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ミニマリストの暮らしログ「シンプルログ ドット ミー」

ミニマリストのお金の管理術。家計管理のコツは自動的に"使いすぎない"習慣をつくること

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のわたしの家計管理をご紹介します!

 

家計を健全にするには、細々とした節約術はそう大事じゃないと思います。

 

大事なのはお金を使いすぎない習慣をつくること。

 

そもそもローコストで楽しめるコスパの良い生活をすることです。

 

 

まずはミニマムライフコストを計算する

常識を疑う

まずは「とにかくこれさえあれば、死なない!」という金額を、まずは洗い出しておきます。

 

これをミニマムライフコストなんて言ったりしますね。

 

絶対に死守すべき、防衛ラインを決めておく。

 

そうすることで、余剰分は自由に使える気楽さも生まれてきます。

 

わたしのミニマムライフコストは、

  • 家賃 54,000円
  • 水道光熱費 20,000円
  • 食費 30,000円
  • 通信費 5,000円

といったところ。

 

合計で月々11万円ほどあれば「死なない」わけです。

 

たったこれだけを把握するだけで、ふっと心が軽くなる気がします。

 

「家賃は収入の3分の1まで」

 

という話は聞いたことがあるでしょうか?

 

これは健全さ伝えるメッセージのようにも聞こえますが、実際はそう言われると逆の発想になったりします。

 

つまり「3分の1までなら贅沢して良いんだ!」となって、じぶんにとって不必要な家を選んでしまう理由になる。

 

ホントは50,000円のアパートで良いのに、収入が30万円だから10万円のマンションに住んでしまう。

安く済むなら、その方がいいはず

「家賃は収入の3分の1」はやさしいアドバイスのように見えて、実は宣伝文句でもあるんですね。

 

食費も被服費も光熱費も「ここまでならOK」=「ここまでしっかり使ってね!」という裏メッセージは実に多い。

 

ミニマムライフコストを把握することは、そのような常識を打破して、じぶんの価値観を研ぎ澄ますことに繋がります。

 

ミニマムライフコストを下げてみる

そのように考えると、もっと節約できるものが出てくると思います。

 

ミニマムライフコストは下がれば下がるほど、収入と支出の差分が広がり、心に余裕が出ます。

 

特に見直すべきは家賃や通信費などの固定費です。

 

節約アイディアについては関連記事にまとめました。

 

関連記事:ミニマリストの節約術12選。効果的な順に紹介!

 

余ったお金は投資より、消費と貯金を優先する

iDeCoNISAなど投資に関する法整備が進んでいます。

 

また近年はFIREブームなどもあり、投資をすることが常識になりました。

 

ミニマムライフコストを計算して捻出された余剰分。

 

投資はその使い道の有力候補です。

 

とは言え、まずは投資より貯金や日々の消費を見直すことが先。

 

投資(特にiDeCoやNISA)は、長期投資がメインです。

 

なので、せっかく投資をはじめても1年後、2年後に早期解約したのではほとんど旨味がありません。

 

10年、20年と投資を続けていける健全な家計が土台にないと、急いで投資を始めても意味がないんです。

 

また日々の消費をケチりすぎて、不健康な毎日になっていないでしょうか?

 

安くてお腹いっぱいになるからと、炭水化物の割合が多い。

 

運動したいけど、スポーツジムの代金が捻出できない。

 

そのように20年ほど過ごすと、すっかり不健康になりせっかく投資して貯めたお金も医療費に消えてしまうかもしれない。

 

また貯金も大事です。

 

貯金は投資と違って「トラブルに合った時すぐに使える現金」。

 

さっき言ったとおり、投資は早期に解約すると意味がありません。

 

しかしトラブルは早期にやってくる可能性がある。

 

ならば「すぐ使える現金」はある程度おいておくべきでしょう。

 

もちろん、そんなに多額の貯金は必要ないと思います。

 

現実的には数百万あればどんなトラブルにも対応できますし、逆に1,000万円あっても対応できないものはできません。

 

また医療における高額医療補助制度障害者年金など、個人の努力でむずかしいトラブルには、それなり救済措置が用意されています。

 

なので、まずは健全なミニマムライフコストに応じた家計にしっかりお金を使う(消費)。

 

その余剰分を貯金に回す。

 

そのさらに余剰分を投資に回す

 

そんなイメージで良いのではないでしょうか。

溢れた分をまわす

ミニマライフコストがちゃんとじぶんの価値観でもって研ぎすまれていないと、それはバケツの底に穴が空いた状態。

 

なかなか貯金も投資も増えていきません。

まずは穴をふさぐ

そしてまた、穴が空いた状態で投資を優先するのもむずかしい。

 

ミニマライフコストが把握できていないと、いくら未来に投資しようとも、その未来でお金がいくらあっても足りないからです。

いくら投資しても足りない

健全な家計とは、健全な生活であるはず。

 

例えば月15万円で十分に幸せに暮らせるとします。

 

だとすれば、老後も貯金や年金、わずかな投資と仕事で暮らしていけるのではないでしょうか?

 

これが「月々30万円使わないと気がすまない!」となれば、未来に対する備えはよりハードルが高くなります。

 

逆に言うと、ちいさなミニマライフコストと健全な心、健康な体があればどんな未来も怖くない

 

あえて言えば、そのための自己投資を今からはじめるべきです。

 

っというわけで、まずはミニマムライフコストを考えてみてください。

 

クレジットカードを厳選する

ポイントとは、企業が儲けるための戦略

わたしはめちゃくちゃポイ活してますけどね(笑)

 

実際のところ、クレジットカードやポイ活が万人におすすめかと言われると違います。

 

そもそもなぜ企業はポイントを発行するのでしょうか。

 

それはポイントを起点に、さらに我が社にお金を使ってほしいから。

 

ポイントとは、消費者と企業の綱引きなんですね。

ポイントを巡る戦い…!

ポイントをたくさん発行する企業は、それだけ引っ張る力が強い

 

こちらも相当な知恵と工夫がないと、ついつい無駄遣いしてしまいます。

 

そしてこの綱引きは、基本的に消費者は勝てません

 

だって主なポイントを発行している楽天やdocomo、softbank、auも、儲かってますよね(笑)

 

ポイントが企業にちゃんと利益をもたらしているから、発行し続けている。

 

ポイントの発行額以上に、消費者がお金を使っている証拠です。

 

もちろん、この勝負に勝てる消費者もいるでしょう。

 

しかしパチプロが儲かったらパチンコ屋が潰れてしまうのといっしょで、おおかた負け越します。

 

つまりほんとうに節約しようと思うなら、その綱引きにはじめから参加しないのも手。

見学します

ポイ活もまた、投資と同じく「やらないと損!」という言葉がとても多いです。

 

しかしあくまで企業戦略だということを念頭においておくべきでしょう。

 

あえてカードを作らず現金で生活するのもひとつの選択肢であり、恥ずべきことではありません。

 

カードはなるべく1枚に

とは言え…!

 

クレジットカードって便利なんですよね(笑)

 

カードやQRコード決済の楽ちんさになれると、どうにも現金には戻れなくなる。

 

しかし一方で、カードを何枚も持ってしまうと明細が散らばってしまい家計の把握が大変

 

そしてカードをたくさん持つとは、たくさんの綱引きをすることになるので、もう企業にがんじがらめです(笑)

セール・キャンペーン地獄

これでは節約は無理ですよね。

 

なるべくじぶんの意思力を使わず、自然にミニマライフコストを達成できるように、カードを減らすのが大事です。

リクルートカードがおすすめ

となると、現実的にどのカードを選ぶかが重要になってくる。

 

わたしも何枚かカードを使った経験がありますが、もし1枚だけ選ぶならリクルートカードかなと思います。

 

リクルートカードはさっき言った「引っ張る力」が弱めなんですね。

 

っというのも、発行元の株式会社リクルートはライフステージ事業でしっかり儲けている企業。

 

クレジットカードはじめとした金融サービスにはそれほど力を入れていません

 

なので、宣伝が少なめなんですね。

 

それでいて、

  1. 還元率が常に1.2%(10年以上継続)
  2. ポイント還元に切り捨てがない

など、意外と貯まりやすい仕組みになっています。

 

カードの便利さを享受しつつ、ポイ活をほどほどに楽しむとすれば、リクルートカードは極めて有力な候補かと思います。

 

 

 関連記事:ミニマリストにおすすめのクレジットカードは?1枚だけ厳選するならリクルートカードの理由

お店を限定する

使いすぎても心配ないお店を選ぶ

家賃や通信費など固定費に比べて、食費や被服費など変動費は節約が難しい。

 

現実的には「ついつい買っちゃう…!」という衝動を100%抑えるのは不可能ではないでしょうか?

 

だったらそれを前提に「使いすぎても、金額的にはそうでもない」という状況にじぶんを置いておくのが賢明です。

 

成城石井で使いすぎるのと、SEIYUで使いすぎるとでは、金額がぜんぜん違うでしょう。

 

伊勢丹で使いすぎるのと、UNIQLOで使いすぎるとでは、もうホントに違うでしょう(笑)

 

じぶんの生活圏から、あらかじめ高価なお店を外しておく。

 

もちろん、手の込んだ料理やハイブランドファッションが趣味という人もたくさんいますよね。

 

その場合は予算をミニマムライフコストの外側に組んでおくのをおすすめします。

 

例えば成城石井で使うお金は、ミニマムライフライフコストの「食費」ではなく、余剰分の「雑費」で支払う。

 

「この消費は必要経費ではなく、あくまで趣味だ」という意識づけは、とても大切だと思います。

 

いつでもミニマムライフに戻れる安心感は、より趣味を気兼ねなくたのしむお守りです。

 

また逆に言うと、SEIYUでがんばって節約しようとしても、節約効果はかなり低い

 

リターン(節約)も少ないから、リスク(使いすぎ)も低い。

 

計算や根性を使わずに、自動的に、自然に使いすぎない生活ルーティーンを設定してみてください。

 

毎月のお金の管理

家計簿アプリは特に必要なし

家計簿はクレジットカードの明細ひとつで大丈夫ではないでしょうか?

 

家計簿アプリは便利機能がたくさんついていますが、前提としてアプリが必要なほど口座やカードをたくさん持たないほうが良いでしょう。

 

各クレジットカードのアプリには家計簿のような機能もついてますので、あくまでそれで十分というぐらい、家計をシンプルにするのがおすすめです。

先取り貯金で安心

25日に給料が振り込まれたとして、

  1. まず家賃を振込む
  2. カードの支払い分を残して全て引き落す
  3. 現金で使う分を差し引き、残りを貯金用口座に入金

といったキャッシュフローが毎月のルーティーンです。(現金をほとんど使わなくなりましたが)

 

当たり前のようですが、これが意外とできていない人も多いですよね…!

 

家賃→カード支払い→貯金と、絶対的に必要な経費を、まずはいの一番に支払います。(先取り)

 

先取り貯金は家計管理の奥義のようなもの。

 

なんだかんだ、いちばん大事な家計管理術のような気がします。

チャージの活用もおすすめ

クレジットカードが苦手な人も多いと思います。

 

でも光熱費や水道代の支払いをコンビニ振込にすると、それはなかなか馬鹿にならない手間。

 

またオンラインストアでの買い物も、カード以外はめんどうです。

 

しかしカードで食費や雑費を支払うと、ついつい使いすぎてしまう…。

 

そこで活用できるのが、

  1. Amazon→アマゾンギフト券チャージ
  2. 楽天市場→楽天キャッシュ(楽天Pay)
  3. 交通系IC→SUICA、PASMO

などチャージのシステム。

 

これらはクレジットカード支払いでチャージすることが可能です。

 

Amazonでよく買い物する人は、毎月のルーティーンとして10,000円ほどチャージして、そのチャージ金額の範囲で買い物します。

 

いきつけのスーパーマーケットが楽天Payに対応していたら、毎月の食費30,000円をチャージして使う。

 

こうすると、翌月のカード支払額が極めて予想しやすく、一定の範囲で収まりやすいです。

 

チャージを上手に活用するコツは、たとえ余った場合でも、一定の金額をチャージし続けること。

 

ここまで言った通り、無駄遣いするパターンはあれやこれやと目移りすることです。

 

「今月はAmazonで5,000円しか使わなかったから、来月はヤフーショッピングに5,000円振り分けよう」といった行動は意外と罠。

 

そうするといづれ家計が複雑になり、把握が難しくなり、無駄遣いに繋がります。

 

あえてチャージ金額に微調整を入れずに、一定のルーティーンを保ちましょう。

 

むしろ余ったチャージは、そこで贅沢するのがおすすめです。

 

その贅沢は「節約をがんばったご褒美」と解釈できますよね。

 

貯金や投資の話と同じで「まず必要経費を先取して、余った分を使う」という発想はすごく大事です。

 

我慢の時間を短くする

  1. 毎月40,000円使う
  2. 毎週10,000円使う

これは似ているようでぜんぜん違います。

 

例えば8月1日に40,000円のブランド服を買ったとします。

 

たぶん、めちゃくちゃテンション上がってまたいろいろ欲しくなりますよね。

 

しかし次にお金が使えるのは9月1日。

 

30日間は我慢

 

しかし人は、30日も我慢できません(笑)

 

その時間はかなりストレスになり、たぶん25日あたりでまた使っちゃうでしょう。

 

これを毎週月曜日にUNIQLOで10,000円使うように切り替えてみます。

 

すると、我慢する日数は6日間

 

そのぐらいなら、ストレスも少ないですよね。(まぁ、そんなにUNIQLO買ったら多すぎますけど 笑)

 

これはさまざまな趣味や贅沢にも適応できる理屈だと思います。

 

我慢の期間が長いと無理が生じます。

 

適当なタイミングでじぶんを甘やかしてみます。

 

もちろん、甘やかし過ぎないためには、やはりミニマライフコストをしっかり把握することが大事ですね。

 

心に「健全」をいれる

つまるところ、一定の生活範囲、リズム、ルーティーンでお金を使うと、お金の管理はしやすい。

 

しかし「一定の範囲」とは何なのか?

 

こればっかりは人によって違います。

 

ここまで読んで、もしかしたら話の抽象度が高くて、あまり腑に落ちていない人もいるかもしれません。

 

しかし必要なお金は、年齢や環境、人生観や人間観によってさまざまです。

 

だからお金管理にも、わかりやすい「答え」はありません。

 

むしろ大事なのは「答え」より「問い」を持ち続けること。

 

お金の使い方を考える時、ミニマリストはよく

「欲しいかどうか」より「必要かどうか」を考えよう

と提案します。

 

「必要かどうか」にわたしはさらに

健全かどうか

という問いもプラスしてほしいと思います。

 

「必要」とは、極めて主観的な概念。

 

だから、

 

「まいにち1リットルのビールを飲もう。わたしには必要だから!」

 

という結論もありえなくない。

 

しかしそれはどう見ても不健全な習慣です。

 

「健全」とは、他者の客観的な目線が入ります。

 

健全を問うとは、

 

じぶんにとって、他人にとって、ほんとうにやさしいかどうか?

 

を問うこと。

 

その少しだけ高い志が、日々を良い方向へと連れて行ってくれるのではないかと思います。

 

っというわけで、まずはじぶんのミニマムライフコストを洗い出し、さらに「健全かどうか」という問いでもって、日々アップデートしていってみください!

ミニマリストは快活、快適

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関連記事:ミニマリストになるには?ステップアップガイドを実践者が紹介

 

 

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