約1年前にテレビを手放したことをきっかけに、ニュースを見るのをやめてみました!
主に政治・経済・芸能ニュースを避けています。
結論から言うと、
けっこうおすすめできる
と思います。
そのメリット・デメリットと、ニュースを避ける方法をご紹介します!
ニュースを見なくなって変わったこと【メリット・デメリット】
【メリット】元気が出た
抽象的ですが(笑)
例えばコロナ禍を思い出した時、まるで人類が絶滅するかのような不安感に襲われた人は少なくないのではないでしょうか。
今日も世界ではいろんな悲しいことが起こっており、そのどれもに対してもわたしは無力。
開きなってこの世界を無視して、自分勝手に生きるわけじゃありません。
むしろ世界のためにできることは、目の前のことに集中すること。
そう思うとすこし気分が晴れて、何気ないことに幸福感を感じるセンサーが蘇ってくる気がします。
政治・経済ニュースを見なくても、それに興味がないわけじゃない。
だからちゃんと投票には行くので、誤解のないようお願いします(笑)
【メリット】趣味が深められた
この1年はファッションに興味が出て、いろんな服を買ったり、情報を調べたりしました。
ファッションは否応なく、じぶんの個性と向き合うことになります。
体のコンプレックスはもちろん、ひいては心の弱さまで。
ファッションという文化を知ると共に、じぶんに対しての理解も深まった気がします。
それはニュース=他人のことを気にする時間とは正反対だったように思います。
ニュースを見る時間は意外と膨大。
「やりたいことがあるのに、できていない」という人は、ニュース断捨離してみるのもひとつのアイディアです。
【メリット】新鮮な会話ができた
友人と会話していると、
「今の世間はそんな感じなんだ!」
と新鮮な驚きがありました(笑)
ニュースは友人から伝え聞くぐらいで、あんがい十分な気がします。
メディアを通じてニュースを接種するより、会話になるので楽しいですし。
【デメリット】YouTubeの時間が増えた
爆発的に増加!
テレビとSNSをやめたことで、主要なメディアがYouTubeになりました。
そうなって1年、YouTubeのむずかしさをヒシヒシと感じています。
後述しますが、プラットフォームを使っている限り、何かしらのニュースはねじ込まれる。
かなり意識的に対策しないと、内容がニュースでないにしても見すぎの状態には陥りやすい。
ここは改善点ですね。
ニュースを避ける方法【完璧には無理】
テレビを捨てる
テレビを捨てると、お昼のワイドショーと夕方のニュースは見れなくなります。
現在、TVerで配信されているのはゴールデンタイムのバラエティがほとんど。
テレビバラエティは今やコンプライアンスに配慮しまくりなので、安心して見れて良いですね(笑)
関連記事:【ミニマリスト】テレビを捨てて、NHKを解約しました!注意点などの体験談
SNSをやめる
SNSをやめると、身内のゴシップニュースがなくなります。
もう何年も会っていない友人の結婚報告とか離婚報告とか(笑)
もちろん、SNSはネットニュースを運んでくる媒体です。
SNSやめればあとはYahoo!ニュース等々のサイトを避けることで、かなりニュース断捨離できるようになります。
YouTubeを見ない
まずYouTubeの検索アルゴリズムがかなりエグい…。
検索ワードに対して動画の内容を正確に検索するのではなく、チャンネル登録者数や評価数に基づいて検索結果が決まるようです。
必然的に人気チャンネルの動画が検索結果の上位に表示されるようになります。
検索フィルタがデフォルトで関連度順に設定されており、時間軸をメインに検索したい場合は、アップロード日や並べ替えをいちいち設定し直さないといけません。
それでも数日後に同じワードで検索すると、
「あれ?これ見落としてたっけ?」
という動画が見つかる。
YouTube内で検索するとフェアに情報を調べることができず、特定のアルゴリズム内で評価された動画だけしか見れない。
(もし違和感を感じた場合は、YouTubeではなくGoogleから「〇〇 動画」「〇〇 YouTube」などで調べると、また違った動画にたどり着けたりします)
つまりYouTubeだけを使っていると、どんどん情報が先鋭的になる。
またYouTubeを使っている限り、ニュースを完璧に避けるのは無理です。
例えばユニクロについて検索すると、会長の柳井さんの発言をとりあげた動画や、インフルエンサーがユニクロのビジネスモデルを評価する動画を必ず目にします。
プロ野球について検索すると、「誰と誰が犬猿の仲」とか、競技に直接関係ない動画が出てきます。
つまるところ、これらは
「業界内ゴシップニュース」
この対策としてゴシップチャンネル(インフルエンサー)をブロックしても、今度はその切り抜きチャンネルが出てくる。
そもそもブロックは、タイムライン上でそのチャンネルを非表示にできても、検索結果からは排除できません。
また一見して良心的な専門家を名乗るYouTuberでも、蓋を開けてみると業界内ゴシップを混ぜ込んでくる例も列挙に暇がありません。
プロのYouTuberは、週に3本4本の動画をアップしますよね。
それはアルゴリズムにとって最適で、再生回数を伸ばすのに必要だからです。
そして週3、4本がノルマになった時、ゴシップを混ぜるのは必然性があります。
検索アルゴリズムと発信者がゴシップを増やす方向で合致している限り、わたしたちユーザーがそれを避けるのは不可能になる。
そしてこれはニュースと言っても、かなり質の低いニュースといって差し支えないでしょう。
インフルエンサーは大手メディアの記事を参照しています。
そのインフルエンサーを、さらに個人チャンネルが参照する。
そうして個人レベルで話題になると、今度は大手メディアが「今、これが話題です」とまた記事にする。
誰かの意見を切り取って、またそれを切り取って…。
じぶんが見たニュースは、いったい伝言ゲームの何番目なのか。
アンビエントミュージシャンのブライアン・イーノは、この状態を情報のハウリングだと評しました。
ハウリングとはスピーカーから出る音をマイクが拾う無限ループによって、「キーン!」とノイズが出る現象です。(卒業式とかで1回は見るやつ)
例えば最初はひとつふたつの批判が出ただけなのに、その批判がこのメカニズムに入ると、どんどん膨らみほんとうに炎上しているように見える。
たしかにAさんに罪や悪意があったのかもしません。
しかし罪に対して、罰が過剰に肥大化する。
そんなイメージです。
そうして犠牲になるのはいつだってクリエイターの心と、ユーザーの時間。
この”ゴシップの森”から抜け出すためにわたしたちができるのは、
YouTubeの時間を減らす
ただひとつのみ。
YouTubeの設定をいじくり回しても、その森の生態系がそうである限りむずかしい。
わたし自身もそうですが、スマホ以外の時間をしっかり確保していく必要があります。
News Dietがおすすめ
わたしがニュースを減らそうと思ったきっかけはこの本。
「これでもか!」とニュースのデメリットを論じています(笑)
本を読む時間は典型的な”スマホ以外の時間”なので、ちょっとニュースを減らしたい人にとっては一石二鳥。
あんがいサクサク読めてしまうので、興味ある人は読んでみてください。
必要十分で、たのしく
こういったわたしの考えは、ミニマリストから大きな影響を受けました。
興味を持った人のために、
ミニマリストのガイドブック
を書いたので読んでみてください。
ミニマリストの定義と歴史。
ミニマリストの始め方、続け方。
そして頼れる先輩まで、網羅的に解説しています。
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