丁寧な暮らしの「あるある」を集めてみました!
「丁寧な暮らし」という言葉は、暮らし系メディアでよく用いられます。
明確な定義は存在しないのに、漠然と”それっぽい”イメージは世間に浸透していますよね。
この記事では雑談がてら、
丁寧な暮らしをしている人が、やってそうなこと
をわたしの知る限りご紹介します。
またそういったイメージをまとめて、わたしなりの丁寧な暮らしの定義についてもご紹介します。
丁寧な暮らし あるある14選
ハンドドリップコーヒー
これはめちゃっくちゃイメージあるんじゃないでしょうか!?
豆からコーヒーを挽いて、ドリップコーヒー。
時間はかかるけど、そのゆったりした時間が有意義…。
ご多分に漏れず、わたしも毎日ハンドドリップしています(ミルは電動ですが)
ドリッパーは特にケメックスが人気のイメージ。
実はリーズナブルに美味しいコーヒーを飲むには有力な手段なので、ふつうにおすすめできます。
ハーブティー
コーヒーは定番でありつつ、カフェイン絶ちしている人も多い。
そんな人は体を温めたり、気分がスッキリするハーブティーを嗜んでいるイメージ。
なんなら家庭菜園で採れた自家製ハーブを使っている印象も。
土鍋でご飯
炊飯用に限らず、土鍋は必ず所有しているイメージ。
わたしも土鍋でご飯を炊いています。
しかし思うのは、炊飯器とのいちばんの違いは電気かガスかの違いだと感じます。
やっぱりガスのパワーってすごくて、ふっくらした炊飯には強い火力が大切なんですね。
ふつうの鍋でも炊飯できるので、ちょっと試してみて欲しい。
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ぬか漬け
わたしは2回チャレンジして、2回挫折しました(笑)
味は大好きなんですが、ちょっと毎日追い立てられちゃって、忙しさを感じてしまう。
ぬか漬けをちゃんとできる人は、丁寧な暮らしの才能があると思う。
※追記 再び挑戦↓
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洗濯はせっけん
繊維を選ばず環境負荷が低い石鹸は、丁寧な暮らしと相性が良い。
多少の手間はかかるけど、洗浄力は抜群です。
とは言え、わたしは粉石鹸を泡立てるのはめんどうなので、液体せっけんを使っています(笑)
関連記事:ミニマリストの洗濯洗剤は重曹と洗濯せっけん。おしゃれ着洗剤はいらなかった
服は天然繊維
せっけんと一番相性が良いのはやっぱり天然繊維。
コットンがふわっと柔らかく仕上がるのは、小さな幸せを与えてくれます。
年齢を重ねると化学繊維より天然繊維が好きになると言いますし、ちょうど丁寧な暮らしに興味を持ち始める頃、肌が求めるかもしれませんね。
ボーダー・おかっぱ・生成り
Tシャツはボーダー、髪型はおかっぱ、服の色は生成り(オフホワイト・ナチュラル)。
わたしが思うに、ボーダーを選ぶのは「無地より気分上がる、けどシンプル」だからではないでしょうか。
おかっぱは多分、ホームカットしやすいから。
生成りはコットンの元々の風合いをイメージしたものだからナチュラルっぽいし、ホワイトより汚れや洗濯黄ばみが気にならない。
意外と実用的な理由があるのかもしれません。
掃除はホウキ・水拭き
ホウキで丁寧に掃除すると、ルンバに任せっきりの人に分かれる気がする。
ホウキはたしかに時間はかかりますけど、壊れることもないし、それ自体のメンテナンスもほぼ必要ない。
自宅がすっきり片付いている人は、かえってホウキで掃除したほうが良かったりするのかも。
器は焼き物
あまり100均の食器を使っているイメージはないですよね。
作家さんが手作りした焼き物がやっぱり気分が上がる。
焼き物と言っても、実は手に取りやすい価格のモノも多い。
また電子レンジや食洗機に対応したものも多いです。
あんがいふつうに取り入れやすいと思います。
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無印良品
無印良品のやさしげなブランドイメージから、丁寧な暮らしを志向する人は手に取ることが多いのではないでしょうか。
爽やかなデザインと抜群の使い勝手が両立した無印良品はやっぱり良いですね。
実はプラスチックの収納グッズだけでなく、天然素材のものも多いので、そういったグッズは特に好まれそう。
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花を飾る
観葉植物より、生花を飾る方がなんとなく丁寧な暮らしっぽい。
観葉植物はあるていど放置できるのですが、生花をゆっくり楽しむには遅くても2日おきには水を変えないと。
それだけの余裕があるってことは、やっぱり丁寧な暮らしができている証拠なのかな。
手書き
手帳や日記、手紙など。
わたしは字が下手で萎えるので、ぜんぜんやりませんが(笑)
達筆で美しい言葉を綴れる人は羨ましい…。
ヨガ
特に朝活とかモーニングルーティンでヨガしがち。
ストレッチと少しの筋トレが入ったヨガは、やっぱりやってみると整った感じはするんでしょうか。
もっぱら女性が多いイメージ。
移住
これらの丁寧な暮らしを極めようとすると、ローコストで生活でき、土地に余裕がある場所が望ましいですよね。
田舎に移住して、家庭菜園から本格的な畑や田んぼにレベルアップ。
自然の中、山菜採集や魚釣りをしたり。
橋本愛さんが主演した映画「リトル・フォレスト」なんかがすごくイメージに近い。
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そもそも「丁寧な暮らし」とは?
言葉を広めた松浦弥太郎さん
「丁寧な暮らし」という言葉が一般によく知られるようになったのは、松浦弥太郎さんの存在が大きいと思います。
松浦さんは2015年まで暮しの手帖の編集長を務めていました。
「ていねい」をキーワードにした書籍をいくつも出版しています。
おおむね、松浦さんが発信してきたことが今日の丁寧な暮らしの元ネタと考えてよいのではないでしょうか。
松浦さん以前から存在していた言葉だと思いますが、松浦さんが再定義し発信した功績は大きいです。
丁寧な暮らしとは「よく噛んで味わうこと」
そんな松浦弥太郎さんが伝える「丁寧な暮らし」や、いろんな人の発信をわたしなりに解釈すると、丁寧な暮らしとは
よく噛んで味わうこと
だと思います。
食べるメニューどうこうよりも、あくまで味わうことが大事。
だから別にカップラーメンでもポテトチップスでも、よく噛んで味わえば、少しだけ丁寧な暮らしに近づきます。
逆にインスタグラムの「#丁寧な暮らし」に出てくるようなカラフルでおしゃれな料理だとしても、ガツガツと貪ればそれは丁寧とは言えない。
強引に「丁寧な暮らし」の対義語を考えると、それは「貪る暮らし」と言えるでしょう。
ここで「よく噛んで味わう」の解釈を広げて、いろんな事柄に当てはめてみます。
すると結果的に「#丁寧な暮らし」とか「あるある」の表現に近づいていく。
例えば服です。
トレンドだからと着ない服を買い漁ることは、ファッションを貪っていないか?
1着1着をしっかり味わおうとしたら、やっぱり数は少なくなるし、洗濯もアイロンも丁寧にするのではないでしょうか。
例えば掃除。
掃除機でガーッとホコリを吸うのは誰でもやりますが、這いつくばって水拭きをしてみる。
すると直立しているときは気づかなかったホコリの存在に気づきます。
掃除という行為を味わおうとしたら、やっぱり水拭きのほうが良さそうです。
例えば人間関係。
SNSで節操なく広がっていく人脈よりも、近しい人とマメにコミュニケーションを取りたい。
丁寧な暮らしをする人が手紙をしたためるのは、コミュニケーションを限りなく丁寧にしようした結果の自然な帰結だと思います。
つまり丁寧な暮らしは、オシャレな見た目が大事なわけじゃなく、それが出来上がるまでの道のりを味わって、楽しんでいるかどうかが大事です。
結果より過程。
見栄えより心映えが、丁寧な暮らしのキーポイントになってきます。
なぜ?→美味しく食べたいから
では丁寧な暮らしをする人は、なぜそれをするのか?
先ほどの「よく噛んで味わう」の比喩に当てはめると
美味しく食べたいから
だと言えるでしょう。
ズバズバと一気に食べても美味しいものは美味しいですが、深く味わい、感動するためには食べる人の態度が大切です。
よく「外で食べるとなんでも美味しい」なんて言いますよね。
ピクニックに行くにしても準備と手間が必要です。
逆に言うと準備と手間があったからこそ美味しいし、感動があり、きっと思い出にも残るはず。
それが「丁寧な暮らし」の醍醐味なんだと思います。
特にクリエイティブを生業としている人の場合、この感動することがとても大切になってきます。
クリエイティブの源泉とは、なにかに気づくこと。
見落とされている美しさ、楽しさ、快適さに気づくことです。
その時、「丁寧な暮らし」は自分の感性を鍛える有力な手段にもなり得ます。
よく観察すると、「丁寧な暮らし」を試みているのはクリエイティブ職の人が多い。
それはやっぱり、日頃から感性を大事にする習慣があるからでしょう。
丁寧な暮らしの始め方
「見栄えより心映え」とは言ったものの、とりあえず形から入るのが現実的。
ここで紹介した「あるある」を真似してみてください。
またわたしがよく拝見している「暮らし系YouTuber」もまとめてあるので、そちらも参考にしてみてください。
関連記事:人気の暮らし系YouTuber8選!Vlogで癒やされる。おしゃれで真似したくなる【おすすめ】
そして真似しながらも、ぜひ事あるごとに、
「よく噛んで味わっているか?貪っていないか?」
をセルフチェックしてみて欲しいです。
その心構えがあれば、きっと自分らしい丁寧な暮らしが少しずつ出来上がっていく。
それこそ”丁寧”に、焦らず自分で感じて考えながら、理想の暮らしをつくっていって欲しいと思います。