わたしも20代の頃は、
フリーターで、ワーキングプアで、貧乏暇なし
でした。
今もお金持ちではないですが、忙しくないゆったりとした生活をしています。
この記事では、わたしの経験から、
貧乏暇なしを脱却する方法
をご紹介します。
ステップ① 捨て活をして無駄遣いを発見しよう
家計を苦しめている原因は、実は家計簿を眺めるだけでは見つけられない。
無駄遣いとは、金額の過多ではなく、じぶんにとっても要・不要だからです。
だから家計簿の中で大きい予算を削っても、ストレスが溜まるだけでうまくいかない時がある。
一方でちゃんと無駄遣いしているものもあるはずです。
その要・不要の感性を鍛え上げるのにおすすめなのが捨て活(断捨離©)。
使わずに死蔵しているものこそ、あなたにとっての無駄遣い。
モノも食品と同じく腐るものだと考えます。
気持ちとして飽きている、メンテナンスしないで壊れた、ぜんぜん使っていない。
それは腐った食品に等しい。
食品を腐らせてしまうと、
「うわー!もったいない!」
と、とても残念な気持ちになりますよね。
それと同じく、押し入れに入りっぱなしのモノたちを見つめてほしいと思います。
ステップ② 趣味を副業にしてしまおう
捨て活をして要・不要の判断の精度が上がると、時間的にも余裕がでるはずです。
その余裕を何に使うか。
その選択も「貧乏暇なし」から脱却する上で大切です。
おすすめは副業をすること。
「たくさん稼ごう!」というわけではありません。
例えばたった1,000円の稼ぎでも、今まで買い物やカフェに使っていた時間が副業に変わったと考えると、差し引きでマイナスからプラスに変わる。
こう考えれば、副業によって得られる収入はさして問題ではなく、お金を使う時間を稼ぐ時間に変えることが重要です。
副業が習慣になると、思った以上に月末の財布にお金が残っているなんて現象が起きると思います。
その意味で、副業は稼げそうなものより、続けられそうなものを選ぶのが吉。
やっぱりじぶんの趣味や特技から派生した副業をはじめてみるのがおすすめです。
関連記事:趣味で稼ぐ副業サービス8選【スキル別】
ステップ③ 人と比べるのをやめよう
- 必要なものだけを買う
- 消費の時間を副業に変える
これだけでも、ずいぶんと貧乏暇なしから脱却できたはず。
でも人間、生きていればいろんな影響を受けるし、その影響が悪いほうに転ぶこともある。
得てして良くないのは、その判断の中に「人の意見」が入り込んだ時です。
人が勧める”必要”があなたにとって必ずしも必要ではない。
人が遊んでいるのを見ていると、じぶんも遊びたくなる。
そんな時、常備薬のように忘れないでいたいのは
じぶんはじぶん
という心構えです。
特に今はそこらじゅうに人の意見がある時代。
責任ある関係性の、心のこもった言葉じゃないものが氾濫している世の中です。
ステップ④ 少しずつ資産をつくろう
消費もしぼれたし、浪費もしなくなった。
副業が軌道に乗り収入が増えた。
でもお金の使い道がない(笑)
そこまでいったら考えたいのが投資です。
投資とは、
お金を使いたい人、お金を使うのが上手な人に、代わりに使ってもらう行為
と言えます。
上手に使ってもらったあかつきには、そのおこぼれを投資家もいただける。
ただなんとなく口座に貯め込んでおくより、ある意味で世のためになるでしょう。
またトマ・ピケティという学者さんが『21世紀の資本』という研究で明らかにしたのが、
労働で稼ぐより、投資で稼ぐ方が富の増加スピードが早く、格差は一生縮まらない
ということでした。
これを大げさに解釈すれば、「だから貧乏は暇なし」なんですね。
暇なし=労働=富の増加スピードが遅い=貧乏
と言うわけです。
この原則から生まれる格差を是正するために、今、多くの人が投資をすすめています。
例えば政府もNISAやIDECOといった政策で投資を推し進めていますよね。
お金(富)を増やすことを考えた場合、労働というルートだけでなく、投資というルートにバイパスを繋げる必要がある。
とは言え!
投資だけで暮らせるぐらい稼げる人は稀です。
「じゃあ、投資家になればいいんだな」ではないですよ(笑)
現実的なのは、
- 安定した労働
- コツコツ長期投資
の両輪で家計を営んでいくこと。
さらに理想を言えば、副業という第三の矢が加わると心強い。
しかしこの理想的な家計は、口でいうほど簡単じゃありません。
この記事を「4ステップ」としたのは、1から順番に積み上げるのが現実的だからです。
いきなり最優先で投資をすると、今の幸せをないがしろにしたり、自己投資がおざなりになり、じぶんの能力を伸ばすチャンスを逃してしまったりする。
捨て活で鍛える「用・不要の判断力」とは、言い換えれば自己理解力と言えます。
じぶんがやるべきことがより高い精度で理解できれば、そこに全力投球できる。
全力投球すれば結果も伴うし、時間的・金銭的余裕も生まれてくるはずです。
そしてその余裕を投資に回していきます。
理想は誰が語っても同じでしょう。
でもそこに至る道は人それぞれ。
理想に向かって、少しずつ日常を研鑽していく。
そんなイメージでわたしは捉えています。
ちなみにわたしが使っている証券口座は楽天証券。
そろそろ投資をしてもいい段階になったら、まずいきなり証券口座を作ってしまうのがおすすめです。
なぜなら、最初からいろいろ調べすぎるとダルくなって、手続きが面倒に感じるので(笑)
実際に投資を始めるのは先でも良いので、まずはめんどうな開設手続きを最初に終わらせてしまいましょう。
【+α】借金はプロに相談して整理整頓を
そもそも借金があることで、暮らしを変えることがむずかしい。
そんな時は、とにもかくにもプロに相談するのをおすすめします。
借りてしまった借金は、整理整頓して良い付き合いをするのがベター。
なにも自己破産するだけが選択肢ではありません。
その前段階の債務整理とか、いろんな手段があります。
専門の司法書士さんに相談してみてください。
見極める力
こういったわたしの考えは、ミニマリストから大きな影響を受けました。
興味を持った人のために、
ミニマリストのガイドブック
を書いたので読んでみてください。
ミニマリストの定義と歴史。
ミニマリストの始め方、続け方。
そして頼れる先輩まで、網羅的に解説しています。
関連記事:ミニマリストになるには?ステップアップガイドを実践者が紹介