すっきりした部屋でシンプルに快適に暮らすミニマリスト。
ミニマリストに興味や憧れがある人のために「ミニマリストなる方法」をまとめました!
ミニマリストの定義と歴史から、実際にミニマリストになるためのステップ。
そして頼りになる先輩ミニマリストたちまで網羅しました!
- 【解説】ミニマリスト(Minimalist)とは?
- ミニマリストのメリット・デメリット
- ミニマリストになるには、まず「断捨離」から
- ミニマリストを続けるために必要な「買い物ルール」
- 先輩ミニマリストから学ぼう
【解説】ミニマリスト(Minimalist)とは?
一般に、
モノが少ない人
を言います。
「ミニマリスト」は2015年の流行語大賞にもノミネートされ、一時とても流行しました。
現在はピーク時の熱は冷めたものの「片付け・整理整頓・インテリア」の話になると必ずと言ってよいほど引き合いに出される、便利な言葉として定着しています。
ミニマリストと言えば、がらーんとした部屋でひとりMacBookをカチャカチャ…。
そんなイメージがみなさんあると思います(笑)
ただ実際はもうすこし懐の深い概念。
ミニマム=最小限とは、人によって捉え方が違うからです。
サッカー選手ならサッカーの道具はすべて必要だし、料理人なら調理道具はすべて必要でしょう。
べつに職業じゃなくても”必要”最小限は千差万別なので、ミニマリストを自称する人でもある人はそれを持っていたり、ある人は持ってなかったり…。
「車を捨てなきゃミニマリストじゃないんだ!」なんて狭い定義じゃないんですね。
また家財道具だけでなくファッションや人間関係、情報やエネルギーにまでミニマリズムを適応させていくのも、ひとつのミニマリスト的ライフスタイルです。
ミニマリストの語源になっている「ミニマリズム=最小限主義」は、元々は建築の世界から生まれた言葉だそう。
そこから絵画や音楽の世界まで、ミニマリズムは浸透していきます。
そして近年、ライフスタイルとしてのミニマリストが一気に広がったのは、2009年のリーマンショックが契機でした。
リーマンショックが不動産に端を発したため、郊外に安い土地を買ってトレーラーハウス、キャンピングカー、自作の小屋などで暮らすタイニーハウスムーブメントが起こったことも、ミニマリストを後押したようです。
「ミニマリスト」はインターネットを中心に、市井の人が広めた草の根の運動である点もユニーク。
テレビや新聞、雑誌など旧マスメディアが「モノを買うのを減らそう!」なんて大声で言えないですから(笑)
そのため「ミニマリスト」はヒッピーやパンクのような、カウンターカルチャーの側面もはらんでいます。
実際にミニマリストを自称する人のなかでは、アナーキスト(無政府主義者)を宣言する人もいますよね。(だいがい海外の人ですが)
もちろん、わたしはアナーキストではないです(笑)
なんにせよ、現代の常識からすると変わったライフスタイルであることはたしか。
しかしだからこそ、その生活にはメリットがあるし、同時にデメリットもあるんですね!
ミニマリストのメリット・デメリット
メリット① 節約になる
家からモノが減り、買い物が減ればもちろん節約になります。
単に消費が減るだけでなく、モノが減ったことでより狭い家に引っ越すことも可能に。
そうすると住宅ローンが減り、冷暖房効率が良くなったことで光熱費も減り…とドミノ倒しで節約になっちゃいます。
とにかくお金に関しては、ミニマリストなって損はありません。
逆にお金持ちほどミニマリストであるとも言いますよね。
メリット② 家事の負担が減る
実は必要じゃなかった空気清浄機を捨てたら、フィルター交換など手入れのめんどうがなくなった。
ソファを捨てたらコロコロでホコリや髪の毛をとることもなくなった。
そしてモノが少ないから、掃除するときもわざわざモノを移動させる手間もなくなった!
っというように家に中のモノを厳選することで、どんどん家事の負担が減っていきます。
他にも洋服の点数や素材を厳選することで、洗濯がラクなったり、買い替え時がわかりやすくなったり。
調理グッズを厳選することで、料理のスピードが上がったり、洗い物が減ったり。
基本的には減れば減るほど楽になっていくので、家事が苦手な人はミニマリストにチャレンジする価値はあると思います。
メリット③ 時間が増える
家事の負担が減るとはつまり、時間が増えること。
家族と過ごしたり、健康のためランニングしたり、あるいは副業をしたり…。
増えた時間をさまざまなことに投資できますね。
逆言うと「なんだか忙しい…」と漠然と感じている人は、ミニマリスト思考を取り入れてみると良いかもしれません。
メリット④ 趣味や勉強に打ち込める
やりたいことがある人は、ミニマリストになるべきでしょう。
家事を減らして増えた時間、節約してできたお金。
それを趣味や勉強にどーん!と投資します。
もちろん、目的意識がなくてもミニマリストになって良い。
逆にミニマリストになったことで楽しめる趣味も増えるかもしれません。
関連記事:ミニマリストにおすすめの趣味8選。モノが少なくても楽しめる趣味
メリットは以上のようにお金と時間が増えること。
逆にデメリットになり得るのは、どんなことでしょうか?
デメリット① 流行に疎くなる
シンプルで定番のモノを好むミニマリストは、流行をあまり取り入れません。
結果、まわりから置いてけぼり…。
20代だとちょっとさみしいかもしれませんね。
しかし30代も半ばになると、流行よりもじぶんのスタイルのほうが大事になってくるので、さしてデメリットにはならないかもしれません。
そして「流行」って実はじぶんから追いかけなくても、流行側から追いかけてきます。
流行らせよう!と至るところで発信されるのが流行なので。
なので、ちょっと無視するぐらいがちょうど良い距離感で「流行」と付き合っていけるのかなと思います。
デメリット② 同居人とトラブルになる?
これはよく言われますよね。
家族やパートナーのモノを勝手に捨てたら、そりゃあ怒られますよ(笑)
しかし実は「減らしすぎ」より「増やしすぎ」でトラブルになるケースのほうが、よっぽど多いのではないでしょうか?
「旦那のプラモデルが…」「妻の推し活グッズが…」など、同居人のコレクションに苦虫を噛み潰す思い。
そんな時こそ、逆にミニマリストが役立ちます。
ミニマリストはプラモデルや推し活グッズを捨てることではありません。
それらを大事にするために他のモノを捨てるんです。
100の「いらないモノ」を捨てることで、1の「大切なモノ」を守る。
それがミニマリストのいちばん良いところ。
なんにせよ、同居してたらトラブルは起こります(笑)
捨てるにしても、増やすにしても、しっかりとコミュニケーションを取ることが大事ですよね。
ミニマリストになるには、まず「断捨離」から
言葉で言うだけならかんたん!
ミニマリストになるには、じぶんなりの最小限を目指して、モノを捨てていけばOKです。
つまり断捨離をはじめましょう。
ところがこの断捨離が、とってもむずかしいんですね。
モノを捨てていく過程で、じぶんの執着とか後悔とか懺悔とか、負の感情に向き合うことになる。
それはちょっぴり辛いことですが、だからこそ、終わったときにはひと回り成長したじぶんになれます。
そのむずかしくも素晴らしい断捨離を成功させるには、正しい順番で効率的にトライするのが吉。
断捨離については関連記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
ミニマリストを続けるために必要な「買い物ルール」
しっかり断舎離してミニマリストな感じになっても、どんどんと不必要なモノを買ってしまう習慣を捨てなければ、すぐに元の生活に戻ってしまいます。
そこで、じぶんなりの「買い物ルール」をつくってミニマリスト生活を維持できるように努めましょう。
わたしの買い物ルールも参考にしてもらえればと思います。
関連記事:ミニマリストの買い物ルール!失敗を防ぐ基準やコツとは?
先輩ミニマリストから学ぼう
ブログや書籍、動画や映画まで、あらゆるメディアのミニマリスト的作品をまとめました。
たくさんの先輩ミニマリストが登場するので、ぜひ参考にしてみてください!
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