りんご箱を使って食器棚を作りました!
りんご箱はその名の通り、りんごの運搬、保存に使われていた木の箱で、DIYの素材としてよく使われます。
新品の木で箱を組むよりはずっと楽です。
レトロな食器棚がほしいなぁと思っていたので、今回使ってみました。
※この記事は2021/7/30に公開して、2022/1/7に追記をしました
りんご箱の手に入れる3つの方法
りんご箱は、
- 通販で購入する
- 八百屋でもらう
- 農家でもらう
といった方法で調達可能です。
いろんなブログを調べてみると、いちばん良いのは「八百屋でもらう」みたいですね。
顔見知りの八百屋だと、格安でしかも直接目で見て状態を確認できるので安心。
とはいえ、そんな都合の良い八百屋さんが近所にない人が大半だと思います。
そこで有力なのが「通販で購入する」になります。
わたしは楽天市場の「木の箱屋」で購入
わたしが購入したのが、楽天市場内の「木の箱屋」というショップ。
ズバリ木の箱の専門店です。
「木の箱屋」さんでは、中古のりんご箱がA〜Dの四段階で販売しています。
Aがもっともきれいで、Dが痛みが激しい。
わたしが購入したのは「D」。
中古りんご箱 ランクD
ランクDに限らず「室内での利用はおすすめできません」とあります。
でも、わたしは屋内で使っています(笑)
なかには虫が混入していたり、カビが生えている(生えそうな)ものもあるそうなので、売り手側としては屋外利用を推奨するのでしょう。
とは言え、しっかり洗浄したり、ヤスリをかけてりすればふつうに屋内でも使えるだろうと予想。
実際に購入してから一ヶ月以上になりますが、衛生的なトラブルはいっさいありません。
では木の箱屋さんで販売している「中古りんご箱D」は、どの程度の痛み具合でしょうか?
楽天市場「木の箱屋」で買ったりんご箱は汚い?使えるレベル?
ランクDは細かいところで痛みが見えました。
木の割れやちょっとしたスキマは許容範囲。
釘の飛び出しは危ないので、まず先端を金属のヤスリで削りって丸め、さらに刺さりにくいように折り曲げて対応しました。
いちばん「これは…」と思ったのは、内部になにか斑点模様のようなものがある箱がひとつあったこと。
これはちょっと汚いですよね(笑)
とは言え、ヤスリがけをしてオイルフィニッシュで塗装したところ、あまり気にならなくなりました。
模様は消えていませんが、黒系のオイルフィニッシュが保護色となり、目だたくなりましたね。
ランクDは2箱で1,980円と、とても安いです。(ランクAは3,520円)
なので、じぶんで汚れを処理できる人はランクD、Cあたりでも良さそう。
許容できない方はランクAを購入しましょう。
木製りんご箱 ランクC
木製りんご箱 ランクA
りんご箱を食器棚にする方法
下処理
食器棚に使うなら、まずはできるだけ入念な下処理が必要です。
- 洗浄と乾燥
- ヤスリがけ
- 塗装
をしていきます。
塗装には「ワトコオイル ダークウォルナット」を使いました。
ぜんぜん色が変わって、やっぱり黒いほうがかっこいいですね。
今回は6つの箱を塗装して、かなり分量を使いました。
なので、できるだけ安い通販で購入するのがおすすめ。
近所のホームセンターより、Amazonが安かったです(笑)
ワトコオイル ダークウォルナット
ちなみにヤスリがけが不十分だとオイルが伸びにくく、余計にオイルを使うことになります。
あまりヤスリをかけすぎると、中古ならではの風合いがなくなってしまうので注意ですが、できるだけ丁寧にやるのをおすすめします。
設置
わたしはただ単純に重ねるだけで使っています。
それぞれを金具で固定したりもしていません。
固定しないと地震が怖いかなと思うのですが、めんどくさがってやってない(笑)
念のため、床との接地面は地震対策と床面の保護をかねて100円ショップの耐震マットを噛ませました。
わたしはシンプルなカタチで組みましたが、りんご箱はいろいろ組み方を工夫できます。
ふつうに横並びにするとこんな感じですが、
例えばこんな風に4つを正方形にするとか。
この場合はしっかり金具で固定する必要がありますが、花とか飾るのには良さそう。
棚板をつけようと思っています
特に縦においたほうにデッドスペースが多いので、将来的には棚板を設置して収納力をアップしようと思います。
棚受けにする木材は準備してあるんですけどね…。
めんどくさがってまだやっていません(笑)
とりあえず今持っている食器とか、鍋はじゅうぶん収納できているのでゆっくりやろうと思います。
以上、りんご箱を食器棚にした話でした。
りんご箱のような既製品をリメイクすることで、DIYのハードルはぐっと下がると思います。
りんご箱は他にも本棚や植木鉢なんかにも利用できますね。
参考になったらうれしいです。
追記 棚板をつけました
りんご箱の内側を計り、ピッタリサイズの板をホームセンターで購入。
素材はベターなパイン材で、ホームセンターのカットサービスで希望のサイズにカットしてもらいます。
しかし棚受けは当初、予定していた木材ではなくL字金具を使いました。
用意していた木材の棚受けだと細すぎました(笑)
またりんご箱は歪みがあるので、ほんとうに厳密につくるなら棚板のサイズをひとつひとつ変えないといけません。
それは加工技術も道具もない賃貸DIYでは非現実的です。
棚板とりんご箱の多少のスキマは許容するしかないですね。
使う分には問題ないし、ひとり暮らしの賃貸なのでOKです!
中古りんご箱 ランクD
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