまめこさんの自伝的マンガです。
自らを「これでもか!」というくらい自虐的に卑下した内容(笑)
ひょうひょうとして、お調子者。
経済面や生活面などリアルな部分は描かれておらず、無職というおふざけをしている感じです。
自分で自分をゴミクズと呼ぶ潔さ(?)がギリギリ笑える感じになっています。
なんと今でも「まめきちまめこニートの日常」はブログで続いており、少なくないファンがいます。
さらにさらに、なんと2023年にはアニメになりました!
継続は力なり。
いや、継続はニートなり(?)
(作品としての)漫画を評価するだけでなく、ブログ、ツイッターと含めてまめちきまめこワールドを楽しむのがおすすめです。
ブログ:まめきちまめこニートの日常
ツイッター:まめきちまめこ (@mamekichirou) | Twitter
おすすめニート漫画⑥:安い飯を心から楽しむ「ニートめし!」
まめきちまめこさんのもう1作がこの 「ニートめし!」
「ニートの日常」が4コマだったのに対して、こちらはよりマンガ的でリッチな表現で描かれています。
キャラクターデザインも前作より凝ってるし、ストーリーも割とちゃんとしてますね。
主な内容なニートの唯一の楽しみといっていい「ご飯」について。
と言っても、ニートなのでお金がないですから「安い飯を存分に楽しむ方法」が登場します。
雪が降ったある日。
主人公はブタメンとオロナミンC(好物)を用意。
そしてあろうことか半裸で寒空の下、体を冷やすのです!
で、どうするかと言うと、そのままお風呂に突入してブタメンとオロナミンCをオフにつかりながら食べるという…(笑)。
むちゃくちゃだけど、なんかちょっとわからんでもない。
貧乏には貧乏なりの食事の楽しみ方があるもんです。
なんかちょっと孤独のグルメにも通ずるようなエッジのきいた食の話でした。
個人的には「ニートの日常」より完成度が高く、見やすいなと思いました。
おすすめニート漫画⑦:夢追い人の意外な感動作『俺はまだ本気を出していないだけ』
厳密に言うと、主人公はニートではありません。
突発的に正社員の仕事を辞めたと思ったら「漫画家になる!」と言い出し、それでも飯のタネを稼がないといけないのでバイトしている。
いわゆる「夢追いフリーター」です。
が、齢40歳(笑)
「人間、四十にして惑わず」なんて言いますが、四十から迷いだすという異色作となっています。
コレ、挑発的なタイトルとは裏腹に意外と泣けるんですよね~。
主人公を含め、登場人物たちはみんな「悲しみ」をたずさえてそれぞれの人生を歩んでいます。
友だちの宮田は家族とうまくいっていない…
バイト先で知り合った市野沢くんも複雑な生い立ちで…
ベタな感想ですが、「生きる意味を考えさせられる」作品なんですよね。
クスッとさせるところがありながらも、骨太なストーリーが魅力のこの作品は映画化されたのもうなづけます。
特に主人公と同世代で、人生の折り返し地点に差し掛かった人にはたまらなく刺さってしまうのではないでしょうか?
ニート漫画は基本的にギャグが多いので、際立ってストーリー性の高い作品になりますね。
おすすめニート漫画⑧:遅れてきた青春『THE3名様』
ファミレスで駄弁る(しゃべる)20代前半の3人組。
このマンガはその様子をただ描いただけの内容です。
場面の9割9分ファミレス!
ほんと~にタダの雑談(しかもくだらないやつ)を描写しているだけなので、多分おもしろくない人にはおもしろくない(笑)
あと初版発行が2001年ということで、懐かしい話もできてきます。
誰にでもすすめられるか!?と言われたら、そうではないのですがぼくは嫌いじゃない。
「幸せな人は雑談が多い」なんてどっかのネットニュースで見ました。
それでいうと、この3名様は超幸せ。
大学言っていた方はわかってもらえると思います。
あのただただ時間を浪費して駄弁っていた幸せを。
無意味で非生産的。
でも楽しかったですよね?
THE3名様で描きたいのはきっとその時の空気なんだと思います。
ちなみに豪華キャスト陣で映像化もされています。
どちらかというとコッチの方がおすすめですね(笑)
当時、かなり人気があった作品だったと記憶しています。
U-NEXT でも映像版は配信されていました。(記事執筆現在)
31日間無料で試せますので、お暇な方はどうぞ。
ニートが書いた書籍もおすすめ
以上、8作品のご紹介でした!
特におすすめはやっぱり『働かないふたり』ですかね。
ぜひ読んでみて下さい!
ちなみに「働きたくない!」と言う方はこちらの関連記事もどうぞ。
実際に働かないニートの人たちの本を紹介しています。