「就職したくない!」
就職活動中の高校生や大学生のなかにも、実は少なくない人がそんな風に思っているのではないでしょうか?
だって、わたしがそうでしたから(笑)
わたしは大学を卒業してから、就職せずフリーターになり、4年前からはフリーランスとして生計を立てています。
つまりいちども就職せず、定職についていないんです。
そんなわたしが今まさに「就職したくない!」と苦しんでいる若者のアドバイス。
「就職せずに生きるには?」
そんな疑問に答えていきます。
就職せずに生きることは可能
まずそもそも就職せずに生きられるのか?ということ、これはわたしがやっているとおり可能です。
就職とはつまり会社に雇用されること。
世の中には他にもいろんな働き方があります。
例えば、
- 会社をつくる(起業)
- 自営業(町のパン屋さんとか職人)
- フリーランス
- 作家、芸術家
- ギグワーク
- 派遣社員
- フリーター
など、考えてみるといろいろ出てきますよね?
とは言え、目標があってこの記事を読んでいる人はほとんどいないと思います(笑)
ただなんとなく「就職したくねぇ…」と思いつつ、「でも就職しないでどうするよ?」と悩んでいるのではないでしょうか?
本音を言うと「楽して儲けたい!」とか「あーあ、金ふってこないかなー」という感情でしょう(笑)
うーん、よくわかります。
つまり求めているのは「会社に雇用されず、マイペースに生きること」ではないでしょうか。
それでいて、起業とか自営業みたいにハードルが高くなく、また作家とか職人とか才能がモノを言うわけでもない。
そんな生き方を探しているのだと思います。
そして、そんな生き方は実際に存在しています。
就職しないで生きるには?
就職しないで生きるポイントはお金の「稼ぎ方」と「使い方」です。
以下で詳しく説明していきます。
就職しないでお金を稼ぐにはフリーランスが有力
フリーランスとは個人でやる請負仕事。
イラストレーターとかライターとかプログラマーとか業種はさまざまです。
あとはギグワークと言われますが、Uber Eats の配達パートナーなんかもありますね。
フリーランスは仕事の量を自分で調整できるのがメリットです。
極端な話、1ヶ月で1年分の生活費を稼げたら、あと11ヶ月は休んじゃってもOK。
別に誰に咎められるわけでもありません。
「フリーランスで独立!」と言うと、とてもハードルが高そうに思えますが、決して才能がある人だけの働き方ではないと思います。
世の中には「クオリティが低くてもとにかく仕事を頼みたい!」という人(会社)がけっこういて、意外と仕事がとれたりするもんです。
ちょっと得意なことや、好きで続けていることってないでしょうか。
例えば、絵が好きで趣味で書いていたとか…。
それが仕事のタネになる可能性はありますよ。
別に爆発的に稼ぐ必要はなく、人ひとりが食うぶんの稼ぎなら、がんばればどうにかなると思います。
あんがい「就職しない=お金がない、貧乏」ではありません。
そこは極端に怖がる必要はないかと思います。
稼ぎ方より使い方がとても大事
お金について重要なのは「稼ぎ方」よりなにより「使い方」です。
これは声を大にして言いたい。
さっき言った通り、人間本気になれば稼ぎは何とかなるものです。
でも生活が苦しくなる人っていつの時代もいる。
なぜか?
お金の使い方が間違っているからです。
例えば、あなたがフリーランスになって月収100万円稼いだとしましょう。
それで調子に乗って、家賃80万円のタワーマンションに引っ越したとします(笑)
でもフリーランスの収入って不安定ですから、翌月にはあっという間に転落。
月収30万円にまで落ち込んだとします。
それでも見栄を張って引っ越さないので、家賃を払うために借金、借金、また借金。
これでは破産してしましますよね。
100万円稼ぐポテンシャルはもっているのに、です。
もう少し身近な例で説明してみます。
毎月10,000円をパチンコに使うAくんと、毎月10,000円を読書に使うBくんがいます。
ふたりの差は最初の1ヶ月ではなんら変わりません。
なんならAくんの方が「楽しさ」という意味ではコスパが良いかもしれません。
しかしこれが半年、1年と続いていくと…。
ふたりの知識の差は歴然と開いていきますよね?
10,000円もあれば、書籍を7冊ぐらい買えます。
1年間継続すると、BくんはAくんがドーパミンに支配されている間に、84冊分もの知識を身に着けたことになります。
フリーランスになった場合、この差が1年後2年後の収入に直結してきます。
もしイラストレーターならば、もっと絵が上手くなるための道具や、センスを養うため美術館へ行くことにお金を使うべきでしょう。
そしてそういった投資にちゃんとお金を使うために、日々の消費はしっかりと抑えるべきです。(特に家賃なのですが)
これは逆に言えば、お金の使い方さえちゃんとしていれば、そうそうお金には困らないということです。
わたしのフリーランスの仲間でも、数十年継続して稼ぎ続けている人は、タバコ、ギャンブル、お酒をやらない人がホントに多いですね。
考えてみれば簡単な話ですが、人が遊んでいる間に自分の技術を伸ばすことにまい進すれば、そりゃあいつかは食べれるようになるだろうと。
一流のスポーツ選手なんかはみんなそうですよね。
イチローは人にバカにされながらも、小学生の時から父親と一緒に野球の練習をし続けていたそうです。
だからこそ、彼は前人未到の記録を打ち立てることができた。
そして一般的なフリーランスとは、イチローほど努力を必要としません(笑)
世界一にならなくてもいい。
それで食べていけるくらいなら、実は想像を絶するほどの努力は必要ないかもしれません。
むしろ努力を努力と思わないような「向いていること」「好きなこと」をフリーランス仕事にするのが吉です。
フリーランスは今すぐできる。就職したくないなら、今すぐやってみよう
そして今はネットがあるので、フリーランスに挑戦するなんて今すぐできるようになっています。
といったクラウドソーシングサイトをみると、アマチュアでもプロでもたくさんの人が仕事を受注しているのが見て取れると思います。
就職したくないなぁ…と言いつつ、部屋でYouTubeを見ているだけではいつまでたっても不安はぬぐえません。
とりあえず見様見真似で自分のできそうな仕事をクラウドソーシングでやってみてはどうでしょうか?
何も特殊スキルがなくても、アンケートや写真撮影、ライティングでも「初心者OK」の仕事もたくさんあります。
まずいちどやってみて「これ、できそうかも…」と手ごたえがあったら、さらに続けてみたらいい。
やれる環境があるのですから、今すぐやってみてそれから就職を決めても遅くないはずです。
映画「耳をすませば」は見ましたか?
あの映画で主人公は受験勉強そっちのけで、小説を書くことに没頭する。
結果的に受験に戻りますが、その顔は実に晴れ晴れしていました。
それはその時やりたいことをちゃんとやったからですよね。
それと同じで、今フリーランスに挑戦することで、結果的に就活することになっても、やっぱり前向きな気持ちで挑めると思いますよ。
その他にも、自分の創作スキルを活かした稼ぎ方をこちらの記事で紹介しています。
合わせて参考にして下さい。
関連記事:創作活動で稼ぐアイディア17選。あなたの才能を使ってネットで小遣い稼ぎ
でも、フリーランスのわたしがとりあえず就職するのをおすすめする理由
ここまで就職しないで生きる方法をお伝えしてきました。
でも、わたしは別に「就職しない生き方をしよう!」と言っているわけではありません。
っというか、むしろ若いみなさんには「一回くらい就職してみたら?」と思います。(まぁ、自分がしてないので説得力無いんですけど(笑))
その理由は「就職はお得だから」です。
考えてみると、何かを学ぶ時は基本的に学ぶ側がお金を払わないといけません。
しかし若手社員は唯一、お金を貰いながら学ぶことができます。
これが中堅の転職社員とかだと、すぐ結果を求められるんですけどね。
ちゃんとまとまった給料をもらいつつ、タダで物事を教えてもらい、自分のスキルを伸ばしていける。
そういった状況は若手社員である今だけかもしれません。
だったら積極的に利用するのも手。
就職してスキルを伸ばして、貯金もしつつ、それから「就職しない生き方」に移行したって遅くはないはずです。
なんて言ったって若いんですから!
ですから「就職したくない」その気持ちはよくわかります。
でも、逆に言うと就職しなくても生きられる方法がちゃんとあるのだから、嫌になったらいつでも退職したらいい(笑)
そう思って2,3年働いてみたら良いのではないでしょうか。
その方がほとんどの人にとって得るものが大きいと思うからです。
参考になったらうれしいです。