「ミニマリスト」という言葉を知ったのは、おおよそ8年前。
今では友人を家に招くと「ミニマリストじゃん!」と言われるまでになりました(笑)
ここでは、わたしがミニマリストになった理由やきっかけ、そしてそこから見えてきたミニマリストのメリットをご紹介します。
ミニマリストなった理由① お金がなかったから
わたしがミニマリストに目覚め始めたのは、30歳になるすこし前ぐらい。
まずはとにかく、「お金」がなかった!
実は20代はバンドマンとして、音楽活動に身を捧げたわたし。
「バンドマン」と言うと多少聞こえは良いかもしれないですけど(良くないか 笑)、実際はフルタイムのフリーターです。
1日8時間、週5。
当時の時給は1,000円を下回っていましたね。
で、当然バンド活動もじぶんたちの持ち出しですから、ものすごーくお金がない。
否応なく、節約をはじめなければいけなかったんです。
そしてその頃、世間で盛り上がりを見せていたのが「ミニマリスト」です。
2015年には新語流行語大賞にノミネートされるほどの盛り上がりっぷり。
今以上にミニマリスト情報をキャッチしやすかったあの頃、わたしがミニマリストにふれるのは自然な流れでした。
大きく影響を受けたのは、佐々木典士さんの書籍『ぼくたちにもう、モノは必要ない』とウェブサイト『YADOKARI』だったと思います。
ミニマリストは、不要な消耗品を買わないことで節約になる。
そしてモノが減っていった結果、広い家が必要なくなる。
つまり家賃が抑えられて、大幅な節約に繋がります。
特にYADOKARIさんでは、ミニマリストから発展して当時アメリカでブームになっていたタイニーハウスを大きくとりあげており、憧れをもって見ていましたね。
そこから実際にわたしもミニマリスト思考を徐々に強めていき、家賃34,000円の1Kアパートに引っ越しました。
今考えても、その行動はまさに値千金だったと思います。
おおよそ月10万円ていどの生活費で暮らせるようになったので、アルバイトを半分に減らし、その頃からハマりだしていたブログで徐々に生計を立てられるようになっていきました。
そして現在に至るわけですが、あの時ミニマリストになって固定費の削減を試みなければ、今の幸せはなかったなと痛感するまいにちです。
ミニマリストなった理由② 自由が欲しかったから
ほんとはアルバイトを減らすことで、バンド活動によりいっそう注力したかったんです。
しかしそんな目論見は悲しいかな(笑)、雲散霧消と消え去ります。
バンドっていうのはメンバーみんなでやることなので、個々人の努力に関わらず、解散するときは解散するんですね。
そうしてわたしのミニマリストになる努力とは関係なく、あえなくバンドは終了。
ここで言いたいのは、ミニマリストになったのは最終的には「節約」が目的ではなく、その先に得られる「自由」が目的だったこと。
ほんとは「自由」をバンドに使いたかったわけですが、派生的にはじめたブログの方へとシフトチェンジ。
「自由」は応用が効く概念です。
自由を夢のために使うか、お金のために使うか、家族のために使うか。
それは個人の自由だし、その時々で違うでしょう。
でも「自由」なんて、確保できるなら確保しておいて損はないですよね。
今、とても幸福感をもって暮らせているのは「ミニマリスト」がじぶんの生活基盤になったからかなと思います。
思うに、ミニマリストは人種、性別、年齢、ライフステージなど、個々人の事情に関わらず多くの人の役に立つ。
かつてのじぶんのようになにか夢があって努力をしたい人も、ミニマリストになることによって、その夢に全力投球できます。
夢なんか無くても、まいにちをご機嫌に暮らすためには、これまたミニマリストが役に立つ。
尽きることのない家事や雑事の軽減、お金の節約は誰にとってもうれしいですよね。
先々を考えても「老後2000万円問題」に代表されるように、将来の不安は尽きることがありません。
それでも少ないモノ、エネルギー、人間関係で幸せに生きるためのメソッドをじぶんがもっていれば、過度に不安がる必要はないのかなと思います。
ミニマリストになる
一歩踏み出したい人のために「ミニマリストになるためのガイドブック」になる記事を書きました!
ミニマリストの定義と歴史。
ミニマリストの始め方、続け方。
そして頼れる先輩ミニマリストまで、網羅的に紹介しています。
関連記事:ミニマリストになるには?メリット・デメリットを知って、断捨離をはじめよう!