いつも飲んでいる水って、どうしてますか?
ペットボトルのミネラルウォーター?
それとも浄水器を設置している?
家にキレイな井戸水でも引いていない限り、何かしらの手段で飲水を調達しないといけません。
これが永遠の問題、というか最適解がわからず、わたしも右往左往しています。
これまでけっこう高価な浄水器を使っていたのですが、引っ越しを機にやめました!
そして、最終的には備長炭&煮沸でいこうと思います。
今回はそれに至った実験をご紹介。
浄水器を捨てることにした理由
お金がかかる
まず本体がウン万円する上にさらに毎年フィルター代が1万円ぐらい飛んでいく…。
そしてフィルター代だけかと思いきや、浄水と原水を切り替えるコルクの部分だったり、ホースが劣化してくるんですよね。
メーカーのサイトをみると、ちゃーんと別売りされているっていう。
「ははーん、あんたたちわざと壊れるようにしているな?」と言うのはいささか邪推ですが、思った以上にお金がかかるのは事実です。
たかが水、されど水?
うーん…正直そこまでお金はかけたくないですよね。
浄水器はいわば「水のサブスク」です。
長い目で見たら、ものすごい値段になるじゃないですか。
ちょっといったんやめようと思い至りました。
邪魔
シンク下に収納できるビルトインタイプではなく、据え置きタイプを買っちゃったので、まーこれが邪魔でした!(笑)
見た目も美しくないし、自炊のモチベーションも阻害する。
これでは本末転倒です。
浄水器は買おうとしている人は、ちょっと高くてもビルトインをおすすめします。
鉄瓶を買ったから
南部鉄器の鉄瓶を去年に買ってから、それで沸かして飲むのが習慣になりました。
煮沸すれば、だいたい嫌な成分はぜんぶ水蒸気とともに飛んでいくって言うじゃないですか?
だったらそこまで高性能な浄水器はいらないのでは?と思いました。
手軽で効果がありそうな「備長炭」を買ってみました!
では、浄水器を捨てて、どうしようかと言うと、わたしが採用したのが「備長炭」でした。
昔ながらの浄水方法。
備長炭の細かい穴が水の汚れや塩素を吸着して、美味しくしてくれるという仕組みです。
わたしが購入したのが「備長炭本舗」というメーカーで、通販でごくふつうに購入できます。
1リットル用1本で、だいたい30回くらい使えるそうです
さらに調べてみると、公式には謳われていませんが、煮沸して陰干しすればずっと使えるとか?
でも、ミネラル分はすぐなくなるとか?
とにかく浄水器よりもコスパは良さそうなので、試してみるとことにしました。
使い方はかんたん。
備長炭本舗は無洗浄なので、使用前に流水をかけながらタワシで洗い、いちど煮沸消毒します。
あとは乾かして、好きなボトルに水といっしょに入れて一昼夜置いておいておく。
これでおいしい水ができるというふれこみです。
実際にのんでみると…
うん!たしかに臭みが軽減され、まろやかに感じますね。
とは言え、自分の味覚にそこまで信用がおけないので(笑)、目に見えてわかる実験をしてみました!
ほんとうに備長炭は水をキレイにする?「ウォーターチェッカー」で実験
客観的に「カルキ(残留塩素)」が測定できるウォーターチェッカーという商品を買ってみました。
塩素が残っていれば、色が赤くなり、塩素濃度が濃ければ濃いほど、赤みが強くなるそうです。
このウォーターチェッカーを、
- 水道水
- 備長炭の浄水
- 煮沸した水道水
- 煮沸+備長炭の浄水
の4パターンで実験してみました!
備長炭は12時間おいたものを使いました。
煮沸はかんぜんに沸騰してから、さらに5分間煮沸しています。
水道水のカルキ(残留塩素)ウォーターチェッカーで調べてみた
まずは基準となる水道水。
これでどのくらい赤くなるのでしょうか?
コップにとって、ウォーターチェッカーを入れてみると…
お〜、かなり赤くなりました。
粉剤をいれてすぐに赤く反応しだしので、やっぱり水道水はちゃんと塩素入っているんですねぇ。
ちなみに日本の法律では、水を安全に家庭に届けるために、蛇口から出る水はすべて塩素が残っている状態にしなければいけないそうです。
意地悪で塩素をいれているわけではないんですね(笑)
備長炭浄水のカルキ(残留塩素)をウォーターチェッカーで調べてみた
続いて備長炭の浄水。
これで効果なかったら問題だぞ…。
では、ウォーターチェッカーを投入してみると…
あ!ちょっと薄い!
塩素はまだ残っているものの、かくじつに軽減されているようですね。
わたしの味覚はそれなりに正しかったようです。
良かった〜(笑)
煮沸した水道水のカルキ(残留塩素)をウォーターチェッカーで調べてみた
続いて煮沸の実力も検証してみましょう。
ただ沸かすだけで、ほうんとうに塩素は消えてくれるのか?
その結果は…
…え!?
透明じゃん。
なんと煮沸した水道水のほうが、備長炭の浄水よりも塩素が少ないことがわかりました!
煮沸、強い!
ってことは、別に備長炭を買わなくても(塩素に限って言えば)美味しい水は手軽に飲めるわけですねぇ。
煮沸+備長炭の浄水のカルキ(残留塩素)をウォーターチェッカーで調べてみた
最後に念の為、備長炭の浄水を煮沸してみました。
結果はもちろん…
うん、こちらももちろん透明ですね。
塩素はないようです。
【結果】煮沸すれば塩素はなくなる
4つのグラスを並べてみました。
煮沸しない限りは、備長炭でも塩素が残ってしまうのは残念ではありますが、備長炭オンリーでも煮沸に比べて、
- 冷水をすぐに飲める
- 手軽
などといったメリットがあります。
なのでわたしは「備長炭浄水」と「煮沸 備長炭 浄水」を併用する感じで行こうかなと思います。
あとは、今回実験しませんでしたが、煮沸しなくても水に対して備長炭の量を増やしすれば、もう少し塩素が減るかも知れません。
また煮沸するにしても、備長炭浄水のほうが水道水よりも煮沸時間が短くても良いのではないでしょうか。(今回は両方5分の煮沸)
なにはともあれ、備長炭で一定の浄水効果が認められ、煮沸すれば塩素はなくなることがハッキリとわかりました。
あとは手間と量との兼ね合いですが、わたしのライフスタイルからするとこれで十分かもしれません。
気に入っていなかった浄水器を断舎離できて満足です!
以上、参考になったら嬉しいです。
煮沸、最強↓
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